それでは
『どうぞ!!』
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緑谷達含む全員が現状を理解出来ずにいた突如脳無と呼ばれた怪物の頭に矢が刺さったかと思えば自分達が敵から離れたところにいたこと、先程まで蛙吹に手を伸ばし個性を使おうとしていた敵が吹き飛んでいたこと、全ての理解が追いついた時チンピラ同然の敵達が吹き飛び相澤先生を担いだ真弥が立っていた。そう全て真弥がやったのだその間数十秒の出来事であった
真弥「ごめん、だけどもう大丈夫、僕が来たから!」
緑谷「早乙女君!」
真弥「緑谷君、先生頼めるかな?意識がない息はしてるから生きてはいるよ」
そう言いながら相澤を緑谷達に託し敵を睨む真弥手が全身に着いた敵がゆっくり起き上がり怒気をはらんだ声を出す
???「なんなんだよお前…さっきからイラつくなぁ…何をぼさっとしている脳無とっととアイツを殺せ」
そう言うと脳無と呼ばれた怪物が矢を引き抜く
緑谷「あれで死なないの!?」
真弥「心音は1度止まりかけたけど活性化した、超が付くほどの再生能力ってこと?」
それを聞いて緑谷が真弥に警告する!
緑谷「早乙女君気をつけて!そいつ素ですごい怪力なんだ!それに対しダメージが入らない!多分ショック無効か吸収の個性も持ってる!」
真弥「かなりのチートだね、多分吸収だよさっきついでに殴ったけど感触があったから無効じゃない、緑谷君5分時間を稼ぐその間に逃げて」
緑谷「君一人じゃ無理だ!相手はオールマイトと互角に戦う為に作られたんだよ!」
真弥「なら尚のこと誰かがここで時間を稼ぐ必要がある…それに」
瞬発力、筋力、視力を強化しそれを最大解放する真弥
真弥「先生傷つけられて黙ってられる生徒がいるか!」
???「脳無殺れ」
脳無と真弥が同時に駆けだし拳と拳がぶつかり合い衝撃と爆音が広範囲に広がる、そこから脳無がラッシュをかけるが真弥はまるで『見えているかのように』避け拳を打ち込み続ける
???「おいおい…オールマイト様に作ったのにあのガキと互角ってどうなってるんだ…?」
???「死柄木弔恐らくですが彼の個性でしょう、超パワーで迎撃してるのでしょう」
黒い霧のような男の言っていることはあながち間違ってない真弥は視力を強化したことにより相手の行動がゆっくりに見えそこから相手がどんな攻撃をするかを予測しているのだ、それで瞬発力を強化し避け拳を仕舞う前に強化した腕力や脚力で反撃しているのだ
死柄木「なんなんだよ…なんであんな奴がいる…!」
苛立ち喉を掻きむしる死柄木しかし少しずつ2分と経たないうちに真弥の動きが鈍りかすり始める
真弥(全身強化の上に瞬発力、視力の強化はさすがに無理がありすぎたか…!思ったよりきついこれだと後1分と持たない!)
反撃し応戦し続ける真弥だが限界が思ったより早く来ていた、その要因は2つ、1つはここに来る前山岳ゾーンでの戦闘で個性を怒りに任せ解放していたため体に負担がかかっていた事、そして2つ目に索敵のため聴力、視力を強化して更に負荷をかけた事が原因で思っていた以上に体力を消耗していたのだ
真弥(っ!もう目の方が限界か!)
