ウルトラマンフレイス   作:サザンクロスじわさんZ

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第4話です。今回は既存のウルトラ怪獣より、ツインテールを登場させようと思います。(あるLINEグルでなんの怪獣出してほしいか聞いたところツインテールとガンQの名があがったので。ガンQもそのうち出す)


第4話 古代からの挑戦(古代怪獣ツインテール登場)

あるビル工事現場…。

そこの作業員があるものを見つけた。

「おい、あれを見ろ」

彼は仲間に呼びかける。

仲間が数人集まってきて彼の指さす方向を見る。

するとそこには土が掘られて窪地になった所に白いドーム型の物体があったのだ。

「あれは…、卵みてぇだな」

そのうちの一人が言った。

「怪獣か?怪獣の卵か?」

「だとしたらZETAに連絡せにゃならねぇ」

 

ZETA日本支部南部隊に東京のビル工事現場に怪獣の卵らしきものが見つかったとの出動要請が出る。

「南部隊、総員出撃!」

「了解!」

「あれが…、卵か」

工事現場は一気にZETAの作戦本部となっていた。

「そうです。どうやら昨日までの大雨で上の土砂が洗い流されて出現したみたいで…」

作業員は言った。

「なるほど…」

作業員の話を聞いてメモをとっているのは黒田キョウスケ隊員だ。

一方、作戦本部のテント内では直江ミカ隊員が卵の内部を超音波によって解析していた。

「どうだ?何かわかったか?」

南部隊長は訊く。

「はい、しかし驚きました…、こんな古代の生物が…」

「どうした?」

「まず、この卵の持ち主、おそらくツインテールと呼ばれる古代に生息していた甲殻類の1種です。しかも本来ツインテールはここまで巨大な個体にはならないはず…」

隊員全員がテント内に集められた。

「我々はこれより、ツインテールをどうするかについて話し合う」

南部が言った。

「しかしどうするかと言ってもなぁ。孵化させちまったらあれだけの大きさだ。東京が大変なことになる」

有馬ショウ隊員が言った。

「でもどうするっていうの?卵を破壊する?」

朝倉ミハル隊員は言った。

「まぁ必然的にそうなろう。しかしあの卵はかなりの硬度を持っていることが分かっている。並の兵器じゃ壊せまい」

南部が言う。

「MN爆弾があります」

竜ヶ崎ツバサ隊員は言う。

「しかしあの兵器はまだ完成しきっているとは言えず…」

南条シンペイ隊員が反論した。

すると、ミカが言った。

「しかし今の威力でもあの卵を破壊する程度の力はあります」

「なるほど…理解した」

そして隊長は決断をくだした。

「よし、MN爆弾を使用する」

卵にはたくさんのコードのようなチューブが付けられている。

そしてその様子は作戦本部のテントの中のモニターに映されていた。

「MN爆弾着火準備整いました」

ミカが言う。

「よし、MN爆弾、着火!」

南部が指示を出した。

ミカは次々とスイッチを入れていく。

「OK!着火3秒前!3…2…1…」

 

卵は大爆発をする。そしてあとかたもなく消え去った。

 

…はずだった。

しかしなんとさっきまで卵のあった場所、そこには怪獣ツインテールが孵化をして現れたのだ。

 

「な…、馬鹿な…」

ツインテールは尾のある上部をじたばたさせながら前進を開始する。

「まずいっ!やつは市街地の方へ向かっていく!」

隊員達はテントから外へと勢いよく飛び出していく。

そしてレーザーガンを構えるとツインテールに向かって撃ち始めた。

しかし当然のことながら全く効いていない。

ツインテールは周辺の建物を破壊しながらどんどん進んでいく。

そんな中だった。中くらいの大きさのビルの屋上に取り残されたのだろうか。1人の少年がいるのをツバサは発見した。

「隊長!あそこに人が!」

ツバサはそう言うなり駆け出した。

「おい!待て!」

「ダメです隊長、彼はああなってしまったらもう聞く耳を持ちません」

キョウスケが言う。

少年がいるビルにツインテールが迫っている。

しかし少年は一眼カメラを構えて一向に逃げようとしないのだ。

「おい!何やってる!逃げるんだ!」

ツバサもビルの屋上に上がってきた。

少年はゆっくりとこっちを振り返った。

「お兄さん、ZETAの人?」

ツバサの制服を見て少年は訊いた。

「そうだ。ほら、危ないから逃げよう」

ツバサは少年の手を掴む。

しかし少年はその場を動こうとはしなかった。

「おい、どうした?逃げるぞ」

すると少年は言った。

「お兄さん、僕に怪獣の写真を撮らせてください」

「なぜ、危ないぞ」

「分かってます。でも僕、撮りたいんです」

ツバサはしばらく考えてから言った。

「わかった。だがあと3枚だけだぞ」

「ありがとうございます!」

少年がカメラを構えた隙に、ツバサは近くの貯水タンクの陰に隠れた。

そして、天に向かってフレイスフラッシャーを掲げた。フレイスフラッシャーは展開し光がほとばしる。

 

「デュアッ!」

フレイスは登場すると共にツインテールに飛び蹴りを浴びせた。

ツインテールは一瞬たじろいだが体制を立て直すと2本の触手でフレイスの首を絞めた。

フレイスは触手を掴んで引きちぎろうとしたが相手の力のが強かった。引きはがせすらしない。

そこでフレイスは赤と金色のバーニングモードへとタイプチェンジをする。そして、ツインテールの触手を引きちぎったのだ。

「デュアッ!」

ツインテールから離れるとフレイスは 独特の構えを取った。

それから腕をL字に組むとバーニングショットを放った。

ツインテールは爆散した。

 

「どうだったか?撮れたか?」

戦いが終わるとツバサは少年のところへ行き、訊く。

「はい、見てください」

少年が写真を見せると、それは3枚ともフレイスの写真だった。

「お前…、本当に撮りたかったのは…。ウルトラマンだったのか?」

ツバサは訊いた。

少年はちょっと照れくさそうにうなづいた。

「怪獣を撮ってればきっと現れると思っていました」

「ったく、無茶するぜ」

そう言ったあとツバサは訊いた。

「そういや、まだ名前も聞いてなかったな。名前は?」

「結城ケンタっていいます」

「そうか…、俺は竜ヶ崎ツバサだ。よろしくな」

ツバサとケンタはかたく握手をした。

「まったく、本当に無茶してくれるわね」

仲間たちのもとへ戻ると真っ先にミハルにそう言われた。

「竜ヶ崎、あまり勝手なことはするなよ」

隊長も言う。

「すいません…」

「まぁいい、無事でよかった」

その姿を陰から見つめる3人の人物がいた。

「あれが…、この星におけるもっとも注意すべき敵か…」

その中の一人、サラリーマン風の見た目の男が言う。

「まぁ、私の手にかかれば瞬殺よ」

大学生くらいの年齢に見える女が言った。

「ユタ、だがあまり油断しすぎるなよ。その油断がお前を破滅に導くかもしれん…」

緑の服を着たスポーツマン風の男も言う。

「ロード?私の実力を知らないっていうの?」

ユタと呼ばれた女は食って掛かる。

「まぁ良い、結果倒せれば良いのだ」

サラリーマン風の男は言った。




以上です。ちなみにケンタくんはこれ以降もたまに出そうと思ってます。それで昭和2期シリーズのレギュラー陣の少年みたいな感じのポジにできたらいいなぁと思ってます。
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