目が覚めたら個性溢れる世界でした   作:真明

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どうも皆様真明です!今回は雄英体育祭少し前から始まります!コメントにて『回復力も上げられるのか』と言った質問を頂いたのでこちらでも返答します、答えは出来ます、ただいくつかの条件が揃わないと発動しませんが使えない訳ではありません!今はですが
それでは
『どうぞ!!』


雄英体育祭開始と第1種目です!

雄英体育祭まで残り2週間を切ったある日の食堂

真弥「え?何?爆豪君そんな事言ったの?」

響香「そう、わざわざ敵を作るような事言ってさ、てか真弥あんたもう怪我治ったの?」

真弥「うん、リカバリーガールに今朝見てもらったらもう骨も引っ付いてるし怪我ひとつ無いってさ」

カレーを頬張りながら話す真弥、それを聞いて響香があることに気づく

響香「ねぇそういや真弥って力って付く身体能力を底上げできるんだよね?」

真弥「そうだよ?」

響香「ならさ自然治癒力?みたいなのも上げれるんじゃない?」

それを聞いて固まる真弥、スプーンを置いて考え始める

真弥「確かに、自然治癒力もある意味身体能力か…でもどのタイミングで発動するかわかんないな、そういや医者とリカバリーガールも治癒が早すぎるって言ってたっけ?となると寝ている間?いやそれだけだと説明がつかないな傷が早く治るのは確か落ち着いている時だから…なるほど何となくわかった」

響香「えっと?何がわかったの?」

真弥「僕の個性は響香の言う通り自然治癒力も活性化できるみたい、けどそれには心身共にリラックスしているか寝ている状態じゃないと無理だと思う、今はだけど」

自分で納得したのかスプーンを取り食事を再開する、響香も再開するが響香が提案してくる

響香「ねぇ体育祭までまだ時間あるしお互いの個性強化も兼ねて一緒に特訓しない?」

真弥「いいよー?いつも通り組手しながら個性を伸ばす感じかな?」

響香「そう、それで質問なんだけど私の個性を伸ばす方法って分かる?」

真弥「うーん、やっぱり使い込むしかないかな?僕のと違って響香の個性は肉体を鍛えれば伸びるってわけじゃないし」

響香「そうだよねぇ、どうしたものか」

お互いに食事は済ませ個性を伸ばす方法を思案する

真弥「いっその事個性の強化じゃなくて身体能力を上げてみる?ほら響香って格闘技って言うかプロレス技使えるわけだし、それ以外も使える様になれば戦闘の幅はかなり増すと思うよ?」

響香「個性じゃなくて?」

真弥「そ、響香の個性は中距離なら強いけど、近距離になった瞬間体を守る術を持ってない訳だから、プロレス技以外も使えるようにして防御の幅を増やすの」

それを聞いて納得する響香

響香「ならお願いできる?」

真弥「勿論!響香の頼みだしね!」

 

響香「それでどうして砂浜に来てるの?」

真弥「まずは基礎を作らないと!その為に足腰を鍛えるよ!そこで重りをつけてランニングだよ!」

そう言って真弥が持ち出したのは8つの重りだった

真弥「この青いのは僕ので赤いのは響香の分!これを四肢に着けて!」

響香「ちょ!これ重いんだけど!何キロあるのさ!」

真弥「え?1個15キロだよ?4つで60キロだね!」

響香「重いわ!」

真弥「そう?僕その倍だよ?」

それを聞いて驚きを通り越し呆れる響香、溜息をつきながらもそれを着ける

真弥「よし!最初はランニングくらいの速さで行くよ!」

走り出しながらそう告げる真弥、響香は内心少し後悔していた

 

