スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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ギリギリ・・・・・・!
DZウイルス・・・・・・いったいどこのゲームなんでしょうね。


俺のクッパ姫よ。
心を萌やせ!


・星矢(聖闘士星矢)




第150話

 

 

 突如として聞こえてきた不敵な声にマリオたちは警戒しつつ周囲を見渡す。

 声の感じからして男であることは間違いがないだろう。

 マリオたちが警戒するなか、ナハトは不愉快そうに眉を歪める。

 

 

「さっき撃った男の声・・・・・・」

 

 

 聞こえてきた男の声にナハトは聞き覚えがあった。

 それは先ほど自分が撃つ前に高笑いをしていた男の声。

 それほど時間もたっていないために記憶としては間違いはないだろう。

 

 

「ふ、ふはははは!私が死んだとでも思ったのか?私は(ディー)(ズィー)ウイルスを作り上げた不死身の存在!あの程度でこの!私が!死ぬはずがなぁぁぁい!!」

「うわ、うるさ・・・・・・」

 

 

 大きく叫ぶ男の声にナハトは思わず呟く。

 マリオたちも特にはなにも言わないが、思っていることは同じで少々うるさいと思っている。

 そして、男の声が止まると同時に1人の人影が現れた。

 

 黒髪短髪に黒のワイシャツ。

 顔は整っているのだが不敵に笑みが浮かべられ、どことなく邪悪さを感じられる。

 

 

 ナハトが撃ち抜いたはずの男がそこにいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「さっきはよくも神である私を撃ってくれたな?」

「なんで生きている。私はちゃんと頭を撃ったはず」

 

 

 ナハトを見て男は話す。

 

 男に話しかけられナハトは疑問を口にした。

 なぜ、頭を撃ち抜いたはずの男がここにいるのか。

 なぜ、頭が完全に崩壊していたはずなのにもとに戻っているのか。

 

 普通に考えてあり得ることではない。

 

 

「はははは!確かに私は死んでいた。だが、DZウイルスに感染している私は死をも超越する!」

「死を、超越・・・・・・?」

「死んでいた・・・・・・?」

「もしかして、廊下にいたゾンビがなにか・・・・・・」

 

 

 男の言葉にマリオたちは警戒をしつつ、銃を構える。

 死んでいたのに蘇生する。

 

 

 それは、まるでここに来るまでに倒してきたゾンビたちのような─────

 

 

「あんな失敗作に価値はない。私は!DZウイルスによって完全に不死身となったのだ!」

「彼らが失敗作だと!」

「君のその欲望のためにこの研究所の職員たちは犠牲になったっていうのかい?!」

 

 

 あまりにも身勝手な男に医療部スタッフの男と新所長は思わず声をあげる。

 自分は自分たちは利用されたのか。

 こんな男のためだけに彼らは命を失ったのか。

 自分たちを軽視するその言葉に2人は怒りの感情が込み上げてくる。

 

 

「許さない・・・・・・」

 

 

 聞こえてきたのは誰の呟きか。

 静かな、しかし怒りの込められた言葉がしっかりと響いた。

 

 

「お前みたいなやつは・・・・・・絶対に許さない!」

 

 

 真っ直ぐに男を睨み付け、全身から炎を溢れ出させながらマリオはハッキリと宣言した。

 自身の欲望のために周囲にあるものを犠牲にするもの。

 マリオのもっとも嫌う行為がそこには存在していた。

 

 

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。


・ルイージ邸観察日誌


 昨日はお鍋も上手く作れて嬉しかったなぁ。


「またあのネックレス指で弄ってるね」
「最近は多いよね」
「ボク知ってるよ。あのネックレスの鎖はルイージから貰った物なんだよ」
「「そうなんだ!」」


 ・・・・・・なんでバレてるの?!

 わ、私は誰にも言ってないのに?!


「この間、ボーッとしてるときに呟いてるのを聞いたんだー」


 私のうっかり?!


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