スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
なので私は見ることができないのです・・・・・・
ごうごうごうごうごうごう
くすくす心が萌えました。
・間桐桜(Fate/staynight[Heaven's Feel])
・
自覚したその思い。
その思いを伝えたい相手は目の前にいる
────ではない。
マリオの様子から告白の答えを理解したのだろう。
ピーチ姫は一瞬だけ悲しそうな表情を浮かべた。
「ピーチ姫・・・・・・ありがとう。こんな俺を好きだって言ってくれて・・・・・・」
「マリオ・・・・・・」
そう言ってマリオはピーチ姫に頭を下げる。
こんな自分を好きだと言ってくれてありがとう。
こんな優柔不断な自分を思ってくれてありがとう。
こんな────
────君の思いに応えられない自分に告白してくれてありがとう。
「・・・・・・でも、ごめん。俺は、泣いてほしくない人ができたんだ・・・・・・」
「そう・・・・・・」
彼女の思いを、振り絞った勇気を、拒否してしまった。
いまならば彼女に殴られたとしても文句は言えないだろう。
どうしてフラれてしまったのか。
どうすればマリオと恋人になることができたのか。
泣いてほしくない人とは誰なのか。
頭を下げるマリオの姿に、ピーチ姫はいまにも泣き出してしまいそうな感情を必死に抑え込む。
本音を言えば今すぐにでもマリオに抱きついて大きく泣き出してしまいたい。
でも、その資格はフラれた自分には存在しない。
それが分かっているからこそピーチ姫は自分の体を抱き締めて顔を俯かせていた。
「ピー・・・・・・」
「ごめんさい・・・・・・。今は・・・・・・今だけは放っておいて・・・・・・」
話しかけようとするマリオの言葉を遮り、ピーチ姫は観覧車の乗りカゴから降りる。
観覧車はいつの間にか下に辿り着いていた。
ピーチ姫の言葉にマリオは口をつぐみ、なにも言わずにピーチ姫の後を追って乗りカゴから降りた。
観覧車から降り、少し行ったところにクッパとナハトはいた。
「ピーチ姫!さっきのはどういう・・・つも・・・りな・・・・・・のだ・・・・・・?」
「・・・・・・ピーチ姫?」
マリオとピーチ姫の姿に気づいたクッパとナハトは怒った表情で歩いてきたが、ピーチ姫の様子がおかしいことに気づき困惑した表情でマリオとピーチ姫を見た。
悲しそうな表情のピーチ姫。
そして、申し訳なさそうではあるが、なにかハッキリとした思いを感じるマリオ。
「ごめんさい。今は聞かないで・・・・・・あとで必ず説明するから・・・・・・」
「う、うむ・・・・・・?」
「分かった」
困惑している様子のクッパとナハトに対してピーチ姫は首を横に振りながら答える。
自分たちを別の乗りカゴに乗せて2人で何があったのか。
隣の乗りカゴにいたクッパとナハトに見えたのはマリオが頭を下げていたことだけ。
声は聞こえないので何を話していたのかすら分かっていない。
故にクッパとナハトの頭の中はハテナマークで埋め尽くされていた。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
「あ、それが気になったの?」
えっと、うん。
ルイージもバレンタインデーにチョコを作るの?
「ううん。それは前に兄さんに作っていたやつだよ。もう兄さんは僕以外で貰える相手もいるからね」
・・・・・・寂しいの?
「そう、かな。兄さんはいつも美味しそうに食べてくれたから・・・・・・」
あの、バレンタインデーで私もチョコを作ろうと思うんだけど・・・・・・
る、ルイージも一緒に作らない・・・・・・?