スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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今回の出てきたキャラを見て泣きそうになる人はどれくらいいるのでしょうね?
ちなみに私もその1人です。
・・・・・・よくよく考えたら私の文章力じゃどうやっても泣かせるのは無理だった。


思うんだけど、「萌え」一つしか知らないやつは「もっとすごい萌え」にはたどり着けない気がする。


・幸平創真(食戟のソーマ)




第146話

・

 

 

 バーチャルシューター、クッパルート。

 

 1体、また1体と撃ち抜いていく。

 現れるのは職員らしき服装のものたち。

 人だと言わないのはそのものたちが明らかに生者の様子ではないから。

 その姿は先ほどお化け屋敷で見かけたゾンビのようにも見える。

 

 

「ちっ・・・・・・キリがないな」

 

 

 少し進んでは撃ち抜き、音に反応しているのか倒している間に増援が現れて時間を食う。

 城に置いてあるゲームの“バリヨハザード”を思い出させる状況に思わず舌打ちをした。

 実際に撃てるかどうかは別として、銃を両手に持って撃ちたいとも思ってしまう。

 それほどまでにキリがないのだ。

 

 

「14・・・15・・・16・・・・・・」

 

 

 頭を撃ち抜き、倒れていくゾンビを数えていく。

 増援として来たゾンビもこれで一応は打ち止めらしく、数が増える様子はない。

 最終的に撃ち抜いたゾンビの数は30を越え、かなりの疲労感が襲ってきていた。

 

 

「ふぅ、どこか休めるところを・・・・・・そこの部屋には入れるのか?」

 

 

 短く息を吐き、キョロキョロと周囲をうかがう。

 少し先の壁を見ると、そこに扉があることが分かった。

 呟きながら扉に近づき、開けようとしてみる。

 

 

「む、入れるの・・・・・・か?」

「はーい、入ってまー―――って、うぇええええええ!? 誰だ君は!?」

 

 

 扉に近づくと、扉は何の抵抗もなく開く。

 どうやら職員の部屋らしく、中には1人の男性がケーキの乗った皿を手に持ちながら驚いていた。

 あまりにも能天気なその姿に思わず呆気にとられてしまう。

 

 

「ここは空き部屋だぞ、ボクのさぼり場だぞ!?誰のことわりがあって入ってくるんだい!?」

「空き部屋なのか・・・・・・」

 

 

 中にいたこの男の部屋だと思っていたこの部屋はどうも空き部屋だったらしい。

 しかも、男は堂々とサボりを宣言している。

 いっそ清々しいまでのダメさ加減に思わず頭に手を当ててしまう。

 

 

「って、あれ?武装しているのかい?」

「放送が聞こえていなかったのか?事故が起きたから事態の解決に向かうように言っていたであろう」

 

 

 銃を持っていることに気づいたのか、男は不思議そうに首をかしげる。

 先ほどまで廊下で銃を撃っていた上に、放送もあったのだから気づいても良いはずなのだが。

 男が現状についてほとんど理解していないことが分かり、少しだけ警戒心を上げる。

 

 

「えっと、この部屋は誰も使ってないから放送は切ってるんだよ。それに防音も完璧だからね。でも、事故が起きてるのか・・・・・・」

 

 

 男の言葉に嘘を言っているような雰囲気は感じられない。

 男は持っていた皿を片付け、考え込む。

 

 

「・・・・・・うん。事故について気になるし、ボクもついていっていいかな?」

「まぁ、良いのだ」

 

 

 男の提案に拒否する理由もないため、とりあえず頷く。

 職員であろうこの男がついてくることは別にデメリットもそこまでないだろうし、事故の詳細なども分かるかもしれない。

 

 

「だが少しだけ休憩させてほしいのだ。さすがにここに来るまでに疲れた」

「うん、分かったよ」

 

 

 そう言って近くにあった椅子に座る。

 どのような事故があったのかは分からないが、何か大きなことに巻き込まれていっている気がしてならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 クッパもまた、リアルすぎる展開にマリオ同様これがアトラクションだということを忘れてきていた。

 

 

 

 




読了ありがとうございます。


・ルイージ邸観察日誌


「さて、お鍋をやるわけだけど・・・・・・」


 何かあるのかな?


「本格的にやるとかなり時間がかかっちゃうからね。今回は具材の切り方や鍋に入れる順番にしておこうか」


 そんなに時間がかかっちゃうのかな?


「そりゃあね。昆布を水に浸けて出汁をとって、味を整えて・・・・・・手間はかかる分、美味しくはあるんだけどね」


 それならそのやり方も後で教わろうかな。



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