スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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遅々として進行していきます。


わたしのクッパ姫を読んでいけ!


・オスカル(ベルサイユのばら)





第105話

 

 

 眠っているマリオを起こさないようにピーチ姫はそっとクッパのもとに近寄る。

 おそらく先ほどまで寝ていた自分と同じような体勢なのだろうが、マリオの腕を抱き締める形でクッパの胸も強調されており、ナニをとは言わないが控えめに言ってもぎ取りたくなった。

 そんな黒い感情を押し殺してピーチ姫はクッパの肩を揺らす。

 

 

「クッパ・・・・・・起きて、クッパ」

「ん・・・・・・んんぅ・・・・・・?」

 

 

 ピーチ姫に肩を揺らされ、クッパは短く声をあげる。

 寝ぼけ(まなこ)でクッパはボンヤリとピーチ姫の顔を見る。

 まだハッキリとは起きていないのだろう。

 クッパは目の前で揺らされているピーチ姫の指をボーッと目で追っていた。

 

 

「ほら、ちゃんとして」

「む、むぅ・・・・・・?ピーチ、姫・・・・・・?」

 

 

 軽く額を小突かれ、クッパはようやく目の前のピーチ姫に意識が向く。

 くしくしと目をこすり、クッパは辺りを見渡した。

 そして、自身がマリオの腕を抱き締めていることに気づいたのか、顔を赤くして固まる。

 

 

「───なっ?!こ、これは・・・・・・」

 

 

 クッパは顔を赤くしながら慌ててマリオの腕から離れる。

 寝相でそうなってしまったのかは分からないが、またピーチ姫に怒られてしまうのかという怖さからの反応だ。

 そんなクッパの様子にピーチ姫はクスクスと笑う。

 

 

「お、怒らないのか・・・・・・?」

「うふふ、怒らないわよ。私も同じ感じで寝ていたみたいだもの。それにマリオの足の方を見て」

 

 

 恐る恐る尋ねるクッパにピーチ姫は笑いながら自分も同じように寝ていたと教える。

 ピーチ姫に促されてクッパはマリオの足を見た。

 

 

「ぬ?ナハト?」

「ええ、しかも両足をまとめてしがみついちゃってるのよね」

 

 

 マリオの足にしがみつくナハトの姿に気づいたクッパは軽く首をかしげる。

 ピーチ姫の言っていた通りなら、自分たちはマリオの両手両足にそれぞれ抱きついていたのだろう。

 まぁ、夜は少しばかり冷えたし人肌が恋しくなったのかもしれない。

 

 

「じゃ、次はナハトね」

「む、そういえば今の時間は・・・・・・」

 

 

 クッパが完全に目を覚ましたことが分かったピーチ姫は、意気揚々とナハトのもとへと近寄る。

 そんなピーチ姫の姿に少しだけ呆れながらクッパは時計を確認した。

 

 時間は・・・・・・7時をちょっと過ぎた辺りか。

 開園は10時と言っていたし、待ちきれなかったのか?

 いや、まぁ、化粧とかはまだ時間がかかるから助かるは助かるのだが・・・・・・

 

 マリオの足から離れようとしないナハトを引き剥がそうとするピーチ姫を見ながらクッパは思う。

 

 

「クッパ、ちょっと手伝って!」

「いーやー・・・・・・」

 

 

 あくまで小声でピーチ姫はクッパに呼び掛ける。

 引き剥がされそうになりながらナハトは嫌々と首を振りながら抵抗するのだった。

 

 

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。


・ルイージ邸観察日誌


「はー・・・・・・。テレサって、そんなに集団で生活するのね」


 うん。

 だって人数がいれば驚かしたりするときに連携がしやすいでしょ?

 例えば、誰かが怖い音をたてて、誰かが生暖かい風を吹かせるの。

 その後で後ろから気づかれないように近づいて驚かすと楽しいんだ!


「・・・・・・可愛くてもやっぱりテレサなのね」


 あれ?

 今なにか言った?



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