スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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筆が乗る、筆が乗る!


指が軽い。

こんな感覚、始めて。

いくらでも続きを書いていけてしまいそう!

もう、何も怖くない。


・巴マミ(魔法少女まどかマギカ)


第3話

 

 

 朝、どこか嗅ぎ慣れた、安心のできる香りを嗅ぎながらクッパは目を覚ました。

 起きたばかりでまだ頭がハッキリとしていないのか、ボーっとした表情で部屋の中を眺める。

 

 

「ここは・・・・・・マリ・・・オ・・・・・・?・・・・・・ッッ~~~~!!!!」

 

 

 ソファに眠る1人の男の姿を確認し、クッパは眠る前にあったことを思い出す。

 

 元の姿に戻れずに不安になり、ライバルであるマリオのもとへ来てしまったこと。

 こんな姿になってしまったことを疑うことなく信じてくれたこと。

 何度も戦ってきた敵同士だったはずなのに優しく受け入れてくれたこと。

 

 その全てがとても恥ずかしく、しかし、どこか嬉しくも感じていた。

 クッパは気づいていないが、その表情は赤くなりながらもややニヤけていたのだった。

 

 枕に頭を押し付けながら、バフバフと布団を叩いていると、マリオが小さく声をあげたことに気づく。

 

 

「んぅ・・・・・・」

「ッ!!」

 

 

 その声を聞き、クッパは思わず動きを止める。

 しかし、マリオに起きる気配はなく、再び寝息をたて始めた。

 

 マリオが起きてこなかったことにクッパはホッと息を吐き、自分がマリオの布団の枕に頭を押し付けていたことに気づく。

 今までであれば気にもしていなかったが、昨日のような自身のことを考えてくれている言葉を聞いてしまってはどこか落ち着かない。

 クッパは素早く布団から降りると、落ち着かなさを誤魔化すようにマリオの家の中を探索することに決めた。

 

 

「ここは、台所か。冷蔵庫の中も少ないではないか」

 

 

 最初に着いたのは台所。

 男の独り暮らしと言うこともあり、冷蔵庫の中にはそれほど多くの食材は入っていない。

 

 

「こっちは・・・・・・、書庫か。意外だな、こんなにも本を持っているとは」

 

 

 次に着いたのは書庫。

 と言っても大きなものではなく、物置部屋サイズの部屋に本棚が2つある程度だ。

 棚には配管の整備の仕方や、今までに行った国などの情報。

 そしてさまざまな写真の挟まれたアルバムが入っていた。

 

 

「それで、ここは洗面所と浴室か。ふむ・・・・・・」

 

 

 最後に着いたのは洗面所。

 そしてさらに向こうの扉の先には浴室がある。

 

 そこでクッパは、自分が昨日から体を洗っておらず、汚れていることを思い出す。

 今までの姿であればそこまで気にも留めていなかったのだが、何故かこの姿になってからとても気になってしまう。

 さらに言えば、マリオの家に着くまでに結構な汗をかいてもいた。

 自分の汗の臭いがマリオに嗅がれていたのではないかと思うと、どうにもそのままではいられない。

 

 そう思い立つと、クッパは近くにまとめてあったタオルから1枚を掴み、浴室の中へと入っていった。

 

 

 

 




読了ありがとうございます。





・ルイージ邸観察日誌その2

 ルイージは最近、誰かの声が聞こえてくるらしい。
 夜になるとどこからか声が聞こえてきて少し怖いようだ。
 大丈夫、私がちゃんと見守ってあげているから。


「ケケケ・・・」


 うっかり声が漏れてしまった。
 驚かせてごめんなさい。


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