真弥「どうしたのさ響香!まだ20分も走ってないよ!」

響香「ふ、普通こんなの着けてこんなとこ走らないっての…」

膝に手を付き肩で息をしながら愚痴る響香、それを見てどうしたものかと思ってると緑谷が走っくるのが見える

真弥「あれ?おーい!緑谷君!」

緑谷「あれ?早乙女君に耳郎さん?どうしたの?特に耳郎さん」

響香は緑谷に今自分達が何をしているのか説明する、勿論重りの件も含め

緑谷「さ、早乙女君、流石にいきなりそれは厳しいよ…」

真弥「そうかなぁ…一応これでも優しいんだけど…」

響香「真弥って特訓とかに妥協しないから…こうなるのは目に見えてたけどここまでとは…」

真弥「そうだ!緑谷君もいっしょに特訓しない?」

緑谷「う、嬉しいけど重りはちょっと…」

真弥「重りは外すよ、その代わり今から僕と組手をしてもらうよ!」

響香「外せるのは有難いけどいきなり過ぎない?」

真弥「元々重りはランニングの間だけのつもりだったし、緑谷君いるから2人をいっぺんに見るならそれが最適かと思って」

緑谷「確かにそれはそうだけど」

真弥「それじゃぁ早速始めようか!安心して死なない程度にやるから!」

これを聞いて2人は軽く後悔することとなった

 

雄英体育祭当日

麗日「ど、どうしたの二人とも?始まる前から死にかけてるよ!?」

響香「この2週間死ぬかと思った…」

緑谷「早乙女君強すぎるよ…」

それを聞いて麗日含む全員が真弥を見る

真弥「…?特訓しただけだよ?」

『いやどんな特訓したらこうなるんだよ!』

飯田「皆準備はいいか!?もうじき入場だ!!」

飯田が扉を開け大声で準備を促す、死んだを目をしている緑谷の元に轟が向かう

轟「緑谷」

緑谷「轟くん…何?」

轟「客観的に見ても実力は俺の方が上だと思う」

緑谷「へ!?うっうん」

轟「おまえオールマイトに目ぇかけられてるよな、別にそこ詮索するつもりはねぇが…お前には勝つぞ、早乙女お前にもな」

突然振られ早乙女も驚く、そんな中下を向きながら緑谷は話し出す

緑谷「轟くんが何を思って僕に勝つって言ってんのか…わかんないけど…そりゃ君の方が上だよ…実力なんて大半の人に敵わないと思う…客観的に見ても…でも!!他の科の人も本気でトップを狙ってるんだ、僕だって…遅れを取るわけにはいかないんだ、だから」

顔を上げ轟を見つめ返しながら緑谷は宣言する

緑谷「僕も本気で獲りに行く!」

轟「…おお、てめぇはどうなんだ早乙女」

真弥「うん、僕も負けないよ?誰が相手でも全力で楽しんでそして…勝つよ」

笑いながらもその目には覚悟を見せていた

轟「そうかよ…」

 

プレゼントマイク「1年ステージ生徒の入場だ!!雄英体育祭、!ヒーローの卵たちが、我こそはとシノギを削る年に一度の大バトル!!」

プレゼントマイクが楽しそうに司会を務める

プレゼントマイク「どうせてめーらアレだろこいつらだろ!!?敵の襲撃を受けたにも拘らず鋼の精神で乗りこえた奇跡の新星!!!ヒーロー科!!1年!!!A組だろぉぉ!!?」

プレゼントマイクの司会と共にA組が入場する、全員の目に闘志が宿っていた

緑谷「ひ、人がすごいね…」

真弥「あはは、そうだね!気合いも入るよ!」

真弥(間違いなく過去の俺なら倒れてるな…)

飯田「早乙女君の言う通りだ大人数に見られる中で最大のパフォーマンスわや発揮できるか…!これもまたヒーローとしての素養を身につける一環なんだな」

 

それぞれのクラスが入場し主審を務めるヒーロー18禁ヒーローミッドナイトが立つ

常闇「18禁なのに高校にいてもいいのか?」

峰田「いい!」

真弥(いいのかなぁ…)

