転生するなら提督ではなく、あえて艦娘になりたい。   作:しらぬり

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ねえねえお出かけ回と思った?

残念!開発回でした!


第十七話 開発

神崎「提督。俺そろそろ開発とかしてみたいんだが。」

 

提督「え。」

 

なんだよ、『え』って。しかもまるで信じられないものを見たかのような顔になっている。失礼な。

 

提督「...ごめん勇也。最近私難聴になってきたかも。もう一度さっき言ったこと聞いていい?」

 

神崎「大丈夫かよ。俺そろそろ開発とかしてみたいんだが。」

 

提督「聞き間違いじゃなかった!"あの"勇也が開発をしたいだなんて!もしかして病気かも...」

 

失礼にもほどがあるぞ提督よ。確かに今までこのチートスペックだから開発とか建造とかでヤバいもん出てきたらいかんと思って自重したが、そろそろいろいろといじりたくなってきた。

 

神崎「今まではちょっと自重してただけだ。これからは正直やりたいようにやっていくだけだ。」

 

提督「えぇ...」

 

...もう俺は何も言わんぞ。まぁそんなことは置いておいてだな。実は俺が使っている装備完全に浪漫だけを追い求めていった結果が『オーバースペック・オーバーテクノロジー』となったわけなんだが、もしかしたら弱い武器が出てくるかも知れない。例えば14㎝単装砲とか...61cm三連魚雷とか...。

 

神様にもらった力で作ろうとはしたんだが、ある程度の資源と開発資源が必要だった。で14㎝単装砲のレシピが『燃料1500 弾薬2400 鋼材3200 ボーキ500 開発資材10』なんだよね。

おかしいだろこの必要資材数!大型建造かっつーの!これなら普通に開発した方がいいよね!

というわけで提督に開発がしたいといったわけだ。

 

提督「まぁいいけど。それじゃあ早速工廠に行きますか~。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明石「あれ?提督と...勇也さん?どうしたんですか、こんなところで?」

 

提督「勇也が開発をしたいんだって。今手空いてる?」

 

そう言えば明石さんと会うのは久しぶりかも知れない。実際俺の記憶の中では俺が建造されたとき以外ではあった覚えがない...

 

明石「今なら大丈夫ですよ~。じゃあ早速開発しますか!」

 

神崎「提督、先ずはどれくらいの資材を入れた方がいい?」

 

提督「そうだね...じゃあ全部77で!」

 

縁起がいいからって別に77にする必要性はないんじゃないか...?まぁ提督のその好意は受け取っておきますか。拗ねられたら困るし。

 

神崎「それじゃあ妖精さん。お願いね。」

 

目の前にふよふよ浮いている妖精さんに声をかけると敬礼をし、すぐに奥に向かっていった。何ができるかな...?オーバースペックなものはお帰り願いたいがね。

 

 

 

~数分後~

 

 

 

奥から光るカードを手に持っている妖精さんが出てきた。開発して出てきた装備ってこうなるんだな。

 

神崎「ありがとう。助かったよ。」

 

妖精さんに一言声をかけ、妖精さんの持っていたカードを受け取ると、突然カードが空中に浮き輝き始めた。

眩しい。めっちゃ眩しい。なんかこんなこと結構前にもあったような気がするんだが...まぁいいかな。

輝きが収まると、そこには見た目だけは『GSh-6-30』のものがあった。ただ違うのは腕に装着する形なことと、『飛翔体』を飛ばせたり砲弾を『音速』で発射できるということ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さん、どうやら私はオーバースペック・オーバーテクノロジーの呪いをかけられているようです。

 

 

 

提督「明石、これ何かわかる?」

 

明石「いえ...ただ現代艦のイージス艦に搭載されている対空火器の銃身に似てますな。」

 

神崎「何故だ...俺はただもう少し弱い武器が欲しいだけなのに...」

 

何時かあの神絶対に『O☆HA☆NA☆SI』してやる...




潜水艦が一切出てこないんじゃあぁぁぁぁぁぁぁ!

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