スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
クッパ姫、大勝利ぃ~♪
・冬海愛衣(俺の彼女と幼馴染みが修羅場すぎる)
・
猛烈なスピードで景色が飛んでいく。
顔に、体に叩きつけられる風。
下へと落ちていく際に感じる一瞬の浮遊感。
そして加速して曲がる際に受ける強い横向きの力。
「きゃあああああ!!!!」
「うぉおおおおお?!?!」
「ぬぅううううう?!?!」
「おおおーー」
マリオたちは今、風になっていた。
キノコースター、入り口前
やや疲れた様子でマリオとクッパはキノコースターから出てくる。
その後ろから音符が見えそうなほどに上機嫌なピーチ姫と、そこまで疲れた様子の見えないナハトが続いて出てきた。
「き、キノコでこのレベルか・・・・・・」
「これでも意外と速かったぞ・・・・・・?」
「いやー、一番下のレベルでも楽しめたわね!」
「ジェットコースター、楽しい」
どうやら一番下のレベルのはずのキノコースターでも充分に速かったらしく、ピーチ姫は満足そうにしていた。
ナハトも速さなどに恐怖などはなかったようで、楽しめたようだ。
「じゃあ、せっかくだから次はスーパーキノコースターで段階を踏んでいきましょうか!」
「もっと速くなる!」
「・・・・・・クッパ」
「ああ、行くか・・・・・・」
キノコースターでも中々にダメージがあるのに次はさらに上のレベル。
マリオとクッパはさながら戦場に向かう兵士のように言葉少なく話す。
そんな2人を気にせずにピーチ姫は2人の手を掴んで走ってスーパーキノコースターへと向かうのだった。
「も、むり・・・・・・」
「きっ・・・・・・つい、のだ・・・・・・」
「だらしないわねー?」
「ねー」
ベンチに横になりながらマリオとクッパは息も絶え絶えに言葉を漏らす。
スーパーキノコースター。
それはキノコースターの上位番として確かに凄まじいものだった。
マリオとクッパの体感では速度はおそらく倍。
さらにキノコースターにはなかったうねるようなコースや、急降下の場所が増えていたりもする。
正直に言って、今までに無いようなほどにマリオとクッパはグロッキーになっていた。
むしろ、それを平然としているピーチ姫の肝の座りっぷりや、遊園地を初体験のナハトの平常っぷりがおかしいようにも思えて仕方がない。
とはいえ、ピーチ姫もナハトも楽しんでいるのも事実。
楽しそうに笑みを浮かべている2人にマリオとクッパは何も言えなかった。
「ほらほら、まだウルトラが残ってるのよ?」
「4回転!」
「まって・・・・・・マジでまって・・・・・・」
「せ、せめて・・・・・・飲み物を・・・・・・」
横になる2人をグイグイと押し、ピーチ姫はウルトラキノコースターへと連れていこうとする。
見るとナハトの目もキラキラと輝いており、ジェットコースターが気に入ったことは誰の目にも明らかだった。
マリオとクッパ、2人は果たして無事にキノコランドで1日を終えることができるのだろうか?
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
チェーンを買いにキノコタウンに着たけど・・・・・・
雑貨屋さんに売ってるかな?
すみません、ネックレスに使えそうなチェーンってありますか?
「あ、ごめんなさいね。昨日、キノナルド・ピオンチって人がアートのために使うって買い占めちゃったのよ」
そんなぁ・・・・・・
「入荷はもうちょっと先になっちゃうわね。すぐに必要だったのかしら?」
はい、この星の欠片をネックレスにしたくて。
「へぇ、ならうちでネックレス用に加工してあげるわ。すぐに終わるから待ってて」
あ、ありがとうございます!