ウルトラマンフレイス   作:サザンクロスじわさんZ

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ウルバトでまさかのピッコロが参戦するらしいっすね、もう俺はあのゲームに何が参戦しようが驚かない←


第41話 漆黒の巨人(巨大蜘蛛怪獣グモギラス、ウルトラマンデストネス登場)

フレイスは怪獣の糸に巻き取られ、じりじりと引き寄せられていった。

そこでフレイスはバーニングモードにタイプチェンジをする。

「デュゥゥア!」

フレイスは勢いよく糸を引きちぎった。

そして怪獣に蹴りをあびせる。

怪獣はバランスを崩して、そのまま地面に倒れ込んだ。

そんな怪獣をフレイスは持ち上げると、空中に投げ飛ばした。

そして、腕をL字に組んで、バーニングショットを浴びせる。

怪獣は空中にて爆散した。

それを見ていたカズトがつぶやく。

「そうか…、やってしまったか…ウルトラマンよ…。ならば次はこの俺の番だ!」

そして、金色のブレスレットをはめた左腕を天に突き上げる。

ブレスレットから漆黒がほとばしり…。

 

フレイスは怪獣が倒されるのを見届けると、ツバサの姿に戻ろうとした。

しかしそこで、地上から漆黒の光柱が立ち上がり、そこから見たこともないウルトラマンが現れたのだ。

その体色は黒と黒みがかった銀色、そして、目は赤く鋭くつり上がり、額には巨大な紫色のクリスタルがはまっていた。

フレイスは黒いウルトラマンに向き直った。

黒いウルトラマンはフレイスに向かって無言でファイティングポーズをきめる。

そして、こっちに向かって突進してきた。

フレイスはその拳を受け止めようとするが、相手の方が一足早い、黒いウルトラマンの拳がフレイスの顔面に命中した。

フレイスはそのまま地面に倒れ込む。

しかし、黒いウルトラマンはそんなフレイスの首を掴んで立ち上がらせると、そのまま地面から持ち上げた。

そして勢いよく地面に叩きつける。

フレイスのカラータイマーが点滅を開始した。

「あのウルトラマンは…、一体…」

その光景を見ながらミハルが呟いた。

するといつの間にか近くに来ていたアスハが言う。

「ウルトラマンデストネス…。先生が変身したウルトラマン…」

「く…、お前は…、何者なんだ…」

地面に倒れ込んだフレイスの中でツバサが言った。

「俺か…、俺はウルトラマンデストネス!怪獣を虐殺する貴様に制裁を加えるもの!」

デストネスはそう答える。

「そ…、その声は…!」

「そうだ。人間の時の名は、西園寺カズト…。怪獣研究家だ!」

そう言うとデストネスはフレイスを思いきり蹴り飛ばした。

フレイスは吹っ飛ばされ、近くのビルに倒れ込む。

「ちくしょう…、お前は…、お前は…!」

フレイスはそう言うと立ち上がって、シャイニングモードの姿に戻った。

「ほう?まだ向かってくるのか。だがこんなこともできるんだぜ」

デストネスはそう言った瞬間に、漆黒に包まれ、次の瞬間、フレイスがさっき倒した怪獣の姿に変身したのだ。

「か、怪獣になりやがった…!」

怪獣の姿のデストネスは目から次々と光弾を発射してくる。

フレイスはそれをくらって再び、倒れ込んだ。

「さらに…、タイラントはどうだ!」

デストネスはさらに別の怪獣の姿になる。立ち上がろうとしたフレイスを鎌と鉄球で打ち付けた。

フレイスはまたしても倒れる。

だんだんとカラータイマーの点滅が速くなってきた。

「どうした?もうエネルギー切れか?それなら…これで決める…。ルガノーガー!!」

デストネスは今度は、両腕も顔になった悪魔のような見た目の怪獣に変身した。

そして、その怪獣、ルガノーガーは尻尾の先にある棘をフレイスの背中に突き刺したのだ。

フレイスから残り少ないエネルギーがだんだんと吸い取られていく。

そして…。

しばらくするとフレイスは光に包まれて消滅した。

「見たか!この俺の力!怪獣たちの恨みの力をォォォ!!!」

デストネスはそう言うと元の姿に戻る。

そして、漆黒に包まれると消え去った。

 

ツバサは全身に傷を負って、瓦礫の中に倒れていた。

「ツバサぁぁぁ!!」

そこに、ミハルがツバサを探して現れた。

そして、ツバサのことを見つけると駆け寄った。

「ツバサ!」

「いててて…」

ツバサが痛みに顔をしかめながら起き上がると、ミハルはなんとそのツバサにビンタをくらわした。

「いって!何するんだ!」

「このバカぁ!一体私たちがどれだけ心配したと思ってるの!?1人で抱え込んだりして!おまけにこんなにボロボロになって!ウルトラマンだからってヒーロー気取りしてるんじゃあないわよ!!」

そう言いながらもミハルの声は涙ぐんできていた。

「それは…、ごめん…、なんか…、なんて言ったらいいか…」

「ごめんじゃあないわよ!!ほんとに…、この…、この…」

ミハルはだんだんと言葉が出なくなってきた。

そして、半泣き状態でツバサに抱きついた。

「この…、この…」

小声になりながらもそれだけを言い続けている。

ツバサはそんなミハルをそっと抱き返した。

 

それからしばらくして、ZETA基地内にある医療施設のベッドにツバサは寝かされていた。

その周りには、南部隊のメンバーが全員立っていた。

「いつから…、気づいていたんですか?俺が…、ウルトラマンだってことは…」

ツバサは口を開いた。

「もうだいぶ前から、みんな気づいていた…。なぜ今まで黙っていたんだ?」

南部隊長はそう言った。

「いや…、その…、正体をばらすことによって…、みんなに…、身近な人たちに危険が及ばないかなって…思ったんです。すいません…」

「そうか…、だがここにいるメンバーは皆そうだ。いざという時の覚悟は、皆できている」

南部はそう言う。

「そうですね…、すいません…」

ツバサは謝った。

「いいや、俺たちもお前の正体を知っていて黙っていた。お互い様だ」

「 ありがとうございます…。それから…、これからはフレイスと呼んであげてください。それが…、彼の…、ウルトラマンの本名ですから」

「了解した」

南部はそう答えた。

 

その頃、カズトはアスハと共に、ある山中を歩いていた。

アスハがハイキング用の服装をしているのに対し、カズトはいつもと変わらず、黒いコート姿だ。

「先生!待ってください!そんな恰好なのにはやすぎます!」

アスハは息を切らしながら、カズトのあとをついてきている。

「いいか、こういう時において重装備なんてもんはいらない、そしてそうだな。いるのはひとつの心と、口ずさめる歌があればいいんだ」

そして、辺りが見渡せる高台へと上りついた。

アスハもすぐにそこへとたどり着く。

「見ろ、新しいサンプルだぞ…」

目前には、ツノのある、4本足のドラゴンのような怪獣と両手が鞭状になった黒っぽい色の怪獣が戦う光景が広がっていた。




正体バレ回でした。まぁラスボスは出てきたけど最終回はまだです。ご了承ください。ちなみに最後に出てきた怪獣はキングザウルス三世とガギのつもりです。
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