スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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うまく書けない・・・・・・
映画は書き続けると長くなるのでダイジェストです。
ダイジェストなのに長いとか言わないで・・・・・・


委ねてみるわ。
クッパ姫の萌えのささやきに


・草薙素子(攻殻機動隊)




第136話

 

 

 召喚した獣をつれ、青年は旅をする。

 

 時に恐ろしい化け物と戦ったり。

 時に獣と喧嘩をしたり。

 時に盗賊に襲われている町を救ったり。

 

 様々なところを旅していく。

 旅を続けていくにつれ、獣と青年の絆は深まっていった。

 

 

「今までけっこう色々なところを見てきたな」

【私の助けのお陰だがな】

 

 青年と獣は今までの旅路を振り返る。

 旅を始めたときはあまり仲も良くはなかったが、今ではすっかり仲も良好だ。

 

 

「さて、次はどこに行こうか?」

【そういえば、世界を壊すと言っていた者がいたな。そいつをなんとかしておいた方が良いだろう】

 

 

 青年の言葉に獣はふと思い出したように言う。

 思い出すのは少し前に世界に向けて宣言していた男の姿。

 空にいきなり男の姿が投影されて誰もが驚いたのだ。

 獣の言葉に青年は頷き、男のいる塔へと向かうことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 世界の破壊を目論む男のいる塔、最上階。

 ここに来るまでにいくつもの難関があった。

 それでもその全てを青年と獣は力を合わせて乗り越えてきた。

 そして、青年と獣は男のいる部屋へと足を踏み入れる。

 

 

「おや、侵入者というから警戒をしたが・・・・・・この程度のものか」

「うわっ?!」

【なんだ?!】

 

 

 青年と獣の姿を確認した男は、つまらなそうに息を吐くと腕を軽く振る。

 男が腕を振ると青年と獣の目の前に光の筋が突き刺さった。

 突然突き刺さった光に青年と獣は驚き、後ろに跳び退る。

 男が操ったのは光。

 光の攻撃速度に青年と獣は動くことができない。

 

 

「そこで見ているがいい。世界の終わりへの準備は整った」

「くそっ・・・・・・」

【気に入らぬ・・・・・・】

 

 

 動けない青年を放置し、男は世界を破壊する準備は終える。

 動けば光に貫かれる。

 それが分かっているから青年は動くことができなかった。

 男と青年を見ながら獣はポツリと呟く。

 

 

【気に入らぬな!私は強欲の獣!故に欲した物は全て手に入れる!】

「なにを?!」

「馬鹿め、光に飲まれるが良い」

 

 

 そう言って獣は男に向かって走り出した。

 とつぜん走り出した獣に驚き、青年は叫ぶ。

 そして、獣に向けていくつもの光の筋が放たれた。

 

 

「ふん。無駄なことをしたな」

 

 

 光の中に消えた獣を男は鼻で笑う。

 その直後、獣の咆哮が部屋の中に響き渡った。

 

 

【うぉぉおおおお!!】

「馬鹿な?!あり得な────」

 

 

 光の中から飛び出してきた獣は、油断していた男に飛びかかると思い切り前足を叩きつける。

 凄まじい勢いで殴られた男は驚愕の表情を浮かべたまま壁に殴り飛ばされ、意識を失った。

 

 

「おい!大丈夫か?!」

 

 

 光に飲まれ、ボロボロとなった獣に青年は駆け寄る。

 しかし、獣には青年の言葉に答えることができるほどの力は残っておらず、力なく尾を揺らした。

 

 ああ・・・・・・

 私は死ぬのか・・・・・・

 

 体から力が抜けていくのを感じながら獣は思う。

 

 ふふ・・・・・・

 強欲と呼ばれたはずの私が・・・・・・

 不思議だ・・・・・・

 

 

「しっかりしろ!いま、治療をする!」

【もう、充分だ・・・・・・】

 

 

 いままで、欲しいと思ったものを全て手に入れてきた。

 持ち主がいるなら持ち主から奪い、自らの物にした。

 それでも、心のどこかで埋まらないなにかがあった。

 

 

【私は・・・・・・いま、とても満ち足りている・・・・・・】

「なにを・・・・・・」

 

 

 ふふ、泣きそうな顔をするな・・・・・・

 私は幸せだった。

 いままで埋められなかった心の空虚さが、お前との旅路で埋められたのだ。

 だから、もう充分なんだ・・・・・・

 

 今にも泣き出しそうな青年の顔を見ながら、獣はその意識を闇の中へと沈めていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 沈んでいく。

 

 闇の中へ。

 

 光の中へ。

 

 沈んでいく・・・・・・

 

 

【これが・・・・・・死か・・・・・・】

 

 

 何も見えない。

 何も感じない。

 何も触れられない。

 

 

【ああ、心残りが1つだけあった・・・・・・】

 

 

 叶うならば私の本当の姿をあいつに見せてやりたかった。

 獣の姿は強欲に奪い続けた結果、神に呪われた姿。

 あいつは獣の姿でも美しいと褒めてくれた。

 だからこそ本当の姿も褒められたかった。

 

 

 

 意識が・・・・・・途切れ・・・る。

 

 

 

 眠・・・・・・い・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『獣は討たれた』

『否、獣はすでに獣にあらず』

『汝ら世界救済を成し得たり』

『なればこそ報奨を与えよう』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 気がつけば、草原に立っていた。

 なぜここにいるのかはまったく分からない。

 さらに言えば自分は間違いなく死んだはずだ。

 

 

「なにが・・・・・・?!」

 

 

 声を出し、驚く。

 自分の喉を使ってしゃべることができる。

 自分の手がある。

 自分の体がある。

 

 自分のもとの姿になっている。

 

 

「どうなっているんだ・・・・・・」

 

 

 なぜ自分は獣の姿からもとの姿に戻っているのか。

 考えてみてもさっぱり分からない。

 不意に何かを感じ取り、ある方向に体を向ける。

 

 向こうから・・・・・・何かを感じる。

 行かなければならない・・・・・・

 

 そう思ってしまうと止められない。

 獣だった女はまっすぐに走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 走り出してしばらくすると、小さな家が見えてきた。

 行かなければならないという感覚は家の中から感じる。

 家が気になり、獣だった女は扉を叩く。

 その際に獣だった頃の癖で扉の角を足で3回叩いてしまった。

 

 扉を叩くと家の中からドタバタと者が崩れるような音が聞こえてきた。

 

 

「獣?!」

 

 

 バンッ!と音をたてて扉が開かれる。

 中から現れたのは獣を召喚した青年。

 青年の姿を見た獣は嬉しさのあまり青年を抱き締める。

 

 

「き、君は・・・・・・」

「また、お前と2人で旅に行きたいんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 獣の話をしよう。

 

 あらゆるものを欲し、本当に欲しいものを見つけられなかった獣の話を。

 

 

 女の話をしよう。

 

 自らの獣に討ち勝ち、自身の本当に欲しいものを見つけられた女の話を。

 

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。


・ルイージ邸観察日誌


 おばあちゃんに言われて待ってるけど。

 いつまで待てば良いのかな?


「すまぬ!おばば、遅れたのだ」


 そう言って入ってきたのは・・・・・・クッパ?

 おばあちゃんが待つように言っていたのはクッパを待つため?


「む?貴様は・・・・・・」
「今日はマシロもお化粧について知りたいということでしたので」


 よ、よろしくお願いします!


「ふむ、いや、ワガハイも遅れてしまって悪かったのだ。よろしく頼むのだ」





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