スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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こんな時間に唐突に投稿してみる!


言葉の内海、物書きの台。

物語の続きを君に聞かせよう……書き記した物語は祝福に満ちていると。

クッパ姫好き者のみ通るがいい――

『祝福され(ガーデン)た姫を見(・オブ・)守りし楽園(クッパ姫)』!


・マーリン(FGO)

それでは物語をどうぞ。


第7話

・

 

 

 自宅から出てキノコタウンへと向かうマリオ。

 その途中、1匹のクリボーが現れた。

 

 

「あっ、マリオっ!」

「ん、クリボーか」

 

 

 クリボーはマリオに気づくと近づいてきた。

 その様子はどこか落ち着きがないように見える。

 

 

「クッパ様が帰ってきてないんだよ。何か知らないか?」

「・・・・・・いや、ちょっと分からないな」

 

 

 クリボーの問いにマリオは後ろめたさを感じながら答える。

 

 本当は、自分の家にクッパがいる。

 しかし、クッパがあのような姿では信じてもらうことも難しいだろう。

 だからこそ、マリオはクッパがどこにいるか分からないと答えたのだ。

 

 

「そっかー。じゃあ、クッパ様を見かけたら教えてくれよな。皆も心配してるからさ」

「ああ、分かったよ」

 

 

 そう言ってクリボーは去っていった。

 

 去っていくクリボーを見ながらマリオは思う。

 彼らのためにもクッパが元の姿に戻る方法を探すべきではないのか、と。

 

 正直に言ってしまえば、今の姿のクッパと暮らしていけるなら暮らしていきたい。

 しかし、クッパの配下の者たちのことを考えると自分の気持ちだけで彼らを不安にさせても良いのか、と。

 

 複雑な思いを胸に抱きながらマリオはキノコタウンへと改めて向かっていった。

 

 

 

 

 一方その頃、クッパはマリオの家で考えていた。

 

 

「どうしたものか・・・・・・」

 

 

 朝食で使った食器も洗い終わり、クッパは洗面所にいた。

 

 クッパの目の前には洗濯の終わった自分の服があった。

 干せば良いのでは?と思うだろうが、今のクッパにはそのような考えが一切湧いてこない。

 自分の服だけならば干せるのだが、下着を干して、それをマリオに見られると考えると、とても干す勇気が湧かなかったのだ。

 

 

「・・・・・・仕方がない。浴室に干して、乾くまでマリオを入れぬようにしよう。換気扇も回しておけば大丈夫であろう」

 

 

 妥協案の結果、家主であるマリオが浴室をしばらく使えなくなったが、問題なしとクッパは頷く。

 

 続いてクッパは自分が寝ていた布団の前に行く。

 と、ここで今朝のことが頭をよぎった。

 

 そういえば、起きるときに安心した香りは何だったのか。

 自分が寝ていたのはマリオの布団。

 であるならば、起きるときに嗅いだ香りは───

 

 

「────ッッ~~~~!!」

 

 

 ボフンッと言う音がクッパの頭から聞こえた気がした。

 

 思わずクッパは頭を抱えてしゃがみこむ。

 その際に背中とお尻が出てしまったのだが、その事を気にする余裕はない。

 

 

「くっ・・・・・・。これは・・・・・・、マリオに知られるわけには・・・・・・」

 

 

 顔の赤みが引かぬまま、クッパはどうにか立ち上がる。

 その際に、出てしまった背中とお尻を戻すのを忘れてはいない。

 

 

「とりあえずはこの布団は干して、ワガハイの匂いをなんとかなくさねば・・・・・・」

 

 

 そう言ってクッパは布団を抱えて外に運んでいく。

 外の物干し竿にはすでにマリオとクッパの服が並んで干してあるが、布団を干すだけの余裕はまだある。

 

 

「天気は良さそうだから。ちょうど良かったのだ」

 

 

 雲も少なく、差し込んでくる日の光りにクッパは気持ち良さそうに目を細める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 完全にクッパがマリオの妻のような行動をしているが、当人は気づいていないし、気にしてはいけない。

 

 

 

 




休日は書き溜められてとても楽です。

読了ありがとうございました。



・ルイージ邸観察日誌

昨日は腰が壁に引っ掛かってしまったけど、なんとか外れて良かった。

そう言えば、外れる前に誰かの声が聞こえたような?

たぶん気のせいだと思う。

ルイージが家の壁に何か紙みたいなものを張り付けてる。

何でかな?
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