スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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喉の痛みが引かなくて辛いです・・・・・・


お前の初めての萌えをお母さんにも見せてやりなさい。


・ポッド(借りぐらしのアリエッティ)


第125話

 

 

 薄暗い廊下。

 明滅する明かりに足下がはっきりと見えず、不安感が掻き立てられる。

 そんな廊下をマリオたちは、マリオとナハト、クッパとピーチ姫の2人2列で歩いて進んでいた。

 

 

「けっこう暗いな・・・・・・」

「何が出てくるのかな」

 

 

 はっきりと見えない足下に恐る恐る足を進めながらマリオは呟く。

 正直に言うと、マリオ自身はお化け屋敷には何度も入った経験があるため、そこまで怖くはない。

 どちらかと言うと足下がはっきりと見えないことへの恐怖の方が強かった。

 マリオの腕に自身の腕を絡ませながら、ナハトはワクワクとしながら言う。

 

 

「く、クッパ・・・・・・離さないでよ?」

「う、うむ。ピーチ姫もな・・・・・・」

 

 

 腰を引かせながら、ピーチ姫とクッパは互いに手を強く繋ぎながら歩く。

 誰がどう見ても怖がっているのは明らかで、2人の表情はとても硬い。

 お化け屋敷が苦手なのであれば外で待っているという選択肢もあったのだが、マリオとナハトを2人きりにするというのも抵抗があったのだろう。

 だからこそ2人は顔を青くしながら絶対にマリオとナハトから離れないように歩いているのだ。

 

 

「うおっ?!」

「ひゃあっ」

 

 

 目の前にいきなり落ちてきた生首に、マリオとナハトは思わず声をあげる。

 落ちてきた生首の作りはとても精巧で、薄暗いお化け屋敷の中でなくてもいきなり見れば本物と勘違いしてしまうかもしれない。

 

 

「うん?」

「ぬ?」

 

 

 生温(なまぬる)い風を受け、クッパとピーチ姫は風のした方を見る。

 見た先にはなにもなく、ただただ暗い空間が広がっていた。

 クッパとピーチ姫何もなかったことにほっと胸を撫で下ろし、前へと顔を向ける。

 

 

 そして────目の前に腐りきった死体の顔が現れた。

 

 

 

「───きゃあああああ?!?!」

「───にゃぁああああ?!?!」

 

 

 一拍の間を置き、ピーチ姫とクッパは悲鳴をあげた。

 2人の悲鳴があがると同時に死体の顔は消え、そこに何かがあったような形跡はなくなる。

 完全な不意打ちにピーチ姫とクッパは軽く腰を抜かしてしまい、がくがくと互いに互いを支えている状態になっていた。

 

 

「2人とも大丈夫か?」

「2人、うるさい」

「だ、だだだ、大丈夫・・・・・・」

「う、うる、うるさいとはなんだ・・・・・・」

 

 

 いきなり大きな悲鳴をあげた2人に驚き、マリオとナハトは振り向いてピーチ姫とクッパに声をかけた。

 がくがくと震えながらピーチ姫とクッパは答える。

 大きな声があがったことが嫌だったのか、ナハトは少しだけ不機嫌そうに呟く。

 どうやらお化け屋敷もかなり楽しめているらしく、ナハトはまったく怖がっている様子はなかった。

 

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。


・ルイージ邸観察日誌


「むむむむ・・・・・・」


 おばあちゃんが占いを始めたけど・・・・・・

 チェーンがある場所が分かるのかな?


「むぅ~・・・・・・、はっ!」


 あ、分かったのかな?


「ふむふむ。“緑”ですな」


 緑?


「ええ」


 んー・・・・・・

 緑・・・・・・


「まぁ、当たるかどうかの確証はありませんからな。ヒントとでも思っておくのが良いでしょうな」


 そっか、じゃあそれも合わせて探してみる!


「ええ、頑張ってきなさい」


 うん。

 ありがとう、おばあちゃん!


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