ウルトラマンフレイス   作:サザンクロスじわさんZ

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本日から最終話まで、めっちゃ連続投下しようと思いますので、多分前書き後書きはカットになるかも、あと1日何話も投稿されてても驚かないで


第42話 対話(ウルトラマンデストネス登場)

ツバサは誰もいない荒野を歩いていた。

空は赤く染まり、風が吹きすさんでいる。

不意に、上空から、デストネスが現れ、地面に着地した。

それを追うようにしてフレイスも現れて着地する。

そして2人のウルトラマンは戦闘を開始した。

すると次の瞬間、ツバサの周りの景色が一変、最初にフレイスと一体化した時のような光に包まれた空間が広がっていた。

「ツバサ…」

フレイスは言った。

「フレイス…?」

「とうとうこの時が来てしまった…。デストネスは…我々の故郷を滅ぼした裏切り者だ…」

ツバサはそれを黙って聞いていた。

フレイスは続ける。

「やつは全ての生命体を憎んでいる…。恐らくはあのデストネスに変身する男も奴に利用されているだけに過ぎないだろう…。だから言わせてもらう。この地球に生きる。いや、宇宙に存在する全ての生命を救うのだ。ツバサ…。私と共に」

「わかった…!ありがとうフレイス…。これからも一緒に…。戦ってくれ!」

 

ツバサはZETA基地内の医療施設のベッドから起き上がった。

そして、フレイスフラッシャーを取り出すと、それを見つめる。

「フレイス…、行こう。最後の戦いだ」

 

一方、カズトの住むアパートの前を水色っぽい服装のアスハが箒ではいていた。

その近くを自転車に乗った老人が通りかかる。

「うわぁぁぁ!!」

老人は近くに並んでいた植木鉢達に突っ込んで転倒する。

「いててて…」

「あの…、大丈夫ですか…!?」

アスハが老人に駆け寄った。

「いやぁ…、済まない済まない…。どうもこの自転車とかいう乗り物には慣れなくってなぁ」

老人はそう言いながら立ち上がった。

「えーと、ところでこれは…、この植木鉢は…君の家のかい?」

「はい、そうですが」

「それは済まないことをしたなぁ。お詫びに、はい、メトロン茶」

老人はどこからともなくカラフルなお茶の缶を取り出して、アスハに渡した。

「あ、ありがとうございます…」

「えーと、ところで、怪獣研究家の西園寺先生の家は…ご存知かな…?」

アスハはそれを聞いて得意げに言った。

「ご存知も何も!この私、松前アスハ!西園寺先生の助手を務めております!!」

「先生〜!お客様ですよ〜!」

アスハはそう言いながらカズトの家に入っていった。

その後ろから老人もついてくる。

しかし返事がない。

「えーと、先生?」

アスハはカズトの仕事部屋を開ける。

するとそこには、山のように積まれた本の中に、カズトが埋もれていた。

「あの…先生!?」

アスハが慌ててその中からカズトを掘り出す。

「あぁ、悪い悪い、昼寝してたらいきなり本が崩れてきてね…」

カズトはそう言いながら起き上がった。

「あのですね。あんなに散らかすなと言ってるじゃあないですか。いつも!…あと、お客様です」

老人はカズトと目が合うと軽く会釈した。

カズトと老人はちゃぶ台を置いた部屋で、互いに向き合って座った。

アスハは廊下の陰から心配そうにその様子をうかがっている。

「それで…、まず、自己紹介からいきましょうか」

カズトはそう言った。

「いやいや、その必要は無いよ。私は君のことは結構存じ上げている」

「では…君は?」

カズトは訊いた。

「この姿より…、本来の姿のが話しやすいかな」

老人はそう言うと、一瞬でメトロン星人の姿へと変化する。

「ひゃっ」

それを見ていたアスハは驚いて軽く声をあげた。

「アスハ、見ていたのか。あっちへいってなさい」

カズトは優しくそう言った。

「分かりました」

アスハは立ち去る。

「さて、ところで…。宇宙人がこの俺になんの用かな?」

カズトは気を取り直して質問した。

「なぁに、では言わせてもらおう。デストネスの力を捨てろ」

メトロン星人は言った。

すると、カズトは笑いだした。

「ハッハッハ、何を言い出すかと思えばそんなことか、俺がそんなことで捨てるとでも?」

するとメトロン星人は言う。

「もう一度言う。デストネスはお前をただ単に利用しているだけだ。いずれお前自身はその力に捕えられてしまうだろう。それに…、やつの目的は地球上の生命、いや、宇宙の生命全ての抹殺にある。お前の目的とはかけ離れたものだ」

「なんだ、そんなことか。それならば俺はやってみせますよ。逆にこいつの力を利用してみせる。そして、怪獣たちを、ZETAやウルトラマンから守り抜いてみせる」

「そうか…、ならば致し方あるまい…。私は暴力は好まないから実力行使はしたりはしないが…。これだけは言わせてもらうぞ。どうなっても知らないならな」

そう言うとメトロン星人は立ち上がって、部屋を出ていこうとした。

そこで、部屋の入口に頭をぶつけて転倒する。

「痛たた…。この姿に戻ってたのを忘れていたよ…」

そして老人の姿に戻ると部屋を出ていった。

「おぉっと、お嬢さん、私はこれから帰ることにする。じゃあのっ」

老人姿のメトロン星人は自室でメトロン茶を飲んでいたアスハに声をかけた。

「あっ、宇宙人さん。見送ります」

そして、立ち上がると、メトロン星人の方へ歩いていく。

「先生、あぁ見えて強情なんです。でも、悪い人じゃあないんですよ。だからきっとウルトラマンの力だって…」

「な、なんで会話の内容を…」

するとアスハはニヤッと笑ってヘッドホンを取り出した。

「悪いとわかってても…つい」

「なるほど…」

そしてメトロン星人はアスハに向き直ると言った。

「だがもし…、もし彼がデストネスの力を制御できなくなったら…。きみがブレーキになってやってくれ。君はいい子だ。きっとできる」

「はい!」

 

一方その頃、四日市のコンビナートでは、2本の牙のようなものが生えた怪獣が出現していた。

それを迎え撃つのは、ゼータウイング、ショウとミハルが乗っている。

「あれか…、世界各地の石油コンビナートやタンカーを襲っていた怪獣ってのは…」

「そうね…、名前はたしか…ガビシェール…!」

「よし、行くぜガビシェール!!」

ゼータウイングが大量のミサイルをガビシェールに撃ち込んだ。しかしガビシェールはビクともしない。

ゼータウイングを見つけると、口から火炎を放射した。

ゼータウイングはそれを間一髪の所でかわす。

そして、ガビシェールの口元に、レーザーを浴びせた。

ガビシェールは怯んで後ずさる。

さらにゼータウイングは大量のミサイルを浴びせる。

ガビシェールはそれを喰らって爆散した。

「へっ、どんなもんだ!」

ショウが言ったが、次の瞬間、ゼータウイングのレーダーには新たなる敵が映っていた。

「来る…、しかもものすごいスピードで飛行してくるわ!」




ものすごいマイナーな怪獣ですがガビシェールは80の怪獣です。(((
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