あまり宜しくはない、無駄話をしているとミッドナイトが鞭をしならせる

ミッドナイト「静かにしなさい!!選手代表!!1-A早乙女真弥!!」

名前を呼ばれ真弥は返事をしてミッドナイトの前に立つ

緑谷「早乙女君なんだ、なんだか安心する」

瀬呂「あいつ入試一位通過だからなぁ確か筆記もだっけ?」

「ヒーロー科のな」

それを聞いて真弥は振り返る

真弥「高校で1番の難関だって言われてるんだし一位通過って言ってもいいんじゃない?それとも筆記で勝負する?」

舌打ちをして黙り込む普通科の生徒それを見てから向き直り一礼する

真弥「宣誓!!僕達は正々堂々一人一人の選手と真剣に戦い悔いのない戦いをすることをここに誓います!」

一息付きそしてと続ける真弥

真弥「そしてヒーロー科、サポート科、普通科、経営科全ての選手を競い合うライバルであり戦友(とも)と認識し僕は全力を持ってその全ての壁を乗りこえてみせます!Plus Ultra…この受難に感謝します!選手代表早乙女真弥!!」

それを聞いて観客から拍手が送られる、真弥が後ろを向き歩いていき元の場所に行くとミッドナイトが種目を発表する

ミッドナイト「サーてそれじゃあ早速第1種目行きましょう!」

麗日「雄英って何でも早速だね」

ミッドナイト「いわゆる予選よ!毎年ここで多くの者が涙飲むわ(ティアドリンク)!!さて運命の第1種目!!今年は…」

モニターが回り始め種目が発表される

ミッドナイト「コレ!!!障害物競走!!!計11クラスの総当りレースよ!コースはこのスタジアムの外周約4キロ!」

ミッドナイトが説明を始めるとゲートが開き始める

ミッドナイト「我が校は自由さが売り文句!コースさえ守れば何をしたって構わないわ!さぁさぁ位置につきまくりなさい!」

真弥(ゲートが狭い、なら行く場所は!)

ランプが1つずつ消えていき、最後の1つが消える

ミッドナイト「スタート!!」

その声と共に多くの選手が走りだす、勿論真弥もその1人しかし走る場所が違った

真弥「お先に失礼させて貰うよ!」

「おい壁走るとかありか!?」

そう壁を走る、正確には3角飛びの要領で壁を蹴って前に進んでいたのだ

 

プレゼントマイク「さーて実況していくぜ!解説アーユーレディ!?ミイラマン!!」

相澤「無理矢理呼んだんだろうが」

解説席に何故か全身包帯巻きの相澤先生が座っていた、かなりイラついていてるようだった

 

