ウルトラマンフレイス   作:サザンクロスじわさんZ

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ジオウ、ソウゴが未来の自分と対面したし、ディケイドかっこいいし、どんどん面白くなっていくなほんま。


第30話 幻の雪男(バルダック星人ケイン、氷超獣アイスロン、雪女怪獣スノーゴン登場)

「小雪!いや、スノーゴン!まだその時ではない!早まるな!」

怪獣化した小雪を見て、ケインは慌てた。

フレイスはスノーゴンとアイスロンにより、挟み撃ちのような状態で立っていた。

スノーゴンはフレイスめがけて、口から冷凍ガスを発射する。

フレイスはそれを喰らって、地面にしゃがみ込んだ。

だがここでフレイスは氷漬けになった隊長とミカめがけて、ホットシャワーを放って氷を溶かす。

「く…、俺たちは…」

「隊長!ウルトラマンです!」

ミカはフレイスを見て叫んだ。

 

スノーゴンは再び冷凍ガスを放つ。

そして、それとほぼ同時にして、アイスロンも冷凍光線を発射した。

フレイスは地面に倒れ込む。

カラータイマーの点滅は既に始まっていた。

さらにスノーゴンは両手からも冷凍ガスを放ってきた。

「まずい!ウルトラマンが苦戦しています!」

ミカは言う。

だが隊長は別の心配をしていた。

「おい、ツバサの奴はどうした?」

するとミカもそれに気がつく。

「そういえば…、姿が見えないですね…」

 

しかしその時、フレイスはとうとう2大怪獣の攻撃により、とうとう全身氷漬けになってしまったのだ。

そんなフレイスをスノーゴンとアイスロンは何度も踏みつけていた。

 

「ちくしょう…!」

それを見た隊長は2体めがけてレーザーガンを撃った。

レーザーはアイスロンに命中し、アイスロンは倒れ込む。

だがそれにより、スノーゴンに見つかってしまった。

スノーゴンはゆっくりとこっちに向かって歩いてくる。

「しまった…、あいつに見つかったぞ!」

南部とミカはレーザーガンを撃ちながら後退を始めた。

だがその時だった。スノーゴンの前にケインが現れた。そして言った。

「もういい、小雪、そいつらには構うな」

 

スノーゴンは南部達が完全にいなくなるのを見届けると、小雪の姿に戻った。

そして、ケインの元に駆け寄った。

「ねぇ、ケイン!やったわ!ウルトラマンを倒したのよ!」

だがケインはなんと、小雪を殴り倒したのだ。

「なっ、何をするの!?」

「貴様…、ここは戦場だ。個人の勝手な行動は許されんぞ!」

ケインは静かに言った。

「で、でも、勝ったじゃない!」

小雪も負けじと言い返す。

「勝ったからなんだというのだ!お前がこれからも同じようなことを続けていればいずれ我らは自滅することになる。戦場では俺に従え、いいな」

ケインはそう言うと、小雪に背を向けて歩き始めた。

「行くぞ、いつまでそこに倒れてるつもりだ」

 

一方、南部、ミカの2人は雪の降り積もった。すっかり無人になった高架下で、基地に残っているショウ、シンペイに連絡を入れる。

「ウルトラマンが倒れた。ツバサも行方不明だ。すぐに現場に来てくれ」

南部はそう言った。

すると、シンペイは答える。

「それなら既に、ほかの隊とも合同で、既に東京奪還作戦が進行しています」

「なんだ?それは」

南部はきいた。

「見ていてください」

シンペイがそう言った瞬間、上空を3機のスターイーグルが飛んでいった。

 

その光景は、ケインと小雪もビルの屋上から見ていた。

「また人間たちよ…。どうする?」

小雪が訊いた。

「当然だ。アイスロン、撃ち落とせ!」

ケインはそう司令をした。

アイスロンはスターイーグル達に向かって冷凍光線を放つ。

だがスターイーグルは次々とそれをかわしていった。

アイスロンはそれを追って、どんどん歩いていく。

それを見ていたケインはあることに気がついた。

「奴ら…、アイスロンをウルトラマンから離そうと…」

そして、命令した。

「アイスロン!奴らには構うな!ウルトラマンの所を離れるんじゃあない!」

アイスロンは踵を返すと、フレイスのもとへ戻っていった。

 

「ダメだ…!失敗です!作戦に気づかれました!」

その映像を見ていたミカは言った。

だが南部はそれでも言った。

「いや、いけるぞ。まだいける!超獣ごとウルトラ粒子砲を照射するんだ」

「そんな無理矢理な方法…」

通信機の向こうでショウは呟く。

「いいや、やってみなきゃあ分からないだろう?」

再びスターイーグルはアイスロンへの攻撃を開始する。

「アイスロン!構うな!」

ケインは言う。

だがその時だ。

その中の一機が光線を貯め始めたのだ。

「ケイン…あれ…」

小雪がそれを恐る恐る指さす。

「なんだ…、何をする気なんだ!?だがまずいぞ!これは非常にまずいぞ!アイスロン!冷凍光線だぁぁぁぁぁ!!!」

アイスロンとウルトラ粒子砲はほぼ同時に放たれた。

そして、それは空中で大衝突する。

威力はほぼ拮抗していた。

「まだだ…、まだいけるぞ!」

「アイスロンちゃん!負けないで!」

ケインと小雪は声援を送る。

一方、南部とミカも声援を送っていた。

「いいぞ!そのまま押し返せ!」

「頑張ってください!ウルトラマンのためにも!」

 

やがて、ウルトラ粒子砲が冷凍光線を圧倒し始めた。そして、それはアイスロンの体を貫通し、背後のフレイスの、カラータイマーに直撃する。

アイスロンは爆発し、そして…。

 

フレイスはゆっくりと立ち上がった。

 

「そ…、そんな…」

小雪は呟く。

「く…、アイスロンが…、やむおえん…、ならばこのバルダック星人ケインが相手をしてやろう!」

だが、そんなケインを小雪は引き止める。

「待って、それなら私も行くわ」

「待て…、お前は…」

「いいや、どうしても行く!私を残していくなんて許さない!」

「そうか…、ならば行こう…」

 

フレイスの前に、スノーゴンとバルダック星人が現れた。

「デュア!」

フレイスは構えをとる。

それと同時に、バルダック星人とスノーゴンも構えをとった。

そしてスノーゴンのが先に突進した。

だがスノーゴンはフレイスのキックをくらい倒れ込む。

その直後、バルダック星人はフレイスに飛びかかり、地面に押さえ込んだ。

立ち上がったスノーゴンがそれに冷凍ガスを浴びせる。

フレイスはバーニングモードにタイプチェンジした。

そして、バルダック星人をスノーゴンの方へ投げ飛ばした。

2体は折り重なって倒れる。

そしてそこに目がけて、バーニングショットを放った。

バルダック星人とスノーゴンは爆散した。

 

「やったぞ!」

南部とミカが歓声をあげてハイタッチをした。

しかしここで誰かを忘れているのに気がつく。

「そういえば…ツバサくんは…」

ミカが言った時だった。

「おーい!」

向こうからツバサが手を振りながら走ってきたのだ。




今回は、王道パターンの終わり方でした。そういえばまだこの作品、スペースビーストを出てないなってことで、次回は多分ガルベロスを出します。お楽しみに
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