デストネスの尖兵たちが、ZETA基地内の廊下を歩いていく。
だが前方に、ZETA隊員達が現れ、それを迎え撃った。
そんな光景があちこちで繰り広げられていた。
南部隊のメンバーも全員、戦闘に参加している。
ショウとミハルは格納庫で戦闘している。
キョウスケとシンペイは廊下で戦闘している。
そして、隊長とミカは管制室で戦闘をしていた。
「ダメだ!倒しても倒しても現れやがる!キリがないぜ!」
格納庫でレーザーガンをひたすら撃っていたショウは叫んだ。
「ええ、そうね、だったら、こうするわよ!」
ミハルはそう言うと近くのゼータイーグルに乗り込んだ。
「え!おい!何するつもりだ?ちょっ!」
ミハルはゼータイーグルのエンジンを起動させると、そのままレーザーを辺り一面にぶっぱなし始めた。
「待て!危ない!やめろ!」
ショウは必死に叫んだ。
するとミハルはそれを見て言う。
「大丈夫!ちゃーんと見えてるから!」
廊下で戦闘していたキョウスケとシンペイは敵に囲まれてしまった。
「まずいですねぇ!これは…」
シンペイは言う。
「いいや、だが幸運は我々に味方してくれてたみたいだぜ」
キョウスケはそう言うと天井のパイプに向かってレーザーを撃ち込んだ。
するとそのパイプから勢いよく水が吹き出したのだ。
デストネスの尖兵達は一瞬怯む。
「よし!強行突破するぞ!!」
「了解!」
2人はレーザーガンをひたすら撃ちまくりながら敵に突っ込んでいった。
一方、隊長とミカは管制室で、一際大きなデストネスの尖兵と遭遇していた。
敵はそいつ一体だけだがかなりの強敵だ。
「ダメだ…、レーザーが効きやしない…」
隊長はレーザーを撃ち込みながら言った。
そして、尖兵はいきなり突進してきたのだ。
「まずい!伏せろ!直江!」
隊長はミカをかばって伏せる。
2人のすぐ頭上を敵の長い爪がかすめた。
尖兵は攻撃をかわされると、今度は隊長に思いきり蹴りを入れる。
隊長が後方に投げ出された。
「隊長!」
ミカが叫ぶ。
だが次に敵は、ミカの首を掴んで持ち上げた。
「く…、でも…、ここで…、諦めるわけには…いき…ませ…ん…」
ミカはそう言うと至近距離からレーザーを何発も敵に撃ち込む。
敵はミカを離すと、ゆっくりと床に崩れ落ちた。
その頃、ZETA南部隊の部屋には、ミナがメトロン星人とアスハを護っていた。
そこに、突如、デストネスの尖兵がなだれ込んできた。
「とうとう、来たわね…」
ミナはそう言うと近くにあったレーザーガンを取り、相手に向かって撃ち込み始める。
しかし倒しても倒しても敵はどんどん入ってきた。
そして、その中の一体が、ミナのレーザーガンを叩き落としたのだ。
「なっ…」
そのままミナはその尖兵に首を掴まれる。
「相馬さん!!」
メトロン星人が叫んだ。
だがその時、ミナの首を掴んでいた敵は突如として、床に崩れ落ちる。
見ると、周りにはほかの尖兵たちも倒れていた。
そして、その中央に、点滴の棒を槍のように構えた病人服姿のツバサが立っていたのだ。
「ツバサくん!?」
ミナは立ち上がりながら言った。
「遅くなりました」
ツバサはそう言うと近くに落ちていたレーザーガンを拾ってミナに渡す。
そして、新たに部屋に入ってきたデストネスの尖兵を振り向きざまに、点滴の棒で倒す。
だがそれでもどんどんと敵は入ってくる。
「いきましょう!相馬さん!!」
「えぇ、もちろん!」
ツバサとミナはそんな敵集団に立ち向かっていく。
だが突然、デストネスの尖兵たちがその動きを停止した。
「なんだ…、いきなりスイッチが止まったかのように…」
ツバサは棒を構え直しながら言った。
すると、部屋の大モニターにZETA基地の前に現れたデストネスの姿が映し出されたのだ。
「前夜祭は終わりだ。これからが本番、この地球のフィナーレが始まるのだ!!」
ZETA基地周辺に配備されていた砲台は一斉にデストネスへの攻撃を始めたが、デストネスはそれを腕のひと払いだけで破壊した。
「俺に…、力があれば…!光よ!もう一度!!」
だがそんなツバサをミナが制した。
「そんな身体じゃあダメよ。ここは…、私が行く」
そして、ミナはジークペンダントを高く掲げた。
光とともに、ウルトラマンジーク(V2)が現れ、デストネスの前に立ちはだかる。
「タァッ!」
「来たか…、ジーク…」
デストネスもゆっくりと構えをとる。
そして、2人の戦士は同時に突進していった。
だがデストネスはそんなジークを蹴り飛ばした。
ジークは地面に倒れる。
しかしジークも負けていない。
デストネスの顔面に蹴りを入れると再び立ち上がったのだ。
そして、右手からジークスラッシュを発射する。
今度は、デストネスが地面に倒れる番だった。
「ちくしょう…!おのれ…!おのれぇっ!」
デストネスはそのまま怪獣の姿に変化した。
「ノスフェルでどうだァっ!!」
ノスフェルの姿になったデストネスは立ち上がるとジークを爪で攻撃した。
「タァッ!」
ジークは一瞬怯んで後退する。
「さらにっ!ババルウ星人!!」
デストネスは宇宙人の姿になり、左腕から鎖を発射、ジークの両腕を拘束した。
ジークのカラータイマーが点滅を開始する。
「そしてトドメだ!エレキング!!」
デストネスは怪獣に変身し、鎖はそのまま怪獣の尻尾に変化した。
そして、その尻尾から、電流を流す。
電流を喰らったジークはそのままゆっくりと地面に倒れ込んだ。
「まずい!ジークがやられるぞ!」
隊長は叫んだ。
南部隊のメンバーは全員、南部隊の部屋に戻ってきている。
「く…、俺は…俺は…」
そして、ツバサは叫んだ。
「俺にもう一度!光をぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
その途端にツバサの右手にフレイスフラッシャーが出現した。
そのまま光に包まれてフレイスに変身する。
デストネスとジークのあいだにフレイスが現れた。
「ツバサくん!」
それを見るとジークは立ち上がる。
「いきましょう!相馬さん!!」
2人は同時に構えをとる。
だがそれを見たデストネスは笑い声をあげたのだ。
「フハハハハハハッ!何人そろおうが関係ない!なぜならこの私は!最強の力を手に入れたのだからなぁっ!」
そして、デストネスの姿は漆黒の闇に包まれていった。
「なっ、あれは…!」
「あれが…、怪獣…!?」
デストネスはみるみるうちに、巨大な、巻貝のような見た目の怪獣へと変化したのだった。
「フハハハハハ!!見るがいい!この姿こそわが最強の力!邪神!ガタノゾーアだァァァァ!!!!!」
次回!!最終回!!!