スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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いつのまにやら誕生日がきました。
ハッピーバースデイ私。

クリスマスの話って24、25のどちらに投稿したらいいんでしょうかね?


僕はベストセラー作家じゃなくていいんだ。
せめて自分のクッパ姫ぐらい可愛く書きたいんだよ。


・鈴木英雄(アイアムアヒーロー)





第112話

 

 

 しゃっくり混じりに涙を流しているクッパの姿を改めて見ながらピーチ姫は考える。

 ちなみにクッパの姿は、膝丈ほどのジーパンをはいて、上は下着だけの姿だ。

 さすがに下着のままでいさせるわけにもいかず、ひとまずはパジャマの上をクッパに着せた。

 

 

「とりあえず私の持っている服を貸してあげるわ。何着かはシャツとかもあるし」

「い、良いのか・・・・・・?」

 

 

 ピーチ姫の言葉にクッパは目もとの涙を拭きながら尋ねる。

 服を貸してもらえるならとても助かるので嬉しいのだが、それと同時に申し訳なくも思うのだ。

 

 

「良いのよ。それに、今日は4人で遊ぶのよ?あなたも着替えて行かないと意味がないじゃない」

「あ、ありがとうなのだ・・・・・・」

 

 

 ポロポロと涙を流しながらクッパはピーチ姫にお礼を言う。

 その涙は先ほどまでの悲しみからの涙とは違い、ピーチ姫の優しさへの嬉しさからの涙だった。

 

 

「もう泣かないの。それじゃあ私は部屋から服を持ってくるわね。ちゃんと目もとを冷やしておくのよ?」

「分かったのだ・・・・・・」

 

 

 そう言ってピーチ姫は部屋から出ていった。

 ピーチ姫が部屋から出ていくのを見送った後、クッパはピーチ姫の言った通りにタオルを濡らして絞り、目もとにあてる。

 少しでも泣いたことによって赤くなった目もとを目立たなくさせるために。

 

 

 

 

 

 

 廊下を早足ぎみに歩きつつ、ピーチ姫は自分の持っている服の中からいくつかをピックアップする。

 

 ええと、クッパは膝丈くらいのジーパンだったわよね。

 だとしたらワイシャツ系の・・・・・・

 いや、もともとは花びらの描かれたシャツだったわけだからそっち系のものの方が良いのかしら。

 とりあえず持っている中で近い種類のものをいくつか持っていって選ばせましょう。

 ・・・・・・胸がキツいとか言われたらヘコむわね。

 

 ピーチ姫は自分の部屋に辿り着くと、クローゼットの中から何着か洋服を取り出した。

 ジーパンに合いそうな服、ワイシャツ系の服、花びらの描かれた服。

 とにかくクッパに似合いそうな服を取り出していく。

 おおよそ10着ほど取り出した辺りでピーチ姫は手を止める。

 

 

「・・・・・・出しすぎたかしら?」

 

 

 クッパに似合いそうだからと取り出してはいたが、10着もあってはさすがに選ぶのに時間がかかってしまうだろう。

 ピーチ姫は取り出した服の中から3着ほどに候補を絞ると他の出した服をしまっていった。

 

 まぁ、これで大丈夫よね。

 あまり時間をかけてもあれだし、早く戻らないと。

 それにクッパも、もう一度メイクをするだろうから。

 

 そう考え、ピーチ姫は服を抱えてクッパの部屋へと駆け足気味に向かうのだった。

 

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。


・ルイージ邸観察日誌


 あ、いつの間にかこんな時間・・・・・・


「けっこう話し込んじゃったわね」


 うん。

 とても楽しかったよ。

 遅い時間になると真っ暗になっちゃうからお城まで送るね?


「そう?そんなに暗くは見えないけど・・・・・・」


 あ~・・・・・・

 あのね、このお家って実は薄く光ってるの。

 だから暗くなってもお家の中だと分かりにくいんだ。


「うそ?!・・・・・・うわぁ、真っ暗」


 だから、ちゃんと送っていくね!


「・・・・・・お化けとかに怖がるはずなのにお化けに送られるのね」



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