スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
読んでいる方も体に気を付けてください。
萌えの加護があらんことを
・無名(甲鉄城のカバネリ)
・
映画が終わり、部屋の明かりが点いていく。
映画を見ながら食べる予定だったポップコーンは半分近く残っており、飲み物も半分ほど残っている。
物を飲んだり食べたりする暇などないほどに熱中をしてしまったのだろう。
ちらりと周りを見ると似たような状態の人が何人も見られた。
相当に感動したのか、中には涙を流している人もいる。
「ふぅ・・・・・・。おもしろかった・・・・・・」
簡潔に言ってこれは大当たりだろう。
ナハトがシアターに行きたいと言ってくれて本当に良かった。
椅子に座りながらマリオは感嘆の息を吐く。
他の人たちもまだ余韻に浸っているのか、立ち上がる人の姿はない。
だが、いつまでもここにいるわけにもいかないだろう。
マリオは座っていたい欲求を抑え込み、椅子から立ち上がった。
「3人とも座っていたいのは分かるけど外に行こう」
「え、ええ・・・・・・ぐすっ」
「おもしろかった」
「引き込まれたのだ・・・・・・」
マリオに促され、3人は椅子から立ち上がる。
マリオが立ち上がったことが切っ掛けとなったのか、他の椅子に座っている人たちの中からもちらほらと立ち上がる人たちが出てきた。
少しだけ早めに出ないと出口付近で詰まってしまう可能性もある。
そう考えたマリオは少しだけ歩く速度を上げて、部屋から出た。
「そうだな・・・・・・、お昼時だしレストランに行こうか。映画の感想も話せるし」
「そうね。私は賛成よ」
「お腹も空いてきた」
「ワガハイも賛成なのだ」
キノコシアターを出て、時計を見ると時刻は11時45分あたり。
そろそろ昼食を取らなければ長時間並ぶことになってしまいそうだ。
さすがにそれは他のアトラクションに乗る時間を圧迫してしまうので避けたいところである。
マリオの提案に3人は頷き、レストランへと向かうことにした。
キノコランド、園内レストラン。
ここでは和、洋、中の様々なキノコ料理をメインで扱っており、有名なレストラン“オレンジーノ”からも数名ほどシェフを呼んでいるらしい。
レストランに着いたマリオたちは案内された席に座り、メニューを見る。
「イロドリアイランドのメニューもあるのね?」
「ふむ、ワガハイは食べていないから分からぬな」
「マンマミーアピザ?」
「あ、それは俺がメニューを考えたやつ」
他のメニューとは違った雰囲気のピザにナハトが首をかしげていると、マリオは自分が作ったものだと教える。
他にもハートフルラテや、マグマバーガー等など、見覚えのあるメニューが書かれていた。
「そうね・・・・・・。私は“ハートマッシュパスタ”にするわ」
「むむ・・・・・・。ならワガハイは“キノコハンバーグ”にするのだ」
「私は“マンマミーアピザ”」
「決めるの早いなぁ。なら俺は“彩りキノコラーメン”にしようかな」
食べるものを決めたマリオたちは店員に注文する。
あとは料理が来るのを待つだけだ。
なお、店内の少し奥の方で大量に食べ物を食べているピンク色のボールのような生き物は見ないことにしている。
念のために言っておくと、ピンク色のボールのような生き物と一緒に来た方が食材の方を提供してくれたため、食材が足りなくなるということはない。
こら、ナハト。
そっちを見ちゃいけません!
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
「では、お化粧について学びましょうかね」
「頼むのだ」
お願いします。
「そうですな・・・・・・。クッパしゃま、マシロにお化粧とは何かを教えてあげてくれませぬか?」
「分かったのだ。良いか?化粧とは女を飾り付ける物なのだ。化粧の技術があれば女はもっと輝ける。しかし、技術がなければ、逆に曇らせてしまうこともあるのだ」
お化粧ってそういうものなんだ・・・・・・
単純に顔に色々つけるものだと思ってた。
「まぁ、触れる機会がなければそう思ってしまうかもしれないですな」