それでは
『どうぞ!!』
お昼休憩のほんの1コマ
真弥「第3種目一体なんだろ?楽しみだなね響香!」
響香「私はそこまで楽しみでもないけどね、多分第3種目は今までと比べ物にならない激戦だろうし…」
真弥「だからこそだよ!やっと全力の皆と戦える!僕も後先考えず戦えるしね!…まぁ不安なのは確かだけどね?」
最後にハニカミながらそう付け足す真弥、その近くに上鳴と峰田の2人が駆け寄ってくる
上鳴「やっと見つけた!耳郎、昼の部では女子はチアガールの服装をしないといけないらしいぞ!」
響香「?そんな話聞いてないけど?真弥は?」
真弥「何も聞いてないよ?それ何処情報?」
峰田「相澤先生が言ってたんだよ!今八百万が作ってるから早く行って!」
そう言って響香の手を取り引っ張る二人
響香「ちょ!?ごめん真弥また後で!」
真弥「うん、後でねー…あれ?なんで先生が言ったことなのに八百万さんが今作るの?」
まさかと思いながらも真弥は残ったカレーを頬張るのだった
お昼休憩が終わり午後の部
プレゼントマイク「最終種目発表の前に予選落ちの皆へ朗報だ!あくまで体育祭ちゃんと全員参加のレクリエーション種目も用意してんのさ!本場アメリカからチアリーダーも呼んで1層盛り上げ…ってA組どーした!!?」
プレゼントマイクが驚くその先にはA組女子全員がチアガールの格好をしていた
真弥(まぁそうなるよね…)
女子は暗い顔しており峰田と上鳴はいい顔をしていた、真弥は呆れていた
八百万「峰田さん上鳴さん!!騙しましたわね!?」
響香「アホだろアイツら…真弥よろしく」
真弥「合点承知」
真弥は響香のゴーサインを受け2人にアイアンクローを決めようとする
峰田「待てよ早乙女!お前だって眼福だろ!?」
真弥「君が何を言いたいのか全くわからないけど、先生の名前まで使ってこんなことをするとは…お仕置きが必要だよね?」
顔を青くしながら首を左右に振る峰田と上鳴
上鳴「お前だって耳郎のチアコス見れるんだからいいじゃねぇか!」
真弥「何故そこで響香の名前が出るの?響香がやりたくてやった事なら賛成するけどそうじゃないよね?したくもない事で喜ぶなんて出来ないなぁ?ましてや親友の事なら尚のこと」
上鳴「わ、分かった!これっきりだから許してくれ!な?第三種目前に怪我とかしたくねぇよ!」
にじり寄る事をやめ溜息をつきやれやれと言った顔をする真弥
真弥「分かったよ、ただし次やったらただじゃ置かないからね?」
二人「イエッサー!」
葉隠「まぁ本戦まで時間空くし張りつめててもシンドイしさ…いいんじゃない!!?やったろ!!」
蛙吹「透ちゃん好きね」
1人ハイテンションな葉隠に蛙吹が反応するならプレゼントマイクが続ける
プレゼントマイク「なんかゴタゴタが起きそうだったがまぁいい!楽しく競えよレクリエーション!それが終われば最終種目、進出4チーム総勢16名からなるトーナメント形式!!1対1のガチバトルだ!!」
トーナメントと聞きそれぞれがそれぞれの反応を示す
切島「トーナメントか…!毎年テレビで見てた舞台に立つんだあ…!」
芦戸「去年トーナメントだっけ?」
瀬呂「形式は違ったりするけど例年サシで競ってるよ、去年はスポーツチャンバラしてたハズ」
真弥「僕見てないんだよね…興味が無いわけじゃないけど勉強してたし」
『真面目か!』
そう話してるとミッドナイトがクジ箱を持ってくる
ミッドナイト「それじゃあ組み合わせ決めのくじ引きしちゃうわよ、組が決まればレクリエーションを挟んで開始になります!レクに関しては進出者16人は参加するもしないも個人の判断に任せるわ息抜きしたい人も温存したい人もいるしね。んじゃ1位チームから順に…」
そこまで説明すると尾白が手を挙げる