1番にスタート地点を超えると足場を凍らせながら轟が飛び出してくる

轟「そう簡単には行かせないぞ」

真弥「そう来ないとね!でも相手は僕だけじゃないよ!」

後ろを向くとA組の皆はそれぞれの個性を使ったりして対応してみせた

爆豪「待てや半分野郎!クソモブもだ!!」

真弥「いい加減僕の事モブ呼ばわりやめてくれない!?」

走りながら爆豪に文句を言う真弥、すると予想外に峰田が躍り出る

峰田「2人の裏の裏をかいてやったぜ!ざまぁねぇてんだ!くらえオイラの必殺…」

真弥「峰田君危ない!」

峰田「へ?ぶべらっ!?」

機械の腕が峰田を突き飛ばす

プレゼントマイク「さぁいきなり障害物だ!!まずは手始め…第1関門ロボ・インフェルノ!!」

真弥「あらら0ポイントさんじゃん久しぶり?」

「マジか!ヒーロー科あんなんと戦ったの!?多すぎて通れねぇ!!」

轟「一般入試用の仮想敵ってやつか」

八百万「どこからお金出てくるのかしら…」

轟「せっかくならもっとすげぇの用意してもらいてぇもんだな…クソ親父が見てるんだから」

手を地面につけ構え下から上へと手を振り氷を発生させ0ポイントを凍らせる、その隙間を通る轟

「あいつが止めたぞ!!あの隙間だ!通れる!」

轟「やめとけ不安定な体制ん時に凍らせたから…倒れるぞ」

轟の言う通りアンバランスな体制だった0ポイントは体制を崩し倒れる

プレゼントマイク「1-A 轟!!攻略と妨害を一度にこいつぁシヴィー!!!おっとぉ!?こいつぁどうなってる!?」

後ろを向くと多くの0ポイントが一度に倒れるその上に真弥が飛んでいた

真弥「皆の道を作らないとね!」

プレゼントマイク「これまた1-A 早乙女ロボ・インフェルノのロボを全て今の一瞬で撃破!!お前の生徒どうなってんの!?」

相澤「あの二人が突出して異常なだけだ」

地面に着地し轟の横に並ぶ真弥

真弥「相変わらずえげつないね轟君!あれ何人か潰せるよ?」

轟「それならその程度ってことだ」

真弥「これはどぎついな!?まぁそういうことでお先!」

脚力を強化し轟を追い抜く真弥、轟も足場に氷を発生させ滑るように移動し追いかける

プレゼントマイク「第1関門こんなに簡単に突破されるかよ!んじゃこれならどうよ!落ちればアウト!!それが嫌なら這いずりな!!ザ・フォール!!!」

真弥「なるほどそう来たか!でもね!」

スピードを落とす所か加速し続ける真弥

プレゼントマイク「おっとぉ!?早乙女スピードを緩めるどころか加速するぅ!どうするって飛んだァ!」

真弥「超えられない幅じゃないよ!!」

真弥はまるで兎を彷彿とさせる勢いで何度も跳躍する、時折ムーンサルトを決めながら

プレゼントマイク「早乙女、轟なんなく突破していく!おっと後ろから爆豪も迫る!これは最早3人のデットヒートかぁ!?どう思うよイレイザーヘッドさん!」

相澤「あいつら何足とめてんだ…早乙女も余裕あるならとっとと行け…」

かなりイラついてる様子、その様子を見て観客も騒ぎ出す、早速争奪戦が始まっていた

プレゼントマイク「先頭が一足抜けて下は団子状態!上位何名が通過するかは公表してねぇから安心せずに突き進め!!そして早くも最終関門!!かくしてその実態は…1面地雷原怒りのアフガンだ!!地雷の位置はよく見りゃわかる仕様になってんぞ!!目と脚酷使しろ!!」

真弥「地雷ってなんでもありすぎない!?」

プレゼントマイク「ちなみに地雷!威力は大したことねぇが音と見た目は派手だから失禁必至だぜ!」

相澤「人によるだろ」

真弥「なるほどこれは気安く飛べいな、だったら酷使しますよ目と脚を!!」

視力と脚力を強化し地雷の位置を割り出しそこを避けるように跳躍する

プレゼントマイク「早乙女またしても飛んだァ!あいつ地雷でも見えてんのか!」

相澤「個性の応用だな、視力を強化して地雷の位置を割り当てたんだろ」

プレゼントマイク「酷使しろとは言ったがこいつはシヴィー!!」

爆豪「俺には関係ねー!!」

爆豪が後ろから迫り轟と並ぶ

爆豪「てめぇ宣戦布告する相手を間違えてんじゃねえよ!!」

2人が争っていると背後で大爆発が起きる、そして緑谷が飛び出すそして早乙女と並ぶ

真弥「ちょ!?緑谷君無茶しすぎだよ!?」

爆豪「待てやクソデク!!」

轟「後ろ気にしてる場合じゃねぇ…!」

轟、爆豪共に個性を使い2人を追いかける

緑谷(少しでも追いついたんだ!抜かれればアウト…!抜かれちゃダメだ!)

0ポイントの鉄板を地面に叩きつけ爆発させる、その衝撃を利用し前に躍りでる

プレゼントマイク「緑谷間髪入れず後続妨害!!なんと地雷原即クリア!!イレイザーヘッドお前のクラスすげぇな!!どういう教育してんだ!」

相澤「俺は何もしてねぇよ奴らが勝手に火ぃ付け合ってるんだろう」

プレゼントマイク「さぁさぁ序盤の展開から誰が予想できた!?」

相澤「無視か」

プレゼントマイク「今1番にスタジアムへ還ってきたその男…緑谷出久の存在を!!そしてそのすぐ後ろから早乙女がゴールイン!!」

真弥「まさかあんな手を使うとは…」

そして次々にゴールし結果外周発表される

1 緑谷出久

2 早乙女真弥

3 轟焦凍

4 爆豪勝己

そして42位までが本戦へと向かった




というわけで今回はここまで!次回は第2種目からですね!青山くんは残念ながら落ちちゃいましたどんまい!
それではまた次回お会いしましょう!
『待て次回!!!』

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