それでは
『どうぞ!!』
午前中の英語
プレゼントマイク「んじゃ次の英文で間違ってるのは?」
(((普通だ…)))
真弥「4番です」
プレゼントマイク「イェア!正解だぜ!」
緑谷(あってた)
爆豪(クソつまんねぇ)
昼はクックヒーローのランチラッシュの料理を安価で食べられる
真弥「あ、響香に皆そこいいかな?」
響香「真弥、いいよ皆もいい?」
全員が頷いたことにより響香と対面して座る真弥、食事を取ろうとすると蛙吹から声をかけられる
蛙吹「早乙女ちゃんちょっといい?」
真弥「何?蛙吹さん?あと僕のことは真弥って呼んでくれてもいいよ?」
蛙吹「なら私の事も梅雨ちゃんって呼んで、あなたの個性ってどんなものなの?」
葉隠「あ、それ私も気になる!把握テストの時凄かったもんね!」
八百万「私も聞いてもよろしいですか?」
真弥「うん、僕の個性は怪力無双って名前で能力は身体能力の底上げだよ」
芦戸「なにそれ超強そう!」
真弥「でも反動も結構なものでさ、フル稼働させると筋肉痛で1週間は個性がうまく扱えなくなるんだよね」
カレーを頬張りながらそう説明する真弥、頬が脹れまるでリスのようになっていた
響香「あんた凄いことになってるわよ?早く飲み込みなさい」
真弥「ん?ふぁかった」
ゆっくり飲み込み元の顔に戻る真弥、そして説明を続ける
真弥「ちなみに最大活動時間は今は30分でその間なら並大抵の攻撃は通じないしスピードも格段に上がるよ」
八百万「把握テストの時は全力ではなかったと?」
真弥「ううん、100%だよ?ただそれより上があるけどそれを発動すると筋肉痛になっちゃうからね使えなかったの」
蛙吹「100%を超えられるってこと?」
真弥「うん、ノーリスクで発動できるのが100%まででそれ以上になると負荷がかかるからね、私生活に影響を受けないのは150くらい最大は200だねつまり160から負担がかかるようになるよ」
芦戸「ひゃ、150!?どんだけなの!?」
芦戸が驚き周りも声には出さないが驚いている
響香「こいつ現段階でも個性使えば軽トラくらい楽々と持ち上げられるしね、今どのくらいまで持ち上がるの?」
真弥「4トントラックくらいなら持ち上がるよ?」
葉隠「その見た目でどこにそんな力が…」
それを聞いてムッとする真弥
真弥「失礼な、こう見えてもトレーニングは欠かさずやってるんだよ?」
八百万「ちなみにどのようなトレーニングを?」
真弥「ん?町工場ででたスクラップを潰したり山を全力疾走しながらゴミ拾いしたり海岸に捨てられてるゴミを拾ったりしてるよ?」
八百万「もしかして新聞に書いてあった海岸掃除を貴方が?」
八百万の言っているのは雄英に入る少し前に話題となった新聞の事でどれかが海岸のゴミを片付けデートスポットに最適と言われているのである
真弥「いや?僕じゃないよ?そもそも住んでるところ違うし」
響香「ていうかそれが話題になった時真弥うちに泊まりに来てたしね」
真弥「そうだね、あ、そろそろ時間だし教室行こ?」
いつの間にか食べ終わったのか食器を片付け教室へと向かうのだった
午後、皆が楽しみにしている時間がついに来た
オールマイト「わーたーしーがー!!」
緑谷「来っ」
オールマイト「普通にドアから来た!!!」
「オールマイトだ…!!すげぇや本当に先生やってるんだな!!!」
「銀時代のコスチュームだ…!」
「画風が違いすぎて鳥肌が…」
真弥「皆テンション高いなぁ…」
HAHAHAと大声を上げながら教壇へと向かうオールマイト少しワクワクしているようにも見える
オールマイト「ヒーロー基礎学!ヒーローの素地を作る為様々な訓練を行う科目だ!!単位数も最も多いぞ!」