尾白「あの…!すみません、俺辞退します」
『!!』
「尾白くん!何で…!?」
「せっかくプロに見てもらえる場のに!!」
尾白「騎馬戦の時俺早乙女に活入れてもらってなかったら多分終盤まで記憶なかったと思う、別に起こしてくれなかった事を責める気はないしそこは俺のミスだよ…」
真弥「尾白くん…」
尾白「チャンスなのは分かってるしそれをフイにすることがどれだけ愚かなのかも理解してるよ…でも!皆が力を出し合い争ってきた座なんだ、こんなわけのわかんないまま並ぶことなんて俺には出来ない」
葉隠「気にしすぎだよ!本戦でちゃんと成果を出せばいいんだよ!」
芦戸「そんなん言ったら私だって全然だよ!?」
尾白「違うんだ…!俺のプライドの話しさ…俺が嫌なんだ」
葉隠、芦戸が励まそうとするがそれを蹴り、棄権の意思を表す尾白
プレゼントマイク「何か妙な事になってるが…」
相澤「ここは主審ミッドナイトの采配がどうなるか…」
ミッドナイト「そういう青臭い話はさァ…好み!!!尾白の棄権を認めます!」
(((好みで決めた…!!)))
真弥「…僕はサイテーだ」
響香「真弥?」
ミッドナイト「繰り上がりは5位の拳藤チームだけど…」
拳藤「そういう話で来るんなら…ほぼ動けなかった私らよりアレだよな?な?最後まで頑張って上位キープしてた鉄哲チームじゃね?馴れ合いとかじゃなくてフツーに」
それを聞き鉄哲と呼ばれた少年が泣きながら感謝して、鉄哲チームから代表としてリーダーであった鉄哲徹鐵が繰り上がりとなった
ミッドナイト「というわけで鉄哲が繰り上がって16名!!組はこうなりました!」
緑谷vs心操
轟vs瀬呂
早乙女vs耳郎
飯田vs発目
芦戸vs上鳴
常闇vs八百万
鉄哲vs切島
麗日vs爆豪
という対戦になった
プレゼントマイク「よーしそれじゃあトーナメントはひとまず置いといてイッツ束の間、楽しく遊ぶぞレクリエーション!」
トーナメントが始まるまでの間選手はそれぞれ神経を研ぎ澄ます者、緊張を解きほぐそうとする者といた、そうするなら時はあっという間に来る。
セメントス「オッケーもうほぼ完成」
プレゼントマイク「センキューセメントス!ヘイガイズアァユゥレディ!?色々やって来ましたが!!結局これだぜガチンコ勝負!!頼れるのは己のみ!ヒーローでなくともそんな場面ばっかりだ!分かるよな!!心·技·体に知恵知識!!総動員して駆け上がれ!!」
プレゼントマイクの話が終わり試合が始まる
緑谷vs心操
対戦直前何らかの会話をし緑谷が突如場外へと歩き出すが済んでで踏み止まり相手を投げ飛ばす事で勝利
轟vs瀬呂
瀬呂が先手を取り場外へと投げ飛ばそうとするが大氷壁を作り出し瀬呂をその中に閉じ込める事によって勝利、その際ミッドナイトも僅かに凍った
そして早乙女vs耳郎
プレゼントマイク「さぁさぁここまで面白いものを見てきたがここでとんでもないやつが登場だ!入試首席で通過!女みたいな見た目だがパワースピード間違いなく学年1番!早乙女真弥!!」
呼ばれてリングへと歩き出す真弥
プレゼントマイク「対するはここまで見せ場があんまりなかったが地味に上位陣へと食い込み続けたロックンガール耳郎響香!!」
響香も呼ばれてリングへと上り真弥を見る
プレゼントマイク「さぁ両者ともにリングへ上がったぞ!ミッドナイト!何時でも始めてくれ!」
ミッドナイト「それじゃぁ!「少し待ってください」…?」
ミッドナイトが試合を始めようとするのを響香が待ったを掛ける、そして真弥に歩み寄り思いっきり平手打ちをする
プレゼントマイク「おおっと!?いきなりの平手打ち!これはどうした!?」
響香「アンタ何時までうじうじしてんのさ!!」
真弥「…」
