スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
楽に話の続きを書く時間が作れるのに・・・・・・
クッパ姫、みーつけた!
・超平和バスターズ(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない)
・
クッパの持ってきた化粧品を扱い、クッパから聞いたメイクを施していく。
その出来映えはクッパの技術よりも明らかに上で、クッパ自身もその技術に舌を巻いていた。
「よっし、これでだいたい終わりね。後のリップは自分でやってちょうだい」
「ありがとうなのだ」
鏡の前に置いてあるリップを手に取りつつクッパはピーチ姫に礼を言う。
早さも技術もワガハイよりずっと上。
これがメイクに慣れているピーチ姫の実力か・・・・・・
ワガハイも、頑張ればこれほどの実力をつけることができるのか?
濃すぎず、薄すぎず。
ちょうど良い色合いを意識しつつ、クッパはリップを唇に塗る。
コーラルピンクのリップがクッパの唇を艶めかせ、どこか色っぽさを醸し出していた。
「ええと、時間は・・・・・・8時15分ね。これなら朝食も食べられるわね」
「うむ。ワガハイでは間に合わなかったかもしれぬ。本当にありがとうなのだ」
時計を見ると、ピーチ姫がクッパにメイクを施し初めてから15分ほどしか経っていなかった。
メイクにかかった時間はクッパのほぼ半分。
これだけでもピーチ姫のメイクの手際の良さなどがうかがえる。
「さ、食堂に行きましょう」
「そうだな。ナハトは分からぬが、マリオの方はもう食堂にいそうだ」
使用した化粧品を片付け、2人は部屋を後にする。
向かうのはマリオとナハトの待つ食堂だ。
ピーチ城、食堂
クッパとピーチ姫の2人を待つマリオとナハトはお茶を飲みながら食堂の窓から射し込む陽光にぽやぽやとしていた。
漫画的に表現するならひょろひょろとした棒に丸い玉が着いているものが頭から少し辺り離れたところで浮かんでいるような感じか。
「ふわぁ・・・・・・」
「マリオ、あくびふぁ・・・・・・」
マリオがあくびをしたことを言おうとしたナハトはマリオに続くようにあくびをする。
お互いに顔を見合わせ、あくびをしたことを笑う。
「ははは、あくびがうつったな」
「うん、うつされた」
2人の完全にゆるんだ姿に、食堂にいた他のキノピオたちもどこかゆるゆるとした雰囲気を放っている。
それでも部屋の掃除や整備などに抜けている部分がない辺り、城で働く者としての技量がうかがえた。
そんなゆるんだ空間となっている食堂の扉が開き、クッパとピーチ姫の2人が入ってくる。
「待たせちゃったかしら?」
「すまぬ。少々トラブルがあって遅れたのだ」
カジュアルなTシャツにデニムのスカートを身に纏い、黒のスニーカーによってとてもエネルギッシュに見える。
おしゃれでありながらいつもより活発そうな印象を受けるピーチ姫。
ピンク色のシャツに若草色のカーディガンを組み合わせ、どこか春のようなイメージの湧く上と、ジーパンによってかっこよく見える下。
柔らかさとかっこよさを組み合わせたような印象を受けるクッパ。
普段では見られない2人の姿に、マリオは思わず見惚れるのだった。
読了ありがとうございます。
メイクの時間に関しては正確には分からないため、何となくの時間となっています。
長すぎるのではないかと思っても流してもらえると助かります。
・ルイージ邸観察日誌
よし、間に合った!
キャシーさん、お願いします。
「ええ、クリスマスも近いからそれに合わせた料理にしましょうか」
そうですね。
クリスマスといったら・・・・・・ケーキですか?
「そうね。ブッシュ・ド・ノエルって知ってるかしら?」
あ、たしか切り株をモチーフにしているケーキですよね?
「ええ、今日はそのブッシュ・ド・ノエルを作りましょう」