体を屈め力を入れながら語るオールマイトを見て何その格好と疑問を浮かべる真弥
オールマイト「早速だが今日はコレ!!戦闘訓練!!!」
爆豪「戦闘……」
緑谷「訓練…!」
オールマイト「そしてそいつに伴って…こちら!!!」
クラスの壁が飛び出しナンバーの入ったカバンが飛び出してくる
オールマイト「入学前に送って貰った「個性届」と「要望」に沿ってあつらえた…戦闘服(コスチューム)!!!」
「「「おおお!!!」」」
緑谷「コスチューム…!!」
真弥「胸熱だね」
珍しく真弥もワクワクしていた
オールマイト「着替えたら順次グラウンド・βに集まるんだ!!」
勢いのある返事をしそれぞれがコスチュームに身を包み始める
オールマイト「格好から入るってのも大切なことだぜ少年少女!!自覚するのだ!!!今日から自分は…ヒーローなんだと!!さぁ始めようか有精卵共!!」
それぞれがグラウンド・βに集まりそれぞれが感想を述べあっている中真弥は沈んでいた
響香「真弥どうしたの?似合ってるよそのコスチューム」
真弥「…ない」
飯田「どうかしたのかね早乙女君?」
切島「先生!早乙女が元気ありません!」
オールマイト「どうしたんだい?早乙女少年?似合ってるぞ!」
真弥「スーツが要望通りじゃない!!」
オールマイト「おお!?」
声を荒げてそう叫ぶ真弥、要望は黒いウェイトスーツに赤いコートだったのだがコートはそのままだが何故か上下で別れまるでブラジャーやホットパンツのような見た目になっていた
真弥「なんですかこの服!?防御面皆無ですよ!?なんですか全部避けろと!?上等だ畜生が!?」
オールマイト「お、落ち着いて早乙女少年キャラ崩壊してるぞ、後で開発部に私から言っておくから今日は我慢してくれ、な!」
肩で息をしながら声を荒げ気持ちを落ち着かせる真弥、遠くで峰田がヒーロー科最高等と言っていたがそれすら耳に入ってなかった
響香「まぁいいじゃん、普通に似合ってるよ」
真弥「フォローになってない…」
慰めよう肩に手を当てる響香だが返って逆効果だった
オールマイト「えぇ1名何故か要望と異なったようだがまぁみんなカッコイイぜ!」
飯田「先生!ここは入試の演習会場ですがまた市街地演習を行うのでしょうか!?」
そう鎧のようなコスチュームに身を包んだ飯田が問う
オールマイト「いいや!もう二歩先に踏み込む!屋内での対人戦闘訓練さ!!」
そう宣言しオールマイトは続ける
オールマイト「敵退治は主に屋外で見られるが統計で言えば屋内のほうが凶悪敵出現率は高いんだ。監禁、軟禁、裏商売…このヒーロー飽和社会、真に賢しい敵は屋内(やみ)にひそむ!!よって君たちにはこれから「敵組」と「ヒーロー組」に分かれて2対2の屋内戦を行ってもらう!!」
蛙吹「基礎訓練もなしに?」
オールマイト「その基礎を知るための実践さ!!」
蛙吹の質問にオールマイトはそう答える
オールマイト「ただし今度はぶっ壊せばオッケーなロボじゃないのがミソな!!」
真弥「対人だから加減も考えないと…か」
八百万「勝敗のシステムはどうなります?」
爆豪「ぶっ飛ばしていいんすか?」
麗日「また相澤先生みたいな除籍とかあるんですか…?」
飯田「分かれるとはどのような別れ方をすればよろしいですか」
青山「このマントヤバくない?」
オールマイト「んんん!聖徳太子ィィ!!!」
各自の相次いでの質問にそのような声を上げるオールマイト、カンペを出しながら続ける
オールマイト「いいかい!?状況設定は「敵」がアジトに「核兵器」を隠していて「ヒーロー」はそれを処理しようとしている!」
(((設定アメリカンだな!!)))
