スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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休みの日に歩いてコンビニまで行ってコーヒーを買うのが習慣になっている気がします。


いつもニコニコ読者の隣に
萌えるお姫さま
クッパ姫です


・ニャル子(這いよれ!ニャル子さん)





第95話

 

 

 ピーチ城、城門前。

 少し大きめの包みを手に持ちながらマリオはそこに立っていた。

 包みの中身はどうやらクッキーのようで、包みの隙間から良い匂いが辺りに漂っている。

 

 

「ああ、マリオさん。ようこそ、姫様はお部屋でお休み中です。明日の分の仕事も終えてゆっくりとしていますよ」

「そうなのか。じゃあ、まずは会いに行かないとね」

 

 

 城門の前に立っているマリオに気づいたキノピオ兵は、軽く頭を下げてマリオを城の中へと入れる。

 マリオが近くを通り過ぎた際に、キノピオ兵は何か甘い匂いを嗅いだような気がした。

 匂いの出所はマリオの手に持っている包みから。

 その匂いにキノピオ兵は思わず唾を飲み込んだ。

 

 

「ん?ああ、ルイージに持たされてね。クッキーなんだってさ。たくさんあるから少しあげるよ」

「あ、ありがとうございます」

 

 

 キノピオ兵の唾を飲み込む音が聞こえたのか、マリオはふとキノピオ兵の方を向いて包みから数枚クッキーを取り出して手渡す。

 クッキーを受け取ったキノピオ兵は、クッキーをハンカチに包んでポケットにしまい頭を下げるのだった。

 

 

「ひとまずはピーチ姫の部屋に行かないとね」

 

 

 すれ違うキノピオたちにクッキーを少しずつ手渡しながらマリオはピーチ城の廊下を歩く。

 城門からそこそこの人数のキノピオたちにクッキーを手渡してきているのだが、包みの中のクッキーに減った様子は見られない。

 ルイージはいったいどれだけの量を作っていたのか・・・・・・

 マリオは少しだけルイージの作ったクッキーの量に体を震わせた。

 

 

「マリオ」

「のわぁっ?!」

 

 

 突然、耳元から自身の名前を呼ばれ、マリオは思わず叫び声をあげる。

 慌てて声のした方を見ると、そこには嬉しそうにしているナハトの姿があった。

 どうやら廊下の掃除をしている途中だったらしく、その手には箒が握られている。

 

 

「な、ナハトか。驚かさないでくれよ」

「驚く姿も可愛い」

「男は可愛いって言われても嬉しくはないかなー・・・・・・」

 

 

 少しだけ心臓がバクバクとしているのを誤魔化すようにマリオはナハトに話しかける。

 そんなマリオの姿をナハトはわずかに頬を染めながら見ていた。

 ナハトの言葉にマリオはガックリと肩を落として項垂れる。

 

 

「マリオ、それはなに?」

「ん?これかい?これは俺の弟のルイージが作ってくれたクッキーだよ」

 

 

 チラリとマリオの手に持っている包みを見てナハトは尋ねる。

 包みから漂う甘い匂いにナハトは鼻をヒクヒクとさせていた。

 そんなナハトの姿にマリオは微笑ましそうに笑みを浮かべながら答える。

 

 

「後でクッパも来るから、皆で食べよう」

「ん、分かった」

 

 

 マリオの言葉にナハトは頷き、マリオに抱きつく。

 分かったと言いつつ仕事に戻る様子はない。

 抱きついてくるナハトに、マリオはどうしたものかと頭を悩ませる。

 

 

「・・・・・・ナハト、仕事に戻るんじゃないのか?」

「もう少し、マリオを補充してから」

 

 

 結局、ナハトがマリオから離れたのは10分後のことだった。

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。


・ルイージ邸観察日誌


「それで、私にどんな相談があるのかしら?」


 えっと、デイジーと仲良くなるにはどうしたらいいですか?

 デイジーとは、その、恋がた・・・・・・ら、ライバル?なんですけど・・・・・・


「あらあら、なるほどねぇ・・・・・・。そうね、デイジーならスポーツとかも好きなんだけど」


 う、運動はちょっと苦手です・・・・・・

 他には何かないですか?


「う~ん、それならやっぱりルイージのことを話すしかないんじゃないかしら?話し初めの掴みとしてはそれで大丈夫だと思うわ」


 ルイージの話・・・・・・

 それならできるかな?

 あの、可能ならデイジーと話すのを協力してもらえますか?


「ええ、良いわよ。そうね、明日の午前中で良いかしら?」


 はい、ありがとうございます。


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