スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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昨日は寝落ちして、休み時間を使って書き上げました。

誤字などがあったら教えてもらえると助かります。


私にできるのはクッパ姫を伝える努力と書き続ける努力だけです。


・橘万里花(ニセコイ)




第91話

 

 

 紅茶の入ったカップを置き、ルイージはマリオを見る。

 

 家に来てくれたのは嬉しいけど、どんな用件で来たのかな?

 焦ったりしている様子がないことから緊急事態と言うわけではないんだろうけど。

 

 

「明日、ピーチ姫に誘われてキノコランドに行くことになったんだ」

「へぇ、確かキノコタウンを越えて少し行ったところに新しくできた遊園地だっけ?」

「もぐ・・・・・・、ああ」

 

 

 キノコランド、その名前はルイージも知っていた。

 仕事で行った先の依頼人との雑談でそこそこの頻度で話題にあがっていたため、記憶に残っていたのだ。

 ルイージの言葉に、マリオは口にパンケーキを運びながら頷いた。

 

 

「最近できたばかりなのにスゴいね。ピーチ姫と2人きりで行くの?」

「いや、クッパとナハトも一緒に行くよ」

 

 

 ルイージの問いにマリオは首を左右に振り、自分とピーチ姫だけではなく、他にも人がいることを伝える。

 マリオの言葉に、ルイージは少しだけ驚いた表情を浮かべた。

 

 

「ナハトっていうのが誰かは分からないけど、クッパも一緒に行くの?!」

「うん?・・・・・・あ~、ルイージは知らないんだっけ?」

 

 

 ルイージの反応から、マリオはルイージが最近のクッパについて知らないのでは?と察する。

 事実として、ルイージはクッパの姿が変わっていることを知らず、今でもクッパはもとの姿のままだと思っていた。

 その理由としては、クッパの姿が変わったことに対して箝口令がしかれていることもあるのだが、キノコタウンの住人たちがその事に対して信じていなかったと言うこともあるだろう。

 程度としては、信用はできないけど面白い噂レベルである。

 

 

「クッパは今、女性なんだよ」

「そうなの?!」

 

 

 ルイージ自身も配管修理の依頼人との雑談でその噂は聞いていたが、キノコタウンの住人と同様に信じていなかったためかなり驚いていた。

 まぁ、噂話だったものが本当で、兄のライバルであった者が女性になっていると聞けば当然の反応だろう。

 なお、そのライバルが兄に対して恋愛感情を(いだ)いていると聞けばルイージは驚きのあまり倒れてしまうのではないだろうか。

 

 

「てっきり誰かの流した嘘の噂だと思ってたんだけどなぁ」

「まぁ、箝口令がしかれていたからな」

 

 

 紅茶を一口飲み、ルイージはポツリと呟いた。

 そんなルイージの様子にマリオは苦笑する。

 

 いや、まぁ、俺も自分が関係していなかったら信じてはいなかっただろうからなぁ。

 

 

「そういえば、ナハトのことも教えてなかったのか」

「あ、さっきも言ってたね。誰なの?」

 

 

 パンケーキを食べ終わり、フォークを皿に置きながらマリオはふと気づく。

 マリオの口から出てきたおそらくは女性であろう名前。

 ピーチ姫やデイジー姫を除いての女性の名前がマリオの口から出てくるのは珍しいことなため、ルイージは少しだけ興味を持っていた。

 

 

「そうだなぁ・・・・・・、一言で言うならピーチ姫にそっくりな女の子ってとこなんだけど・・・・・・」

「そんなにそっくりなの?」

 

 

 ナハトに対するざっくりとした説明にルイージは頭の中でとりあえずピーチ姫を思い浮かべる。

 そっくりだと言うのだから違う点があるのは間違いないのだろう。

 

 

「えっと、髪型がショートカットで」

「ふんふん」

 

 

 頭の中のピーチ姫の髪型がショートカットに変化する。

 これだけでもピーチ姫からかなり印象が変わるだろう。

 

 

「瞳の色が夜空みたいな黒って感じかな」

「へぇ、ピーチ姫は青空みたいな色だけど、その子は夜空みたいなんだ?」

 

 

 ルイージの頭の中でほぼほぼナハトの姿が思い浮かべることができた。

 

 確かにピーチ姫にそっくりかも。

 

 頭の中にナハトを思い浮かべながらルイージはウンウンと頷く。

 

 

「とまぁ、俺を含めた4人で行く予定なんだよ」

「なるほどね。分かったよ。明日は僕に任せて、兄さんは楽しんできてよ」

 

 

 マリオが明日キノコランドに行くという話から、なぜマリオが来たのかを理解したルイージは、ドンと強く自分の胸を叩く。

 本音を言うならルイージもマリオと遊びに出かけたい気持ちもあったのだが、それはまた今度で良いかなと自分を納得させていた。

 

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。


・ルイージ邸観察日誌

 お城の中を飛んで移動していると兵隊さんたちがちょこちょこ見てきます・・・・・・

 なんで見てくるんだろう?


「んん!」


 ふぇ?

 おじいさんのキノピオ?


「姫様にそっくりなあなた。もう少し低く飛んでもらえますかな?」


 え?

 そんなに高く飛んでないよ?


「あのですな?あなたが高くないと思っている高さで飛んでいると、私たちキノピオからはスカートの中がチラチラと見えてしまうのですよ・・・・・・」


 ・・・・・・・・・・・・うそ。

 辺りを見渡したら他のキノピオさんたちが一斉に目を逸らしました・・・・・・。

 恥ずかしい・・・・・・穴があったら入りたいよぅ・・・・・・



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