スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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今回はキノコシアターでの映画回です。
ストーリーとしての進行はないですね。


可愛さとカッコよさの萌えがある。
優秀なクッパ姫だ。


・アシリパ(ゴールデンカムイ)




第135話

 

 

 暗い部屋の中。

 投影機から照射された光が目の前のスクリーンにあてられる。

 映画を見る際の注意点、禁止事項などをスクリーンに映し出す。

 やがて、スクリーンに映像を映し出していた光は徐々に光を弱めていく。

 そして、光が完全に消え、ブザーの音が鳴り響いた。

 映画の始まりの合図だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いつか、どこか遠い世界の片田舎。

 そこは様々な生き物や道具を召喚して使役する“召喚術”が発展している世界。

 そして、1人の青年が“召喚術”を使おうとしていた。

 

 

「我が(えにし)(もと)づきここに現れろ!」

 

 

 青年の言葉と同時に目の前に魔方陣が出現する。

 魔方陣は光を放ちながら回転し、何かを形作っていく。

 やがて光が収まると、青年の目の前には一匹の美しい獣の姿があった。

 

 

「これが・・・・・・俺の召喚した物?」

【私を呼び出したのはお前か】

 

 

 まじまじと獣を見ていると、頭の中に誰かの声が響いてきた。

 慌てて周囲を見渡してみても誰もおらず、いるのは目の前のこちらを見ている獣だけ。

 もしや、と思いながら青年は獣に話しかけた。

 

 

「お前が話しかけたのか?」

【ふん、他に誰がいるというのだ。よもやこんなにも間の抜けた男に呼ばれるとはな】

 

 

 フン、と鼻から息を吐き、獣は頭を振る。

 バカにしたような仕草なのだが、どこか様になっており、そこまで不快感は感じなかった。

 

 

【それで、私を呼び出した理由はなんだ】

「俺はこの世界を旅したいんだ。だから俺と一緒に旅をしてほしい」

 

 

 獣の問いに青年ははっきりと答える。

 まさか素直に答えるとは思っていなかったために獣は一緒呆け、笑いだした。

 

 

【ふはっ、ははははは!まさか、まさか私を呼び出して旅についてきてほしいとは!】

「な、なにかおかしいかよ・・・・・・」

 

 

 笑いだした獣に青年は不満そうに尋ねる。

 しかし呼び出された獣からすれば拍子抜けしたのも事実。

 なぜなら獣は・・・・・・

 

 

【この私を、“強欲の獣”と呼ばれたこの私をそんな理由で呼ぶとは!】

「お前のことなんて知らねえよ。それに、そんな二つ名みたいなものがあるってことは強いんだろ。なら、一緒に来てもらった方が助かる」

 

 

 そう。

 獣には“強欲の獣”という二つ名があった。

 欲したものは全て手に入れ、(おの)が欲求を満たす。

 その姿からついた呼び名だ。

 

 

【いいだろう。退屈をしていたところだ。貴様の旅に私もついていくとしよう】

「よし、決まりだな」

 

 

 自身の呼ばれていた“強欲の獣”という名前を聞いても怯えもしない。

 そんな青年に興味が湧いたのか、獣は少しだけ気分良さげに青年の旅についていくことを決める。

 いま、ここから彼らの旅は始まるのだった。

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。

明日は映画の続きになりそうです。


・ルイージ邸観察日誌


 おばあちゃん、こんにちは。


「おや、いらっしゃい。遊びに来たのかい?」


 ううん。

 実は私にお化粧を教えてほしいの。


「おやおや、あなたもそう言ったことを気にし始めたのですね。なら、もう少し待っているといいですよ」


 待ってると良いの?

 よく分かんないけど分かった。

 なら、私がお茶を淹れてあげるね。


「ええ、ありがとうございます」




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