スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
何度も・・・何度でも・・・立ち上がろう・・・・・・
クッパ姫・・・お前を書くためにな・・・!!
・トリコ(トリコ)
・
クッパがピーチ姫に許されてから、マリオからナハトの香りがほんのりとするような気がするようになってから数日後。
4人が遊園地へといく前日になった。
なぜ、前日なのかというと、ピーチ姫が『当然、開園時間と同時に入るわよ!だから、一緒に出かけやすいように前日は城に全員泊まりなさい!』と言ったからだ。
ピーチ姫のこの言葉を聞いたとき、マリオとクッパは予想が当たったと顔を見合わせて苦笑していた。
「ふぅ、今日は別に仕事の手紙とかはないみたいだな。まぁ、電話がある可能性も残っているけど・・・・・・」
自宅のポストの中を確認し、仕事の依頼がないことを確認したマリオは短く息を吐く。
マリオの仕事は基本的に手紙か電話で依頼されるため。
朝の手紙による依頼の確認と、突発にくる電話での依頼を待つしかないのだ。
一応、マリオが電話にでれない場合はルイージの方へと電話がいくので、お客さんが困ることは滅多にない。
「明日は完全に休みにするためにルイージに頼みに行こうかな。後日、ルイージに1日休んでも良いって言えば頼めるだろうし」
配管の修理などの依頼は大量にあるわけではないのだが、不定期にくるのでどちらかは手を空けておきたい。
そのため、マリオは明日のことを頼むためにルイージの家へと向かうのだった。
マリオの家からだいたい10分ほど歩いた森の中。
マリオの目の前に緑色の屋根のシンプルな家が現れた。
家の作りとしてはマリオの家と似ており、違いがあるとすれば庭に大量に咲いている花壇の花たちだろう。
「おーい、ルイージ」
緑色の屋根の家の玄関を軽く叩きながらマリオはこの家に住んでいる双子の弟の名前を呼ぶ。
すると家の中から緑色の帽子をかぶった男性───ルイージが現れた。
「やぁ、兄さん。おはよう、朝御飯は食べた?それともお茶にする?実は最近、良い茶葉が手に入ったんだ」
「おはよう、ルイージ」
ルイージはマリオを家の中へと招くと、マリオを椅子に座らせてテキパキと朝御飯やお茶の準備を始めていった。
実はルイージは家事やガーデニング、料理などが趣味で、それらを人にふるまうのが好きなのだ。
ルイージが色々と準備していく様をマリオはいつものことだと、やや苦笑いをしながら見ていた。
「はい、朝御飯のパンケーキだよ。ベーコンもカリカリに焼いたから美味しいと思うよ」
「あ、ああ。ありがとうな」
ニコニコと笑みを浮かべながらルイージはマリオの前に朝御飯のパンケーキを置く。
パンケーキの横にはカリカリに焼かれたベーコンが添えられており、パンケーキの熱で溶けたバターがトロリと広がっていった。
「そうだ、この紅茶も飲んでみてよ。渋味とかが少なくてとても飲みやすいんだ。パンケーキにも合うと思うよ」
「お、おお」
どんどんと色々なものが用意されていく事態にマリオは若干押されていた。
ルイージの家に来ると、何故かルイージはマリオの世話を焼こうとするので、毎回このような事態になるのだ。
「そういえば、何か用があったの?」
「んぐ・・・・・・ゴクン。ああ、そうなんだよ」
ふと、思い出したようにルイージはマリオが家に来た理由を尋ねる。
ルイージの問いにマリオは口に入っていたパンケーキを飲み込んで頷いた。
読了ありがとうございます。
本編にルイージが出てくるのは初ですね。
・ルイージ邸観察日誌
とりあえずピーチ姫のお城に来てみたけど・・・・・・
やっぱり兵隊さんたちに話しかけないと中には入れないよね。
ううん・・・・・・
恥ずかしいけど、頑張って話しかけるしかないよね。
ええと、こんにちは・・・・・・
「おや、こんにちは。ピーチ城に何のご用かな?」
ピーチ姫にちょっと相談があって・・・・・・
会えますか?
「ふむ、今なら大丈夫でしょう。どうぞお入りください」
兵隊さんが優しくて良かった。
とりあえずこれでピーチ姫に会えるよね。