スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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言葉だけで音楽を表現するの難しいなぁ。


どうせキュン死するなら、せいぜい萌え尽きな


・デルフリンガー(ゼロの使い魔)




第166話

 

 

 “ビッグサンダーマッシュルーム”の中に入り、マリオたちはカッパを受け取る。

 一応、近くにある売店で服や下着などは売っているのだが、だからと言って濡れて良いというわけでもない。

 水飛沫を間近で見るのは構わないが、濡れるとなると話は変わるのだ。

 

 

「カッパも着たし、後は待つだけだな」

「ワクワクするわね!」

「もうそろそろ後ろの方も乗り終わるか?」

「“ウルトラキノコースター”よりは遅いのかな?」

 

 

 コースターに座り、マリオたちは走り始めるのを心待ちにする。

 ナハトの呟きの通り、“ビッグサンダーマッシュルーム”は“ウルトラキノコースター”よりも・・・・・・いや、速度だけであれば“キノコースター”よりも劣るだろう。

 しかし、“ビッグサンダーマッシュルーム”の売りとなっているのは着水した際の衝撃や、周囲にはじける水飛沫など。

 そういった点で“ビッグサンダーマッシュルーム”は“キノコースター”系統とは差別化がされているのだ。

 

 

「ん、動き出したか」

「まずは上っていくのだな」

「目指す先はキノコの山の頂上ね!」

「・・・・・・タケノコの里」

 

 

 ようやくコースターに他の客が乗り終えたのか、ブザーの音と共にコースターが動き始めた。

 コースターはキノコの形をした山の頂上へと向かってレールを上っていく。

 ピーチ姫のキノコの山という言葉にナハトは別のお菓子を想像して、少しだけよだれを垂らしていた。

 

 そして、コースターがもう少しで頂上に着くかといった位置に来たとき、不意に誰かのケータイから音が鳴り響く。

 

 

 たーんたた、たーんたた、た、たーん!

 たらららら、たららったー!

 たー、たーたたたーたー、たーたたたーたー!

 たらら、たらら、たららっらーた!

 たらら、たらら、たららっらーた、たー!

 

 

 どこか聞き覚えのある音楽。

 具体的に言うと宇宙に旅立つ船のような音楽。

 聞こえてきた音楽にマリオたちは思わず顔を見合わせる。

 

 

「・・・・・・イスカンダルに行くのかな」

「ぶふぅっ!」

「ふっ・・・雰囲気・・・・・・ぶ・・・ぶち壊し・・・ね・・・・・・!」

「さらば~、ちきゅうよ~」

 

 

 聞こえてきた音楽にマリオは思わず呟いた。

 マリオの言葉にクッパはコースターが宇宙にまで飛んでいくのを想像したのか、思わず吹き出してしまった。

 ピーチ姫も同じように笑いながら答える。

 歌詞を知っていたのかナハトは歌いだしてしまった。

 

 そして、いきなり流れた音楽に気が抜け、油断していたマリオたちの体に衝撃が走る。

 

 

「うわぁっ?!」

「ぬおっ?!」

「きゃっ?!」

「おー!」

 

 

 音楽が流れ出したのはもう少しでキノコの山の頂上に着くかといった位置。

 そこまで長い音楽ではなかったが、音楽が流れている間にキノコの山の頂上に到達するのは当然のこと。

 

 では、ジェットコースターが山の頂上にたどり着いたときに何が起きるか。

 それは誰に聞いても簡単に分かることだろう。

 

 

 答えは、加速して山を下りていく、だ。

 

 

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。


・ルイージ邸観察日誌


 みんなが手伝ってくれたお陰でルイージに渡すケーキも完成したよ。

 ありがとうね。


「んーん、美味しいケーキを食べられたからいーの」
「また作ってねー」
「次はチョコかな?」


 うん?

 なんで次はチョコなの?


「・・・・・・え?」
「もしかして・・・・・・」
「バレンタインを、忘れている・・・・・・?」


 ・・・・・・あ!

 そういえばもうすぐだ!


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