響香「誰もあんたを責めてないし尾白だって責めないって言ってたじゃん!それをいつまでも自分のせいみたいに!あんた昼に言ってたよね!誰が来ても全力だって!それが何その顔は!?それがアンタの全力出す時の顔!?それとも私はアンタが全力出すにも値しないの!?」
真弥「そんな事…!」
響香「ならそんな顔せず顔上げなよ!私の知ってる早乙女真弥は何時だって全力で、バカ真面目で、その癖どこか抜けてるのに仲間の為なら命張れるそんな奴だよ!」
響香はそこまで叫び息を整える
真弥「…ホント僕はサイテーだな、そんな事君に言われないと気づかないなんて」
そう言って頬を叩き顔を上げるその顔には迷いはなかった
響香「やっと何時もの顔になった」
真弥「ありがとう響香、お陰で目が覚めたよ、ミッドナイト先生すいません、合図頼めますか」
ミッドナイト「もうホントに私そういうの好み!いいわ!二人とも位置に!…それじゃぁ!試合開始!」
2人が位置に着いたことを確認し開始の合図をするミッドナイト、その声とともに響香は走り出す、そしてイヤホンジャックを伸ばし真弥に突き刺そうとする、それを避け響香に肉薄して近接を挑む真弥、響香は少し反応に遅れるが対処し近接を捌いていく
プレゼントマイク「何か妙な事にななったが…二人ともいい戦いするじゃねぇか!」
相澤「早乙女は元々高い戦闘能力を持ってたが耳郎の奴もなかなかやるなあのラッシュに着いてってやがる」
プレゼントマイク「お前がそこまで褒めるとはな!っとあれは…アームロックだぁ!耳郎、早乙女の腕を掴みアームロックを決めたァ!」
プレゼントマイクが言うように響香は真弥にアームロックを仕掛けてた、真弥はそれを振りほどき距離を取るが腕を抑えていた
真弥「腕上げたじゃん!まさかアソコからアームロックを決めるなんて、それにかなり痛いよ」
響香「伊達にアンタに鍛えられてなかったし、いつまでもアンタの背中を追いかけてなんて居られないからね!」
そういい距離をつめ左右から拳を振るいイヤホンジャックを真弥に仕掛ける、それを屈んで避け低い体制からアッパーを仕掛けるも避けられる、そして距離を取ろうとするがまたも響香が距離を詰める
切島「耳郎の奴すげぇな!早乙女を追い詰めてるぞ!」
蛙吹「何だか守ってばかりに見えるわ、何時もの早乙女ちゃんならカウンターをする筈なのに」
緑谷「多分それを警戒してるんだ」
緑谷の発言に一同が首を傾げる
麗日「どういう事?」
緑谷「皆も知ってるかもだけど僕と耳郎さんは彼に鍛えてもらったんだ、その時防御手段として僕らに空手や関節技を教えてくれたんだ耳郎さんは体格や力から関節技に磨きをかけてたからそれを警戒してるんだと思う、現に1度アームロックを受けてるわけだけら警戒する筈だよ」
切島「そういやそんな事言ってたな、じゃぁ何か?早乙女は敵に塩を送る様なことしたのか?」
蛙吹「早乙女ちゃん耳郎ちゃん、というか多分友達と思った人の頼みなら気と思うの、だからその時はそんなことも考えてなかったのかしら」
葉隠「でもでもこのままだと負けちゃうんだよ?」
葉隠の言う通り逃げてはいるが着々とラインまで追い詰められていた
響香「どうしたのさ!反撃してきなよ!」
真弥「出来たらやってるよ!」
イヤホンジャックと格闘の合わせ技で真弥を追い詰める響香
真弥(やれやれ以外と厄介だなこの攻撃、しょうがない、そろそろあれを試そうかな)
響香の蹴りをジャンプでも回避して背後に回る真弥、しかし仕掛けず腕を下げ目を瞑っていた
プレゼントマイク「おおっと!?早乙女これはどうした!?絶好のチャンスを自ら捨て無防備な状態に!」
相澤「あいつ何を狙ってる?」
響香(何を狙ってるの?攻撃しないと埒が明かない!攻める!)
