スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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今年も残り僅か。
悔いのない1日を!


さっすがキュン死地獄の萌え生産野郎のクッパ姫ちゃん!


・ピトフーイ(ガンゲイル・オンライン)




第126話

 

 

 おぼつかない足取りのクッパとピーチ姫の手を引きながら、マリオはお化け屋敷の出口へと向かう。

 お化け屋敷に入ってからそこそこに歩いているので恐らくではあるが出口はもう少しだろう。

 ここに来るまでにいくつものお化けが現れ、その度にクッパとピーチ姫は悲鳴をあげていた。

 

 動く骸骨、火の玉、壁から突き出してくる腕、背後からいきなり現れるゾンビ、涙目になりながら驚かそうと頑張っている白い服のピーチ姫そっくりな女の子。

 

 その全てでクッパとピーチ姫は驚いていたのだ。

 ちなみにナハトはその全てをとても楽しんでいた。

 

 

「大丈夫かい?」

「もうやだぁ・・・・・・」

「で、出口はまだか・・・・・・」

 

 

 マリオの問いにピーチ姫は泣きそうな表情を隠そうともせず、クッパも泣いてはいないがとても精神的に参っていることが分かる。

 ピーチ姫もクッパも、どちらもお化け屋敷に関してはほとんど入ったことはなく、入ったとしてもテレサたちのいる屋敷がほとんどだった。

 それゆえにこのようにテレサ以外のお化けが出るお化け屋敷は苦手なのだ。

 

 

「あ、ほら。光が見えたからもう終わりのはずだよ」

「で、出口なのね?!」

「ようやく終わりか!」

「楽しかった」

 

 

 薄暗い廊下の先から差し込んでいる光。

 それが見えたマリオは宥めるようにピーチ姫とクッパに言う。

 マリオの言葉にピーチ姫とクッパは顔に生気を取り戻していく。

 恐ろしかったお化け屋敷ももう終わり。

 あそこまで行けば解放される。

 ピーチ姫とクッパの心に希望の光が差し込んだ。

 マリオに手を引かれながらピーチ姫とクッパは光へと向かって歩いていく。

 

 あの光の先には明るい外の景色が待っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな、2人の淡い希望は────

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」

「きゃあああああ?!?!?!」

「うわぁああああ?!?!?!」

 

 

 ──────儚く散らされるのだった。

 

 あと一歩で差し込んでくる光のもとへたどり着ける。

 そう思って油断していたピーチ姫とクッパは、横の壁を突き破って現れたゾンビによって不意打ちをくらい、悲鳴をあげながら倒れ込む。

 2人は完全に腰を抜かしてしまい、プルプルと震えながらゾンビを見る。

 しばらくするとゾンビは現れた壁の中へと戻っていき、どんな仕組みかは分からないが、突き破った壁ももとに戻っていった。

 

 

「いやぁ、油断してるところにあれは驚いたな」

「予想外だった」

 

 

 ゾンビが戻っていった壁の仕組みに感心しながらマリオは頷く。

 

 差し込む光で油断させて不意打ちをするなんてなぁ。

 壁ももとに戻るなんてすごい仕組みだ。

 

 腰を抜かしてしまったピーチ姫とクッパ。

 さすがに2人を運ぶにはなりふりを構っていられないので、マリオは2人を両脇にそれぞれ抱える。

 

 

「ちょ、ちょちょちょ?!」

「そ、その持ち方はやめてくれぬか?!」

「我慢してくれ。どちらか1人を運ぶともう1人が置き去りになっちゃうんだから」

「ふふふ、荷物みたい」

 

 

 腰が抜けて動けないが、じたばたと動くことはできるため、ピーチ姫とクッパはマリオの両脇でそれぞれ体を動かす。

 そんな2人の姿をナハトは笑うのだった。

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。


・ルイージ邸観察日誌


 緑、緑、緑・・・・・・

 おばあちゃんの占いで緑がなにかあるらしいけど・・・・・・

 緑のノコノコ?

 緑のドカン?

 緑の・・・・・・服?

 ・・・・・・よし、ルイージに会いに行ってみよう!

 べ、別にヒントの緑を調べるためなんだからね?



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