スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
ゆるさん、許さんぞ、クッパーーー!!!
・フリーザ(ドラゴンボール)
という訳で4話目です。
投稿時間が早くなっている?
書き上がっているから、是非もないよね!
あ、マルマルの意味が知りたかったら鏡に向けて字の角度を少し変えてみると分かるかも?
・
クッパが浴室の中へと入ってから数分後、ようやく家主であるマリオは目を覚ました。
昨日のことがあったので、目を覚ますとすぐにベッドへと目を向ける。
しかしそこには寝ていたはずのクッパの姿はない。
「クッパ?!」
慌ててマリオはソファの上から飛び降り、すぐに家の中を探し回る。
台所、書庫(物置部屋も兼用)、トイレ、扉をどんどん開けて中を確認していく。
そして洗面所の扉を開けた時、浴室の方から水の流れる音が聞こえてきた。
「なんだ・・・・・・。ここにいたのか」
浴室から僅かに聞こえてくる声から、中にクッパがいると分かり、マリオはホッと息を吐く。
起きてからクッパの姿がなくて心配だったが、まだ家にいてくれたことにマリオは安心した。
安心したマリオは洗面所にいるついでに顔も洗ってしまおうと水道を捻り水を出す。
冷たい水が顔を冷やし、頭の中をスッキリとさせていく。
不意に、マリオの耳にガチャリ──という音が聞こえた。
それと同時に短く息を吸う音も聞こえる。
「な、きさ──?!マリ──?!」
「待った!待って!待ってください?!?!」
浴室の方から聞こえてくる言葉に対して、咄嗟に顔を反対方向に向けながらマリオは叫ぶ。
どう考えても状況は最悪であり、絶対にクッパの方を見てはいけないと自身に言い聞かせる。
そのままマリオは近くにかけていたタオルを手に取ると、顔に当てながら洗面所から出るのだった。
「あ~~・・・・・・。マジでビックリした・・・・・・」
洗面所から出たマリオはシットリと濡れる前髪をタオルで拭きながら息を吐く。
先程のクッパを探している時とは違った意味でマリオの心臓はバクバクとしていた。
一方でマリオが慌てて洗面所から出たのを見たクッパの頭の中はグルグルと混乱をしていた。
何故、自分が出るタイミングで
やはり自分の体に興味があったのか。
そんな、マリオに裏切られたかのような感情があった。
しかし、そんな感情とはまた別に、どこか違った感情があるのも事実だった。
どうしてこっちを見向きもしなかったのか。
自分の体は見る気も湧かなかったのか。
と言う、怒りのような、寂しさのような、よく分からない感情が。
「あ・・・・・・。ふ、服を・・・・・・」
ハッキリとしない頭の中、とりあえずは服を着ようと動き始める。
そこでクッパはふと気づく。
「新しい服が・・・・・・ない・・・・・・?!」
自分が先程まで着ていた服は汚れていて、綺麗になった体で着るのには抵抗がある。
しかし、自分には他に着れるような服はない。
その事実にクッパは呆然としてしまった。
「お、おーい・・・・・・。今、大丈夫か?」
「な、にゃ、にゃんだ!?」
洗面所の扉の向こうから不意に声をかけられ、クッパは噛みながら返事をする。
どちらの声にもどこかぎこちなさが感じ取れた。
「いや、シャワーを浴びたりしたんなら着替えが無いんじゃないかと思ってな・・・・・・。俺の服でよければ貸せるんだが・・・・・・」
「そ、そうか!な、ならそこに置いておくのだ!ワガハイが自分で取るからな!入ってこなくてよいからな!」
マリオの言葉にクッパは自分が何故こうも慌てているのか分からないまま答えた。
元の姿であれば、共に風呂に入ったりもできただろう。
クッパはまだ気づかない。
その慌てた感情が、特別なものではないことに。
その感情が、男性であれば女性に、女性であれば男性に抱くものであることに。
その感情が、自分がマリオを異性だと認識し始めていることだという事実に。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
今日はルイージは特訓をしていた。
「僕が強くなって、兄さんを助けるんだ!」って言ってた。
特訓するルイージはとてもかっこいい。
私も家の影からジッと見守ってるね。
あ、ちょっと震えた。
可愛い。