目が覚めたら個性溢れる世界でした   作:真明

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どうも皆様真明です!お待たせしました!色々あって投稿出来ませんでした、申し訳ありません!という事で林間学校編スタートです!
それでは
『どうぞ!!』


林間学校です!

緑谷が敵に襲撃された翌日の学校

相澤「…とまぁそんなことがあって敵の動きを警戒し例年使わせて頂いている合宿先を急遽キャンセル、行先は当日まで明かさない運びとなった」

『えー!!』

瀬呂「もう親に言っちゃってるよ」

八百万「故にですわね…話が誰にどう伝わっているのか学校が把握出来てませんもの」

切島「合宿自体をキャンセルしねえの英断すぎんだろ!」

爆豪「てめェ骨折してでも殺しとけよ」

葉隠「ちょっと爆豪、緑谷がどんな状況だったか聞いてなかったの!?そもそも公共の場で個性は原則禁止だし」

爆豪「知るかとりあえず骨が折れろ」

緑谷「かっちゃん…」

騒がしくなった教室を相澤は黙って見ていた

 

前期が終わり林間学校当日となった

物間「え?A組補習いるの?つまり赤点取った人がいるってこと!?ええ!?おかしくない!?おかしくない!?A組はB組よりずっと優秀なハズなのにぃ!?あれれれれれ!?」

真弥(騒がしいなぁ…)

1人騒ぐ物間に拳藤が首元に手刀を入れ気絶させる

拳藤「ごめんな」

真弥(なんだったんだ今の…)

「物間怖」

「体育祭じゃなんやかんやあったけどまァよろしくねA組」

「ん」

峰田「よりどりみどりかよ…!」

切島「お前ダメだぞそろそろ」

響香「真弥、アイアンクロー」

響香の合図に峰田にアイアンクローを決めながらB組女子に一礼をする真弥、その光景にB組女子は弱冠引いていた

飯田「A組のバスはこっちだ席順に並びたまえ!」

飯田の号令に峰田を掴んだままバスへと向かった

 

相澤「1時間後に1回止まるその後はしばらく…」

相澤は背後に目をやると全員が騒いでいた

真弥「先生…黙らせます?」

流石に呆れたのかイヤホンを外し相澤に問う真弥、相澤はそんな真弥に首を横に振り拒否する

相澤「いやいい、楽しめるのは今だけだ」

その一言に若干の嫌な予感を抱きながら真弥はイヤホンを付け仮眠を取る事にした

 

1時間後

「休憩だー…」

真弥「あれ?ここパーキングじゃないね」

響香「そう言えばB組もいない…」

2人を中心に周りを見渡す一同

相澤「なんの目的も無くでは意味が薄いからな」

???「よーうイレイザー!!」

相澤「ご無沙汰してます」

???「煌めく眼でロックオン!」

???「キュートにキャットにスティンガー!」

『ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ!!』

真弥(まーた濃いのが出てきたなぁ…)

プッシーキャッツの2人が挨拶を決めポーズを決めると相澤が紹介する

相澤「今回お世話になるプロヒーロー「プッシーキャッツ」ほ皆さんだ」

そこで緑谷のヒーローオタクが発動するも地雷を踏み抜いたらしく顔を掴まれる

真弥(余計なこと言うから…)

マンダレイ「ここら一帯は私らの所有地なんだけどね」

遠くを指さしマンダレイは続ける

マンダレイ「あんたらの宿泊施設はあの山のふもとね」

『遠っ!!』

真弥「あーなんか見えるね、最大強化した視力でやっと屋根が見えるくらい」

響香「…それやばくない?」

真弥「まぁ少なくとも2キロ以上は離れてるね」

その一言により生徒にざわつきが起きる

麗日「え?じゃぁなんでこんな半端なとこに…」

砂藤「いやいや…」

瀬呂「バス…戻ろうか…な?早く…」

マンダレイ「今は午前9時30分早ければ…12時前後かしらん?」

切島「ダメだ…おい…」

芦戸「戻ろう!」

切島「バスに戻れ!!早く!!」

マンダレイ「12時半までにたどり着けなかったキティはお昼抜きね」

全員がバスへと戻ろうとするがそれは叶わなかった

相澤「悪いね諸君…合宿はもう…始まっている」

土が盛り上がり全員が飲み込まれる、その中真弥は土を蹴り響香を回収し着地する

マンダレイ「私有地につき個性の使用は自由だよ!今から3時間!自分の足で施設までおいでませ!この…魔獣の森を抜けて!!」

緑谷「魔獣の森…!?」

上鳴「なんだそのドラクエめいた名称は…」

真弥「響香大丈夫?」

響香「う、うん、そろそろ下ろしてくれない?」

響真弥は今所謂お姫様抱っこの姿勢で響香を抱きかかえていた、響香を下ろして全員いるか確認していると

『マジュウだー!!?』

その声に反応し前を見ると峰田の目の前に明らかに普通の動物とは思えない生き物がいた、それを見て真弥は考える前に飛び出し緑谷、爆豪、轟、飯田共々魔獣(?)を殴り飛ばし土塊に変えた

真弥「なんだ、案外脆いね…!皆ぼさっとしない!こいつみたいなの他にもいるみたいだから警戒しつつ全力でここを突破するよ!」

音を聞くだけでもそれなりの数がいることを把握し全員に喝を入れ臨戦を整える

 

障子、響香のふたりが個性を使い周囲の警戒をし数と場所を割り出すそれを各々が連携や単独で撃破しつつ施設へと向かう、真弥と飯田の案により疲労が見え始めた人と交代で戦闘を行い後方支援のできる人を守る係と突破口を開く係、その中心に休憩する人を挟むと言う三段構えで行くこととなった