目から血を流し始めたことに気づき視力の強化を解除し距離を取る真弥、真弥は肩で息をしていた、普段の冷静な彼ならここまで消耗しないが怒りと焦りから動き一つ一つに余分な体力を使ってしまっているのだ
死柄木「予定変更だ…脳無、そのガキはほっといて逃げようとしているガキども殺せ」
真弥「…!緑谷君危ない!」
死柄木の指示に弾かれる様にその場での戦闘をやめ緑谷達を狙う脳無、真弥もそれに反応し緑谷を突き飛ばす、突き飛ばされた緑谷が見たのは
緑谷「…え?」
真弥「…ガハッ!!」
脳無の拳が腹部にめり込んだ真弥の姿だった
死柄木「やっぱり…お前はお友達を狙えば庇うって思ってたよ…脳無そいつを叩き潰せ」
腹部を抑え蹲る真弥に蹴りを加え吹き飛ばし吹き飛ぶ間に近付き頭をつかみ地面に叩きつける、そして右腕を踏みつけまるで小枝を踏み割るようにへし折る
真弥「っ!ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!?」
今まで経験したことのない痛みに声にならない叫びを上げる真弥、しかし脳無は真弥の頭を鷲掴み何度も何度も叩きつける
緑谷「やめろよ…」
緑谷の掠れた声を聞こえてないように叩きつけ、殴り踏みつける脳無
緑谷「やめろォ!」
緑谷の叫びが天に届いたのかそこにあの男が現れる
オールマイト「よく頑張ったな早乙女少年」
真弥「来る…のが…遅いですよ…」
消え入りそうな声でそう言う真弥、オールマイトは申し訳なさそうに笑う
オールマイト「それは済まない!だがもう大丈夫!私が来たからね!」
そう言って真弥をゆっくり降ろそうとするがその腕を真弥が掴む
真弥「ご…めん…なさい…!何も…でき…なかった…!貴方…負担…減らし…のに…なさい…ごめんなさい…!」
今にも消え入りそうな掠れた声で何度と謝る真弥の頭を優しく撫で安心させるオールマイト
オールマイト「君は立派に戦ってくれた、君は間違いなくヒーローだよ!」
それを聞いて目を見開き無理に笑う
真弥「よ…かっ…た…」
その言葉を最後に真弥の意識は闇へと沈んだが最後に見たオールマイトの顔は怒りに歪んでいた
オールマイト「早乙女少年…全くつくづく自分が嫌になるな、こんなときなんて言えばいいのか全くわからないなんてな…」
真弥を静かに地面に降ろしながらそう語るオールマイト、その声は怒気に溢れていた
切島「…どうなってんだこれ」
爆音を聞きつけ遅れてやってきた切島、爆豪、轟は傷だらけで倒れる真弥を見て驚愕する
オールマイト「切島少年、早乙女少年を頼めるかい、息はしているがとても危険な状態だ」
切島「は、はい!」
オールマイトはゆっくりと敵へと向かっていく
緑谷「オールマイト!あの黒いやつに気をつけて!アイツは衝撃を吸収するだけじゃなく、超再生の個性まで持ってる!それに時間も…!」
慌てて口を塞ぐ緑谷、オールマイトの現状を知るのはこの場には緑谷しかいないのだ
オールマイト「情報サンキュー緑谷少年!それに大丈夫!」
親指を立てて大丈夫だとアピールするオールマイト
オールマイト「ヒーローは何時だってピンチを乗り越えるもの!それが今さ!さぁ来いよ敵共!今の私は手加減なんて出来ないぞ!」
そこからの戦闘は凄まじいものだった、オールマイトと脳無が拳を打ち付ける度に激しい衝撃波が発生し誰も近づけない、互角だったラッシュが次第に脳無が押され始め最後には天幕を突き抜ける勢いの拳を放ち脳無を撃破した
脳無を倒したすぐ後教師陣も到着し首謀者と思われる2人には逃げられたがそれ以外は捕まえ、相澤、真弥が重傷、緑谷とオールマイトが怪我をしたことを除けば全員が無事であった
真弥が次に意識を取り戻したのは2日後の病院のベッドの上だったその片端には響香が寝息をたて寝ていた
真弥「…心配かけちゃったかな?ごめんね響香」
