世界は愛で満ちている   作:杜甫kuresu

1 / 20
とある場所から逃げてきたので匿名です。悪い事は特にしてない。


一冊目【AR小隊】
クズと鉄血と戦術人形


A月B日 ムカつく晴れ

 

やあ諸君、俺の名前はどうでも良いなよし。まあいきなりこの日記を拾った不幸なやつのためにちゃんと話だけはしてやる。

俺は転生者だ、まあコレはどうでも良い。忘れとけ、本題は次――――――俺がどれだけ人間性に欠けるかについてだ。

 

一応こんな恐らくどっか変な場所に転がってる日記を読むような変人野郎に説明は必要ないと思うのだが、本日記は存分に私利私欲に生きようとしてたあんまり精神衛生上よくない男の日記が載っているはずだ。

まあ善人、読むな。まあ悪人、暇じゃないなら読むな。まあ変人、読みたいなら読め。以上だ、じゃあ日記と入ろう。

 

じゃあ手始めに何故俺が今こんな瓦礫で文字を書く侘しい生活かだが――――――実は俺が喜んでなったのである。いやあゴメンな、期待通りの答えは出来ん。

去年に親が二人とも鉄血にぬっ殺されてから始めて、もう半年ぐらいかね。ああ同情とかいらんぞ、正直親はろくな奴じゃなかったからな。死んで清々した。

 

で、日記見つけたから今日。初カキコ…………ども。みたいな感じなわけだ。じゃあまあ書く所がねえが、今日の収穫物でも。

缶詰4個と日付不明の新聞だ。缶詰は勿論お役立ちだし、新聞は焼けててほぼ読めないが写真ぐらいは有る。情報収集に使えんこともないな、ウンウン。

明日はどうやってこういうものを拾ってきてるか話をしてやるとしよう。

 

 

 

C月D日 気分の良い雨

 

雨は良いなあ! 体を洗う最高の機会だ、川は妙な工業排水とか混じってたりするし辛うじて綺麗なのは雨なんだよ。これで綺麗好きだったころも有るから、こういう機会が不定期になるのだけはこの生活スタイルの困りどころさね。

 

そんで、えっと――――そうそう、俺のアイテムドロップ方式の話だな。自分の文字を読むのに一瞬苦労する程度には頭が退化してやがる。

まあ言わずもがなだとは思うが鉄血って奴居るじゃん? ほら、あのビミョーミョがいっぱいの。あ、これ界隈で殺されるな自重しよ。

アイツラが一回襲った土地を速めに漁るんだよ。もしくは戦闘のドサクサに紛れる。いやー乱世乱世、正直ドサクサに紛れなきゃ戦利品は少ないよな、後死人が出ないと回収されちゃう。

 

だから戦闘経験はあるんだぜ、というかむしろ「被弾しない」と絞れば俺は其処らへんのプロには負けん。何せそこら辺のプロが吸収して当然の常識的なものに欠ける構築で逃げるからな、意表をつける。

 

――というのは冗談にしても、そこそこ逃げるのは上手い。銃撃ぃ? んなもん出来るわけねえだろ、俺は危機回避能力に特化してんだよ。まあ銃は持ってるぜ。そこら辺に落ちてたボルトアクションライフルなんだけど、これどんなライフルなんだろうな。よく分からんまま適当に弾薬詰めて暴発したりしつつ使ってるからあんまアテにしてない。武器を乱用して破損するのはこういう生活をする身としてバカ丸出しだが、銃知識は薄っぺらいんだ。結構見よう見まねでパーツ造って直してるところもあるし、まあ使えなくても怒れない。分からんもんはしゃあなしだ。

 

今日は昨日の缶詰を食べつくす。サンマだぜぇ…………。

 

 

 

E月F日 死体漁りに最悪な快晴

 

おっと不味いな。根無し草の俺にあってはならない幸運が降ってきた。

何と俺が今日うろちょろしてた辺りで人形と出くわしちまったのだ。AR小隊のイカレたメンバーを紹介するぜ!?

まず明らかに気弱な黒髪ロング、いやー裏がありそうだね! M4A1! 何と隊長だってさ、ご苦労なこった。

次にピンク髪は淫乱か!? え何その綺麗な眼の色羨ましい、ラフなアウターのST AR-15! いやー神経質そう、俺とは合わねえな。

お前は見るだけでイかれてるの分かるんだよなあ、ワンコ枠丸出しM4 SOPMODⅡ! 弁当屋みたいな名前だな。

おーかっちょいい、お前は付き合ってみたいな。姉貴肌な長身隻眼黒髪おさげM16A1! ところでお前が持ってる長物は何。

 

ここで恐ろしいことが発覚した。俺はAR15ちゃんを気分で鉄血から逃してやっただけなのだが――――ああ、これはマジで気分な。俺は別に美少女だから助けなきゃ! とか思わない。抱けそうなら助けるかもしれんが、要するに尻の軽そうなやつだけってこと。嫌がる女は趣味じゃねえ。それどころじゃなくて、何と彼女達は俺の名前を知っているじゃあないか。吉良吉影ばりの隠密行動を常とする俺としては困った話だ、どうやらグリフィンで俺は変人として有名になってしまってるらしい。ふっざけんな、変態と呼べ。

 

で、何処ぞやから通信を飛ばしてるペルシカとやら(なんか凄い研究者らしい、俺は浅学だからよく知らん。)が俺と交渉(脅迫)を仕掛けてきた。

曰く、「普段だったら武器持ちの身元不明の男なんぞ速攻で拘束、拷問コースだけど――――――今回の作戦に力を貸してくれたらお目溢しってことで」だそうだ。お前それが人に物を頼む態度か、えぇ? こら。なんか猫耳みたいな髪しやがって、もぐぞこら。いやモフりたいか。千切ってモフらせろ。

 

……………とも言えなかった、今回は俺が不利。定職に就くだけでも面倒でこんなホームレス生活に入ったのに、よりによって拘束からの拷問とか頭がおかしくなる。

拘束するメリットは無いが、こういうヤツラは大抵脅しに乗らないとマジでやって来る。勘弁してほしいもんだよなー。

 

という訳で受けるというか、半ば強制でその仕事は受けた。ちなみにその時ペルシカが言っていたが、「どんな追跡をしても見つからないから、専ら本部で『Phantom』とか呼ばれちゃってるらしいよ」だそうだ。カッコイー、俺は心の怪盗団だったのか。

 

という訳で今日は半日で分けてみる。取り敢えず半日分書けたからこれか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おっとスマンスマン、急にページ変えちまったな。

AR15ちゃんが俺の日記に興味津々でさ、えげつない面相で取ろうとしてきたからページを跨いで回避させてもらった。

 

あの娘の視線が若干熱くて困るぜ、俺に惚れたのかね? 顔だけは良いって昔から知り合いに言われてたし――――――――性格? 勿論、「顔に似つかわしくないど畜生」だよ。大体ソイツラとは殴り合いの喧嘩になったことが有るがな。

 

じゃ、半日分は次のページ捲ってくれや。またAR15ちゃんが俺を見てる。




思うに外道も徹底してたら扱いようがあります。
中途半端に甘いやつ、これはクズ。推して苦労するべし。
某小説に影響受けてるけど、全く展開が違うので安心して欲しい。話がパッパカ進むぜ。

という訳で大事な注意点
・徹頭徹尾のクズではない(偶に甘い、中途半端に優しい)
・避難場所に速い更新を求めてはいけない
・ストーリーバレは考慮してないので自己責任
・肩の力抜いて読もうな
・じんわりとハーレム(地獄)になる
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。