 

真弥「爆豪君、轟君!交代だ!体力の消耗はこちらが不利になる!常闇君!僕と前に!緑谷君、飯田君、砂藤君、切島君中心で休憩!麗日さん!梅雨ちゃん!後ろの人達守って!障子君!響香!数と場所割り出したらなるべく早く伝達!何か不審な音やモノを発見次第随時報告!それから…」

真弥は常闇と前に出ながら目に入る人に指示を飛ばすその指揮は適切に動くが爆豪はその指揮を無視して突撃を続ける

真弥「爆豪君!単騎突撃は愚行だ!皆で纏まらないと!」

爆豪「うるせえ!俺に指図すんな!」

真弥「これはスコアを競うゲームじゃない!ここで1人はぐれたらどうする!?いいから戻れ!!」

真弥の説得に舌打ちをしながらも従うもある程度の距離を維持するだけで単騎で居ることを辞めようとしない

真弥「あーもう!皆!少しテンポあげるよ!疲れた人は後衛の人達とゆっくりでいいから着いてきて!それから休憩中の人達は前の僕らが見える距離で移動しつつ休憩!体力がある程度回復したら悪いけど前出て!」

飯田「こういう時の早乙女君は頼りなるな…俺委員長なんだが…」

緑谷「ふ、2人が出してくれた案のおかげでここまで体力温存しつつ来れてるんだから助かるよ…」

時折真弥が跳躍する事で施設の場所を把握し最短ルートを割り出しながら移動する

 

時は流れ4時30分

ピクシーボブ「やーっと来たにゃん…あれ以外」

到着した時には全員が疲労困憊と言った状態ではあったがまだ僅かに余裕が見れた

「とりあえずお昼は抜くまでもなかったねぇ」

瀬呂「何が3時間ですか…」

瀬呂「腹減った…死ぬ」

マンダレイ「悪いね私たちならって意味アレ」

それを聞いて肩を落とす一同

砂藤「実力自慢の為か…」

ピクシーボブ「ねこねこねこ…でも正直もっとかかると思ってたし皆もっとバテてると思ってた」

緑谷達を指しながらピクシーボブは続ける

ピクシーボブ「私の土魔獣が思ったより簡単に攻略されちゃった、いいよ君ら…特にそこ5人躊躇の無さは経験値によるものかしらん?それに君なんて全員の配慮しながら戦ってたみたいだし…3年後が楽しみ!ツバつけとこー!!」

真弥「やめてください」

相澤「…あの人あんなんでしたっけ?」

マンダレイ「焦ってるのよ」

緑谷「あの…質問いいですか?その子はどなたかのお子さんですか?」

緑谷の質問にマンダレイが答える、緑谷は洸太と呼ばれた少年に挨拶に行くもストレートをモロに食らう、少年はこちらを一睨みするとすたすたと歩いていった

相澤「部屋に荷物を運んだら食堂にて夕食その後入浴で就寝だ本格的なスタートは明日からださァ早くしろ」

 

食堂夕食

『いただきます!!』

真弥「あ、これ美味しい、しっかし驚いたなぁ…まさか初日あんな事させられるなんて、はいどうぞ」

響香「ありがと、ホントだね、真弥と飯田のおかげである程度余力あったけどほんとヘトヘトだよ…ハイコレ」

瀬呂「なんて言うか2人ってほんと息ぴったりだよな、なんも言ってねぇのに相手の欲しがっなるもの取ってるし」

ご飯をかき込んでた切島が2人を見ながら言う

切島「まるでカップル…いや、夫婦だな」

響香「ば!変な事言うな!」

真弥「…?」

障子「お前ほんとにこういう事に疎いよな」

 

入浴

峰田「まぁまァ…飯とかね…ぶっちゃけどうでもいいんスよ、求められてんのってそこじゃないんすよその辺分かってるんすよオイラァ…」

高い壁を見つめ峰田が独りごちる

峰田「求められてるのはこの壁の向こうなんすよ…」

緑谷「1人で何言ってんの峰田君…」

峰田が何をしようとしてるのか把握し飯田が止めようとする

飯田「君のしている事は己も女性陣も貶める恥ずべき行為だ!」

峰田「やかましいんすよ…壁とは超えるためにある!!plusultra!!」

「速っ!!」

「校訓を穢すんじゃないよ!!」

峰田が頂点に到達しようとすると洸太と呼ばれた少年が立っていた

洸太「ヒーロー以前にヒトのあれこれ学び直せ」

洸太が手を叩き峰田を突き落とす

響香「はぁ…真弥ー後でキツイのよろしく」

真弥「んー?それはマッサージ?それともアイアンクロー?」

響香「なんで今ここでそれ言ったの!?アイアンクローの方に決まってるでしょ!?」

真弥「はーい…えっと上鳴君どうして僕の肩を掴むの?」

上鳴「お前、マッサージってなんだ!」

真弥「え?お風呂上がりに肩とか太ももとか揉んであげてるんだよ、君もやる?皆から評判いいんだよ?」

上鳴「一応聞くがそれは誰だ?」

真弥「えっと、父さんに母さん、妹達に響香のご両親かな?」

それを言った後上鳴や切島、他1部メンバーからマッサージを頼まれ響香のついでにする事となった、峰田はきっちり制裁を受けた

余談だが真弥のマッサージは男女両方から評判がよかった




という訳で今回はここまで!!次回から特訓開始です!マッサージは普通のマッサージです、腕は転生前からずっとやってたためかなりの腕前

それではまた次回お会いしましょう!
『待て次回!!』

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