オールマイト「「ヒーロー」は制限時間に「敵」を捕まえるか「核兵器」を回収する事、「敵」は制限時間まで「核兵器」を守るか「ヒーロー」を捕まえる事。コンビ及び対戦相手はくじだ!」
飯田「適当なのですか!?」
真弥「いやそうじゃないよ、ヒーローは絶対同じペアで戦えるってわけじゃない即席チームを組むことだってあるはずだそれになれるってことじゃないかな?」
オールマイト「早乙女少年の言う通り!ヒーローは急造チームでやらなくちゃならない時もある、その相手が相性最悪でもね!」
飯田「なるほど、失礼しました!」
オールマイト「いいよ!早くやろ!!」
各自がくじを引く中真弥は嫌な予感がしていた、その予感は的中することとなった
真弥「先生!どう足掻いても1人余るてか余りました!」
そう人数が21のこのクラス、どう足掻いても1人余るのだ
オールマイト「いや!それでいいのさ!君は1人でどこかの組と勝負してもらう!対戦相手は後で君が選ぶといい!」
真弥「自由すぎません!?」
真弥の抗議虚しく戦闘は始まり第1戦AチームDチームの戦闘はAチームの勝利で終わった
オールマイト「と言っても今回のベストは飯田少年だけどな!!!」
蛙吹「勝ったお茶子ちゃんか緑谷ちゃんじゃないの?」
オールマイト「何故だろうなぁ〜?わかる人!?」
真弥、八百万「はい!…どうぞ?」
オールマイト「いいよ!2人で相談して言ってごらん!」
真弥「じゃぁ八百万さんが爆豪君と緑谷君で僕が残り2人でどう?」
八百万「よろしいので?ではお言葉に甘えて」
咳払いをし言葉を連ねる八百万
八百万「爆豪さんの行動は戦闘を見た限り私怨丸出しの独断、そして先程先生の仰った通り屋内での大規模攻撃は愚策、緑谷さんも同様の理由ですね」
真弥「じゃぁ次は僕が、麗日さんは中盤の気の緩みに大雑把な攻撃、ハリボテじゃなくちゃあんなこと出来ないしね、飯田君は最後まで核の争奪戦を想定していたため行動がワンテンポ遅れたこと、これだけ聞けば悪く聞こえますがよく言えば周りをよく見ている証拠です」
2人の判断に静まり返る一同
オールマイト「(思ってたより言われた!!!)ま、まぁ飯田少年もまだ固すぎる節はあったりする訳だが…まぁ正解だよくぅ…!」
八百万「常に下学上達!一意専心に励まねばトップヒーローになどなれませんので!」
真弥「まぁ観察してれば分かりますね、一応まだ言えるけどこの辺で」
(まだ言えるの!?)
