それでは
『どうぞ!!』
職場体験2日目の朝
グラントリノ「おはよう、そして!どうした!?」
緑谷「昨日ちょっと自主トレしてたら夢中になってしまい…グラントリノさんに言われたこと咀嚼はさて実践してみたんですけど…先はめちゃくちゃ長いです…」
グラントリノ「初めてのチャレンジならそりゃそうだ、仕方あるまいてああいった発想はオールマイトからは出にくい、やつは初期から普通に扱えていた為指導方針が違ったからな、奴は体だけは出来上がっていた」
緑谷「オールマイトの学生時代…!!」
学生時代が聞けると思いテンションの上がる緑谷
グラントリノ「ひたすら実戦訓練でゲロ吐かせたったわ」
緑谷(それであんなに恐れてたのか…!!)
グラントリノ「生半可な扱いは出来なかった、亡き盟友に託された男だったからな」
緑谷「オールマイトの先代…お亡くなりになっていたんですか?」
緑谷はそれを聞いて驚く、グラントリノが何か言おうとした時インターホンが鳴る
宅配便「宅配でーすアマゾンさんからでーす」
緑谷「あ、僕受け取ってきますね!」
グラントリノ(言ってないのか俊典…)
段ボールを開けると中から電子レンジが出てくる
グラントリノ「昨日何故か壊れちゃったからな!お急ぎ便よ!」
緑谷(ガチなのかオトボケなのか…!)
グラントリノ「そういやずっと気になってたんだが…あいつどうした?」
緑谷「え?早乙女君ですか?上で寝てないんですか?」
グラントリノ「上にいなかったから言ってるんだが…知らんか?」
2人が考えていると玄関が開くそこを見ると真弥が立っていた
真弥「あれ?どうしたんですか?」
緑谷「早乙女君どこ行ってたの?」
真弥「?朝のトレーニング緑谷君知らなかったっけ?僕朝5時に起きてトレーニングしてるんだよ?一応メモ残してたはずだけど」
机の上を見ると確かに真弥の執筆で「トレーニングしてきます」と言う文字があった
緑谷「そう言えばそうだっけ…」
グラントリノ「一応聞くが何してたんだ」
真弥「秘密です…さ、ご飯にしましょう!僕何か作りますよ?」
グラントリノ「ん?あぁそうだな、昨日買った冷凍たい焼きチンして食うか」
『朝からたい焼き!?』
グラントリノ「俺は甘いものが好きなんだよ!」
レンジに冷凍たい焼きを入れ解凍している間グラントリノは机に座り手をパタつかせ真弥はシャドーボクシングをやっていた
グラントリノ「お前さん空き時間を訓練に使ってんのか?その割に筋肉ついてないように見えるよな」
真弥「割と気にしてるんですけど…ね!まぁ世の中には食べても太らないって言ってる人がいるくらいですし?訓練しても筋肉つかない人がいてもいいと思いません?」
今度はブレイクダンスをし始め様々な動きをする、そんな中緑谷は1人考えていた、回答が終わり皿を取り出し食器を並べる
グラントリノ「うひょーこれよこれ!時代はアツアツよ!!」
緑谷「時間は限られている…どうすれば…」
グラントリノ「浮かない顔してるな、今はとりあえずアツアツたいを食って…冷たい!!!」
緑谷「え!?」
真弥「ホントに冷たいね、これ大皿のままやった?」
緑谷「え?そ、そうだけど」
グラントリノ「バッカお前!!これ…でかい皿でそのまま突っ込んだな!?無理に入れると中で回転しねぇから1部しか熱くならんのだ!!!チンしたことないのか!!」
緑谷「あっ…ウチの回転しないタイプだったんで…ごめんなさ…」
そこまで言って何かを閃く緑谷
緑谷「あああわかった!!グっグラントリノさん!!このたい焼きが僕っ…です!!」
グラントリノ「違うぞ大丈夫か!?」
真弥「昨日の訓練で頭ぶつけすぎた?」
若干引きながら心配するグラントリノと真弥、緑谷は否定しながら話す
緑谷「あ、いや違くて…っ!そのっ…わかったんです!真弥君の言う通りだ!個性は体の一部…立ち上がる時も足以外にも手や体中に力を入れる…!今まで「使う」ってことに固執してた必要な時に…必要な箇所に!スイッチを切り替えて…それだと2手目3手目で反応に遅れが出てくる…!!」
体に力を入れ全身に電流が流れる様なエフェクトが全身に流れる
緑谷「なら初めからスイッチを全て付けておけばよかったんだ!!一部にしか伝わってなかった熱が…満遍なく伝わるイメージ…!!」
グラントリノ(辿り着くまでずいぶん早かったな)
真弥「全身…常時身体許容上限(5%)!!」
グラントリノ「イメージが電子レンジのたい焼きてえらい地味だがいいのかソレ」
緑谷「そこはオールマイトの…っお墨付きですっ…!」
杖を投げ捨て緑谷と対峙するグラントリノ
グラントリノ「その状態で動けるか?」
緑谷「わかっ…りません…!」
グラントリノ「試してみるか?」
緑谷「お願いします!」
グラントリノ「ワンフォーオールを全身に張り巡らせた状態そいつを維持したまま動けりゃ…体育祭の頃のおまえとは一線を画す!さてどうするか…とりあえず3分」
緑谷「3分…?」
グラントリノ「その間で俺に1発でも入れてみな!!」
素早く背後に回り蹴りを食らわす、その1発でワンフォーオールが解ける、そこから怒涛の攻撃をくらいワンフォーオールを張り直す時間が無い、転がり避けた後椅子の下に潜り込む
グラントリノ「そこで時間を稼ぐのか!?馬鹿なことを!見えてるぞ!それじゃあ時間は稼げんぞ!!」
椅子に突撃をするグラントリノをするが椅子が飛び上がる、グラントリノが体勢を崩したその隙を付きワンフォーオールを張り直す反撃するが用意に避けられ又も背後を取られるしかし振り向くと共にジャンプし天井に張り付き急降下しながら手を伸ばすがそれも避けられ突撃され壁に激突する
グラントリノ「3分」
緑谷「くっ…そお…!保つだけで…難しい…コレ…まだまだ…だ…」
グラントリノ「いや…分析と予測から虚をつこうという判断…普段から色々考えるタイプだな小僧…(久々に本気で避けたっつうにカスった)」
グラントリノ「よし後は慣れろ!ガンガン行くぞ!」
真弥「その前に朝食にしません?もう出来ましたよ?」
『今までずっと作ってたのか!?』
2人が特訓している間真弥は黙々と朝食を作っていた、たい焼きはおやつとして食べることとなった
ちなみに朝食後に緑谷はグラントリノから再び特訓を受けるなか真弥は昼食の献立を考えていた
という訳で今回はここまで!真弥くんがすっごい空気でしたが気にしない、さて次回から激しくなる職場体験さてさてどうなる
それでは
『どうぞ!!』