優しく頭を撫でる真弥それに気付いたのか響香が目を覚ます
響香「まや…?真弥!」
突如抱きしめる響香、それに驚く真弥
真弥「痛いよ響香、少し離れて…響香?」
響香「やだ…」
予想外の回答に驚き無理やり剥がそうとするが片手の上完治してない為うまく力が出せず諦め頭を撫でる事にした真弥
響香「…心配したんだから」
真弥「うん…そうだよねごめんね」
顔を胸に埋めながらそう言う響香の頭を撫で続ける真弥
響香「あんたが血塗れで切島に担がれて出てきた時死んじゃったんじゃって…本気でそう思った、怖かったんだよ?」
真弥「ごめん、僕もあぁするしかなかったからさ」
響香「そんなの分かってる、あの場で戦えたのはあんたしかいなかったのは梅雨ちゃんから聞いてるから、でも少しは自分の身も大切にしてよ…どれだけ心配したと思ってるのよ」
真弥「うん…」
響香「先生が一命を取り留めたって聞い時は本当に安心したしおじさん達も泣きながら喜んでた」
真弥「そっか、帰ったら父さん、いや皆に何言われるのかな…怖いなぁ」
はははと笑う真弥、そんな真弥の身体をより一層強く抱きしめる響香、その声は震えていた
響香「笑い事じゃないよ、クラスの皆もどれだけ心配したか…ほんとに分かってんの?」
真弥「うん、分かってるよ、ほんとにごめんね」
限界が来たのか嗚咽を漏らし出す響香
響香「あんたが…このまま目を覚まさないんじゃってほんとに怖かった、怖かった…」
響香を安心させる為に片手ではあるが抱きしめる真弥
真弥「もう大丈夫、僕はここにいるしどこにも行かない、君を置いて死んだりしないよ」
それを聞いて涙が溢れだし泣き出す響香、それを慰めるように頭を撫でる真弥
(((入りにくい!?)))
外にクラスメイト達が待機しているとも知らずに…
響香「ぐすっもうこんな無茶しないでよ?」
真弥「分かってるよ、また君を泣かせたらおじさんに殺されかねないし」
響香「何よそれ。そんな理由なわけ?」
頬を膨らませ不貞腐れる響香、それを見て微笑む真弥
真弥「勿論君に約束したってのもあるし、それに」
扉の方を向きながら言葉を続ける
真弥「クラスの皆も心配させたらダメだもんね?」
響香「え?」
それを聞いて恐る恐る扉が開くと顔を赤くしたクラスメイト達が出てくる、峰田だけ何故か血涙を流していた
響香「え?ちょ!?皆!?い、いつから!?」
真弥「大体君が先生が一命を取り留めたって言った辺りから?」
それを聞いて顔を真っ赤にする響香
芦戸「い、いやぁ盗み聞きするつもりは無かったんだけどいいムードだったし入りづらくて…ごめんね?」
それを聞いてプルプルと震え出す響香
響香「…れろ」
『へ?』
響香「今聞いたの全部忘れろォ!?」
イヤホンジャックを振り回し暴れ出す響香、それを飯田が止めようとする
飯田「お、落ち着くんだ耳郎さん!ここは病室だしすぐ近くに怪我人も…うがァァ!?」
『飯田(君/さん)!?』
果敢にも止めようとした飯田にイヤホンジャックが刺さり爆音となった心音が流れ込む、それを見かねてある人が入ってくる
???「ここは病院だよ、少し落ち着きなさい」
真弥「あ、少し待ってください、ほら響香落ち着いて」
響香の頭を撫で響香を鎮圧する真弥、動きが止まったのを確認してからその男は話し始める
塚内「ありがとう、俺は塚内直正、警察のもだ、復帰して早々で悪いが君に脳無について話してもらいたいんだ」
それを聞いて響香が待ったをかける
響香「待ってください、真弥はまた間復帰したばかりです!回復してからでも」
真弥「いいよ響香、その前にさっきからそこで隠れてる平和の象徴さんを引っ張り出してくださいよ髪の毛丸見えですよ」
全員が振り返るとオールマイトが覗き込んでいた
(((あのガタイでその隠れ方は無理があるぞ!?)))