その後訓練は順々に進みついに真弥の順番となった
オールマイト「さて、早乙女少年!この中から好きなペアを選びなさい!」
真弥「えぇ…どうしよう誰か戦ってくれる人!」
声を出し質問するしかし誰も答えない、女子の1部は彼の個性を知っているため正面戦闘は避けたいのだ
爆豪「おい、俺と戦え」
真弥「爆豪君?いいよ!それじゃぁ「待て俺とも戦え」…え?」
爆豪「あぁ!?半分野郎割り込んでくんな!」
真弥「オールマイト先生どうしましょう」
オールマイト「いいとも!2人でペアを組んで早乙女少年に挑みなさい!」
真弥「ほんとに自由ですね雄英…僕がヒーローでいいかな?また轟君の個性で氷漬けにされたら目も当てられないからね」
オールマイト「いいとも!さぁ準備して!」
真弥(試合が始まったか、2人のことだから多分…)
建物に入った直後真弥は大きく跳躍する、すると立っていたとこらに氷が発生していた、そのまま着地すると爆豪が突っ込んでくる
爆豪「死ねや!」
真弥「敵同士だからってそれは無いんじゃないの!?」
右からの大振りを弾くことで対応し距離をとる、距離を取った瞬間脚力を強化し爆豪に突貫し蹴りを見舞い吹き飛ばす
轟「爆豪!」
真弥「他人の心配してる余裕あるの!」
轟「くっ!」
視線が真弥から外れた瞬間肉薄し左右の拳や足技といった様々な技で追い詰めガードの薄い右側に回し蹴りを決め吹き飛ばす
轟「かはっ!」
爆豪「舐めんなや!クソが!」
真弥「奇襲仕掛けるなら声出すんじゃないよ!」
背後からの爆豪の奇襲をしゃがんで避け地面に手を付きカポエラの容量で蹴りを見舞い吹き飛ぶ、態勢を立て直すと轟が今度は肉弾戦を仕掛けてくる、それを触れないように避け両手首を掴み巴投の容量で投げ飛ばす
真弥「ほらおいでよ、こんなもんじゃないでしょ?」
切島「すげえ早乙女!あの二人相手に圧倒してる!」
障子「あぁ、余裕すら感じられるな」
響香「けど油断はしないよアイツは常に余裕を持ちながらも全力で挑むのがアイツだからなおのことタチ悪いのよ」
オールマイト(早乙女、君の強さ見定めさせてもらうぞ!)
試合はあの後も続いたが2人は息の合わない連携のせいで攻撃を妨害しあいそれを真弥が突くという攻撃を繰り返し遂に2人がダウンする
真弥「どうしました?僕はまだ余裕ありますよ?とは言ってももう決着ですが」
爆豪「あぁ!?まだ終わってねぇぞ!」
真弥「終わってますよ腕を見て見なよ」
爆豪、轟が腕を見るとその腕にはいつの間にかテープが巻かれており巻かれているということは捕まったということつまり
オールマイト「そこまで!勝者早乙女少年!」
オールマイト「さて、今回のベストは言うまでもなく早乙女少年だ!何故か分かるかな?」
八百万「はい!それは1人でありながら2人を圧倒したこと、そして核を傷つけないように戦った事などが挙げられます!」
オールマイト「その通り!さて今回はここまで!それじゃぁ今回はここまで!」
そう言い残しオールマイトは物凄い勢いで走り去っていく
峰田「速!」
真弥(うーん、ちょっとやり過ぎたかな…後で謝るべき?でも謝れば逆に怒りそうだよなぁ…)
そう考えながらA組の扉を開けると丁度轟が出てきた
真弥「あ、轟君、その今回さ…」
轟「今回は素直に負けを認める、だが次は負けねぇ…!」
そう言い残し轟は去っていった
真弥(なんだ、いらない心配か…)
切島「なぁなぁお前どうやってあの二人に勝ったんだ!?」
砂藤「俺も聞きてぇ!」
真弥「え?え?」
真弥が困惑していると響香が割り込んでくる
響香「皆あの二人に勝ったあんたが気になってんのよ、この後皆で反省会するんだけどそこで聞かせて欲しいんだって」
真弥「あ、うんそういう事なら喜んで、でもそんな難しいことじゃないよ?相手の動きに合わせて戦い方を変えてるだけで…」
この日真弥はクラスからの質問攻めでなかなか帰れなかった事を余談として語っておく
という訳で今回はここまで!真弥くんのコスチュームはfateのクロエ・フォン・アインツベルンの格好をイメージしてください、元はエミヤのあの服です
そしてついに次回からUSJ編です!どうなる事やら…
それではまた次回お会いしましょう!
『待て次回!!!』
待て次回の所Plus Ultra!!に変えよかな…