スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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投稿を始めておおよそ3ヶ月。
お気に入り人数も増えて感謝しかありませんね。


読者への贈り物を考えていた
クッパ姫を贈ろうか
萌え、キュン死する姿を見せてくれ


・セフィロス(FINAL FANTASY VII)




第101話

 

 

 ピーチ城、食堂。

 椅子に座る4人の前にとても美味しそうな料理が並べられている。

 料理から漂ってくる匂いはとても食欲を刺激し、嗅いでいるだけでよだれが出てきそうだ。

 食器を手に取り、マリオは目の前の料理に手を伸ばす。

 最初に手を着けるとしたらとりあえずはスープだろうか。

 スープは黄金色(こがねいろ)(きら)めいており、その中で具のカット野菜や肉がゆらゆらと泳いでいる。

 マリオ自身も似たようなスープを作ることはできるだろうが、ここまでのものを作ることはできないだろう。

 

 

「旨い・・・・・・」

 

 

 一言。

 まだスープしか飲んでいないと言うのにその一言しか言えなかった。

 マリオはチラリと他の3人の様子を伺ってみる。

 ピーチ姫は普段から食べているものと大差がないのだろうか、普通に美味しそうに食べている。

 クッパも同様で、同じように普通に美味しそうに食べている。

 

 そういえばナハトはどうなのだろうか?

 やはりナハトも城に住まわせてもらっているのだから食べなれているのだろうか?

 

 そっと気づかれないように横目でナハトを見る。

 瞬間、満開の向日葵(ひまわり)が見えた。

 

 いや、向日葵ではない。

 満面の笑みでとても美味しそうに料理を食べているナハトの姿があった。

 どうやら嬉しそうに笑っている顔が向日葵に見えたようだ。

 

 気を取り直してマリオは他の料理に手を伸ばす。

 次にマリオが手を伸ばしたのは魚料理だ。

 オレンジで作られたソースのかかったソテーらしい。

 一口、口に運ぶとオレンジ以外にもレモンの風味も感じられた。

 この料理も旨いと一言でしか言えない。

 

 そして、この後もマリオは出されている料理に対してただただ旨いとしか言えなかった。

 

 

「どうだったかしら?」

「うむ。ワガハイの城とは違った味付けだったが、こちらも旨かったのだ」

「いつも通り、美味しい」

「とっても美味しかったよ。家では食べられないようなものばっかりだった」

 

 

 食事も終わり、キノピオたちが食べ終わった食器を片付けていく。

 ピーチ姫の問いに3人はそれぞれ満足そうに答える。

 お腹がいっぱいになって眠くなったのか、ナハトはあくびまでしていた。

 夕食を思い返しながら、マリオはふと考える。

 

 そういえば・・・・・・

 1つだけ食べなれているような味があった気が・・・・・・

 でも、お城で食べるようなもので食べなれているものなんてないよな?

 

 何回か思い返して考えてみても、どうしてその料理から食べなれているような味がしたのかは分からない。

 不思議な事態にマリオは首をかしげるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 マリオは知らない。

 

 

 

 

 

 マリオが城に泊まると聞いて心配になり、こっそりと様子を見に来たLの文字が書かれた帽子の緑色の男が料理場にいたことをマリオは知らない。

 

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。


・ルイージ邸観察日誌


 えっと、デイジーはのけ反りながら叫んだ後、テーブルに頭を押し付けて顔を隠してしまいました。

 あの、さっき言ってたのは本当ですか?


「ええ、昨日デイジーが帰ってきてから私に相談してきたのよ」


 そう言ってピーチ姫はクスクスと笑いました。

 そうなんだ・・・・・・

 あの、デイジー?


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なによ」


 私と・・・・・・友達になってくれますか?


「・・・・・・・・・あーーー、もう!なるわよ!私からもお願いするわよ!」


 デイジーは髪の毛をグシャグシャとかき混ぜて顔を起こすと、顔を赤くしながら私と握手をしてくれました。


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