そしてだんだん投稿してるとまえがきに何を書けばいいのか分からなくなってくるという。
あるアパートの部屋の前に、ZETA隊員、竜ヶ崎ツバサはいた。彼はその部屋のインターホンを鳴らす。
すると、出てきたのは高校生くらいの年齢の少女であった。黒髪ショートにメガネをかけている。
「あの…どちら様で?」
少女はきいた。
「弟さんの友人、と言ったらわかりますか?」
ツバサは言った。
「えーと、もしや…東京の怪獣の時の…」
「そうです」
すると少女の顔がぱっと明るくなる。
「あ、あの時は本当にありがとうございました。うちの弟が色々と…」
「いや、こちらこそ。弟さんは元気ですか?」
「もう元気がありあまっていて…」
「それはよかった。実はなんか彼直々のお呼び出しがありまして…」
ツバサが部屋に通されると、その少年、結城ケンタは自分の机で本を読んでいた。
「えーと、もしもし?」
ツバサは声をかける。
するとケンタは
「あっ、ZETAのお兄さんだ!」
と言い、本を置いて近くに来た。
「そんな歌のおにいさんみたいな言い方すんなや…」
ツバサはなんとなく突っ込んでしまった。
「はぁ」
どうやらケンタにはネタが伝わらなかったようだ。そこでツバサは本題を切り出した。
「それで、なんで俺ご指名で呼び出したんだ?」
「えーと、それは…」
ケンタはそう言うとダンボールを持ってきて何やらゴソゴソ始めた。
そしてやがて1枚の写真を取り出すとそれを机の上に置いた。
それは一見よく見ると普通の建物の写真に見える。しかしそのひとつの窓に明らかにおかしい人影が写っているのだ。
そいつは、真っ白な体に両側に離れた2つの目を持ったいわば怪人といったような姿をしている。
「そ、それは…?」
ツバサは不気味に思いながら訊いた。
「俺にもわかんないんです。ただ…、なんか不気味だなぁと思ってお兄さんを呼んでみました」
「分かった。この写真はZETAに持って帰って調べてみることにするよ」
「ありがとうございます!」
「なんだよこれ、心霊写真とかそういう類いなんじゃないか?相当眉唾だぜ…」
ZETAに持って帰ると早速有馬ショウにそう言われた。
「しかしそうは言ってもだ。万が一ってことがあるだろう?」
それでもツバサは言う。
「ちょっとそれ貸して」
するとこっちの返事を待たずに朝倉ミハルは写真を取り上げた。
そして言う。
「ねぇ、二人とも、イバクーレの都市伝説って知らない?」
ツバサとショウは首を横に振った。
するとミハルは語り始める。
「イバクーレってのは2次元世界からやってきた怪人でこうやって人の撮った写真に映り込むの。そうしてその写真を撮った人はどうなるかっていうと最終的にはこのイバクーレによって2次元世界に引きずり込まれて奴らの仲間にされるって話しよ」
「おいおいおいおいおい、まずいな…」
その晩、ケンタは夢を見ていた。
ケンタは暗闇の中をひたすら走り続けていた。
しかしどんなに走っても来るのだ。
そう、あの写真の怪人が…。
「フォフォフォフォフォ…」
怪人は不気味な笑い声をあげながらどこまでも追いかけてくる。
「うわぁぁぁぁ!」
そしてケンタは目が覚めた。
しかし何故か部屋の空気が重く感じられた。なにか嫌な予感がする。
ケンタはそっとベッドから這い出した。
部屋のカーテンの隙間から怪人がじっと見ていることにも気づかず…。
こういう時はお姉ちゃんの部屋に行くのが一番だとケンタは思った。彼は怪獣によって親を亡くして以来ずっと姉と二人きりで暮らしてきたのだからそれは当然の判断であった。
廊下に出る。
しかし廊下に出てもなおあの不気味な重苦しい感覚は消えなかった。
やがて姉の部屋が見えると彼は早足でその部屋に駆け込んだ。
その瞬間、さっきまでケンタのいた部屋から白い脚がそっと出てくるのにも彼は気づかなかった。
「お姉ちゃん…」
寝ている姉にケンタはそっと声をかける。しかし起きない。
「お姉ちゃん…!」
すると姉はようやくもぞもぞと起き上がった。
「う…んん…、ケンタ?どうしたの?」
しかし次の瞬間、姉は悲鳴をあげたのだ。
ケンタはゆっくりと後ろを振り返った。
するとそこにはあの怪人が立っていた。
「フォフォフォフォフォ…」
怪人は笑い声をあげる。
その時だった。
「そこまでだ!」
部屋の窓をぶち割ってツバサが部屋の中へ入ってきたのだ。
「あっ!お兄さん!」
ケンタが駆け寄る。
ツバサはイバクーレに向かってレーザーガンを構えた。
「フォフォフォフォフォ…」
しかしイバクーレはこっちに向かってゆっくりと歩いてくる。
「撃つぞ!」
ツバサはそう言うとレーザーガンを発射した。
しかしイバクーレはビクともせずにこっちに向かって歩いてくる。
「まずいな…。こうなったら!」
ツバサはイバクーレに向かって突進した。
そして相手を押し倒すと、窓の外めがけて投げ飛ばす。
イバクーレは窓の外の河川敷を転がっていったがやがて立ち上がると巨大化した。
「フォフォフォフォフォ…」
「しまった…!」
ツバサも窓の外へ飛び出す。そしてケンタたちに見えないように家の陰に隠れると、フレイスフラッシャーを展開した。
「ティア!」
光とともにフレイスが現れ、構えをとった。
イバクーレもそれを見るとフレイスに突進する。
「デュアッ!」
フレイスはするとパンチを繰り出した。
イバクーレはそれをくらって後方によろめく。
しかし敵も負けてはいない。それでもなおキックを浴びせてきた。
今度はフレイスがよろめく番だった。
さらにイバクーレはフレイスを押さえ込もうとする。
フレイスはそれを逆に捕まえると背負い投げで地面に叩きつけた。
イバクーレは立ち上がるがもうフラフラだ。
そこにフレイスはうでを十字に組みフレイシウム光線を浴びせた。
イバクーレはゆっくりと地面に倒れると爆発した。
それを見届けるとフレイスは光に包まれて消え去った。
「まっさか本当だったとはなぁ」
翌日、ZETA基地ではショウが昨日の報告を聞いて言った。
「やっぱり信じないのが悪いのよっ」
それに対してミハルは言う。
「まぁこいつの言うことだからなぁ、信じなくてもしょうがないか」
ツバサもショウと一緒になって言う。
「はぁ?何それどういう意味よ」
ミハルが食ってかかった。
「まぁ、気にするな。忘れろ忘れろ」
「バツとして怪獣の餌にでもなってもらおうかしら?」
ミハルはちょっと脅す。
「怪獣はお前だろぉ」
「うるさいわねぇ」
そんな中、気づいているものはいなかった。この部屋の壁に飾られている写真にもイバクーレが写っていることには…。
はい、5話、こんな感じです。
ところであなたが撮った写真。なにか得体の知れないものが写っていたり、しませんか?