響香が真弥に接近し攻撃を仕掛けるも真弥は既のところでそれを避ける、それが暫く続くと変化が起きる、今まで動かなかった真弥が攻撃な転じたのだ、響香はそれを見てアームロックをかけようとするがその腕を掴めず直撃する、よろめき前を見ると真弥が目を開き佇んでいた
響香(今何されたの?攻撃にカウンターを合わせた筈なのにそれをすり抜けてきた!)
真弥「響香、君の弱点はカウンターを狙いすぎる所だよ、そう教えたのは僕だけどそれじゃぁ対応しやすいよ、こんな風にね!」
そう言って駆け出し攻撃を仕掛ける真弥、響香はガードしつつカウンターのタイミングを見計らうが全く掴めずとうとうガードが間に合わず直撃し吹き飛ぶ、その距離をつめ再度攻撃を仕掛け、途中で腕をつかみ背負投を決め地面に叩き付け勢いよく拳を叩きつける。激しい音がなり響香が目を瞑っていた目を開けると真弥の拳が真横にありリングに巨大なヒビを入れていた
真弥「降参して、君の負けだよ…」
響香「…はぁ参った降参だよ」
ミッドナイト「耳郎降参により勝者早乙女!!」
試合が終わり観客席へと向かう真弥、そこに響香が声をかける
響香「ねぇ真弥最後のアレはなんなの?」
真弥「個性を発動したんだよ」
響香「それは分かる、でもいつものあんたらしくなかった、あんたって個性を発動すると何時も畳み掛けてくるじゃん、それなのに無防備を晒したり無防備だと思ったら攻めてきたり」
真弥「あぁそういう事?まぁ単純に戦い方を変えたんだよ」
響香「戦い方を?」
真弥「そ、何時もの僕が動く事で相手を圧倒する攻めの型だとすればさっきのは守りの型防御に特化させたんだよ、僕の個性は動けば動くほど体への負担が増すから動かず守りに徹したらどうなるかなって思って前々から練習してたんだよね、まぁまだ未完成だけど…さ、早くみんなのところへ行こう?」
そう言って響香の手を取り観客席へと向かう真弥、その時思い出したかのように立ち止まり振り返る
真弥「そうだ、さっきはありがとうね?」
響香「なんの事?」
真弥「僕に喝を入れてくれた事、お陰で吹っ切れた」
響香「そんなこと?別にあんたとは本気で戦いたかっただけだよ、まぁ負けちゃったけど。いい?負けないでよ?負けたら承知しないから」
真弥「分かってるよ、もう誰にも負けないし負けたくないからね!」
そう笑い合い拳を合わせる真弥と響香、2人はその後観客席へと向かった
というわけで今回はここまで!次回は残りの1回戦と2回戦を書こうと思っています!
久しぶりに書くとペースが掴めないんですよね…まぁ書くのを怠った自分の落ち度ですが…
真弥くんは尾白くんをもっと早くに起こしてればって言う後悔に蝕まれてましたがそれを響香に喝を入れられ立ち直りました
それではまた次回お会いしましょう!
『待て次回!!』