塚内「はぁわかった、だが僕ら3人だけで話をしたい、いいかな?」
真弥「構いません、皆先に帰っといて僕もこの人達と話した後先生のとこ行って診察してもらうから」
それを聞いてそれぞれが言葉を短く交わしながら出ていく、響香は何が言いたげだったが芦戸達に引き摺られ出ていった
塚内「さて、早速だが脳無についてどんな印象だったか教えてくれないか?」
真弥「えぇ、そうですねまず…」
そこから真弥は戦闘を通して感じた事を包み隠さず話した
塚内「なるほど、オールマイトから聞いていたがやはりそれだけのパワーに回復能力…よく頑張ったな」
真弥「いえ、それより本題に入りませんか?こんな事もう知ってたんでしょ?話は他にあった、だからオールマイト先生がここに居るし皆を遠ざけた、違いますか?」
塚内「全く勘のいいことで、そうだよ本題は別にある、オールマイトここからは君が話すべきだ」
そこまで黙って聞いていたオールマイトが口を開く
オールマイト「すまない、あの時もっと早く来ていればこんな事にはならなかった…お詫びとしてはなんだが私の秘密を教えるよ」
真弥「それは、時間制限の事ですか?」
それを聞いて2人が驚いた顔をする
真弥「13号先生が言ってました、『制限ギリギリまで活動していた』とつまりオールマイト先生は何らかの理由で活動時間に制限がある違いますか?」
オールマイト「まさかそこまで分かっていたのか…そう私はかつてとある敵との戦いで深手をおい今では」
オールマイトから煙がで始め晴れるとそこにはガリガリの男がいた
オールマイト「これが今の私、活動時間も30分と無い…失望したかね?平和の象徴がこんな無様な姿では?」
真弥「いえ、むしろ嬉しいです、オールマイトの秘密を知れましたから、この秘密を知っているのは僕ら3人と後は…緑谷君とリカバリーガールと校長ですかね?」
オールマイト「惜しいな怪我の事は雄英の教師全員が知っている、そしてここから話すのは我々3人と緑谷少年、リカバリーガールの5人だけの秘密だ」
そしてオールマイトは自身の個性だったワンフォーオールを緑谷に託したことを話した
真弥「ワンフォーオール…なるほど似てると思っていたけどそういう事でしたか…分かりましたこの事は僕の胸に閉まっておきます」
オールマイト「すまない、早乙女少年」
真弥「気にしないでください、さて、お話はこれくらいにしましょう、すいません刑事さん肩貸してくれませんか?先生のところ行かないと」
塚内「あぁ構わないとも」
その後診察を受けリカバリーガールからの治療を受け、完治とはいかないがほぼ全快まで回復したため退院し帰ろうとすると響香が立っていた
真弥「響香?待っててくれたの?」
響香「皆はさっき帰った、それよりもう大丈夫なの?」
真弥「うん、もう平気だよ!体育祭もあるから早く完治させないとね!」
響香「あんたその怪我で良く出ようと思えるはね、まぁあんたって意外とお祭り好きなとこあるししょうがないか」
真弥「まぁね!さ、早く帰ろ!さっき父さんに連絡したら早く帰ってこいって言われちゃったし!」
そう言って前を行こうとすると響香に手を掴まれる
響香「ゆっくり帰ろ?体にも負担かかるし」
真弥「響香…うんいいよ!」
そう言って2人は歩いて同じペースで帰った、その手は自ずと堅く繋がれていた
余談だが家に帰ると両親含む全員から泣きながら怒られたそうな
というわけで今回はここまで!真弥君初黒星ですね、まぁ相手が悪すぎたし消耗していたのが原因で負けました、もし全開なら相打ちくらいにはなってます。さてさて次回から雄英体育祭が始まります!真弥君の介入によってどうネジ曲がるのか乞うご期待?
それではまた次回お会いしましょう!
『待て次回!!』