スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
萌えることがわかっているからクッパ姫は大切なんだ。
・テルー(ゲド戦記)
・
逃げ去っていく3人の男たちを見ながらマリオはホッと息を吐く。
あそこまで脅しておけばもう絡んでくることもないだろう。
・・・・・・そういえば、なんでこんなに怒ったんだろう。
なんでか分からないけど、クッパがナンパされているのがすごく嫌だった・・・・・・
あの気持ちは────
「マリオ、迷惑をかけてしまったな」
「ん、いや、大丈夫だよ。早くピーチ姫たちと合流しよう」
「ま、マリオ・・・・・・?!」
なにか、大切なことに気づきそうだったのだが、クッパに話しかけられたことにより考えを途切れさせる。
クッパが無事だったことに安堵し、マリオはクッパの手を引く。
マリオに手を引かれ、クッパは少しだけ恥ずかしそうに頬を赤く染めた。
「あ、悪い。あまり意識せずに手を握ってた」
「嫌というわけではないのだが・・・・・・。その、人前で恥ずかしくて、な?」
マリオは気づいていなかったが、意識せずにクッパの手を握っていたという行動。
それはマリオの中のある感情が根底にあった。
その感情にマリオが気づき、向き合うことになるまでもう少し・・・・・・
クッパと手を繋ぎながら、マリオはピーチ姫たちのもとへと合流する。
マリオとクッパが手を繋いでいることに気づいたピーチ姫とナハトは、合流すると同時にクッパを両脇から固めてマリオから引き剥がした。
「それで?クッパはどこにいたの?」
「メリーゴーランドから少し離れたところにいたんだよ。3人組にナンパされててね」
「いま思い出しても腹立たしいのだ」
クッパがどこにいたのか。
気になったピーチ姫はクッパを捕まえながら尋ねる。
捕まっているクッパが気になりつつ、マリオはクッパに何があったのかを答えた。
マリオの言葉にクッパは先ほどの3人組を思い出したのか、目付きを鋭くさせる。
が、ピーチ姫とナハトによって捕まっているためにどこか間の抜けた姿に見えた。
「マリオ、もう少しでシアターが始まる」
「え、ああ、もうそんな時間だっけ」
クッパを捕まえながら、ナハトはあくまでマイペースに言う。
あまりにも自由すぎるナハトの言葉にマリオは一瞬だけポカンとするが、時計を確認して頷く。
「えっと・・・・・・じゃあ、クッパとも合流できたし、シアターに行こうか?」
「うん」
「ええ」
「そうだな」
無事に全員が合流し、他に問題となるようなこともない。
それならばナハトの行きたがっているシアターに行っても問題はないだろう。
マリオの言葉に3人は頷きシアターへと向かう。
ピーチ姫とナハトはクッパを捕まえながら・・・・・・
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
昨日はルイージとお茶ができて嬉しかったなぁ。
それにルイージの懐中時計の鎖も貰っちゃったし。
えへへ、ルイージの懐中時計の鎖・・・・・・
プレゼントとは違うかもしれないけど嬉しいな。
む、なんでこっちを見てニヤニヤしてるの?
おもいっきり、お ど ろ か し ちゃ う よ ?