転生するなら提督ではなく、あえて艦娘になりたい。   作:しらぬり

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第二十三話 後に

AM7:00

 

目が覚める。体を起こそうとするが体中が痛み力が入らない。なので誰かが来るまで天井にシミを数えることにした。

 

AM7:30

 

外が騒がしくなってきた。走る音が聞こえる。かなり人数が廊下を走っているようだ。しかし、だれも部屋に入ってこないのでシミを数え続けることにした。

 

AM7:45

 

ドアが勢い良く開いた。そのまま開けた張本人は俺に思いっきり抱き着いたらしい。俺は痛みのあまり気絶した。

 

AM11:25

 

再び目が覚めた。今度は俺の部屋ではなく病室っぽい場所だった。横には目をはらした武蔵がいた。何でもあの戦いの後俺は半日ほど気絶していたらしい。みんなには迷惑をかけてしまったので後で謝らないとな。

 

AM11:40

 

今度は普通にドアが開く。入ってきたのは提督だった。思わず顔をそむけてしまう。守るはずだった人物。守れなかった人物。姿を見るたびに罪悪感で胸が苦しくなってしまう。提督は俺の気持ちを察してくれたのか様子を見るだけして戻っていった。

 

AM12:30

 

昼飯は間宮さんが特製病院飯を作って来てくれた。病院飯とはいえ間宮さん製なので美味しかった。

 

AM14:20

 

吹雪ちゃん達が遊びに来てくれた。誰も来なくて寂しかったので正直嬉しい。しかし、吹雪ちゃんと雑談をしていた時に「思い悩んでいることありませんか?」と聞かれてしまった。特にはなかったので「大丈夫。」と返した。

 

AM14:50

 

吹雪ちゃん達が部屋を出ていった。なんでも演習があるらしい。またしばらく寂しい思いをすると思うとかなり萎える。

 

AM15:30

 

また提督が来た。今度は顔を背けずにじっと顔を見る。それと同時に罪悪感と自己嫌悪に押しつぶされそうになる。自分の中でお前のせいだ、お前が悪いんだ、と囁く。そして俺は提督の顔を見ながら謝罪をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神崎「すまなかった。」

 

私が入って来て最初の一声は謝罪だった。

 

神崎「俺のせいで提督を傷付けてしまった。俺のせいで...。」

 

提督「そんなことはないよ。勇也。」

 

勇也は私の言葉を聞いて顔を上げる。

 

提督「実際勇也は数発迎撃しているし、もしも迎撃できていなかったら私死んでたかもしれないし。」

 

神崎「...」

 

私はつい感情のまま勇也を抱きしめる。

 

神崎「え、ちょ提督?」

 

提督「自分を責めないで。」

 

それだけ言って勇也の頭をなでる。勇也も私を抱きしめて泣いている。私は何も言わずにただただ撫で続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後両者とも恥ずかしくなってそれぞれ悶絶していた。

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