スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
カップルになったら終わりにするか、はたまた日常的な物語を続けるか・・・・・・
信じるんだ、その物語を。
信じるんだ、
そして、クッパ姫を!
・ヘスティア(ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)
・
マリオが自分のことをどう思っているのか。
悩む頭のまま、観覧車の乗りカゴは頂上に着いてしまった。
頂上から見える景色は素晴らしく、悩みなどがない状態であればとても素晴らしい思い出になっていただろう。
しかし今のナハトにはそんな余裕もなく。
顔は外を向いているのだが、瞳に外の景色が入ってきてはいなかった。
「ナハト・・・・・・?」
「ん・・・・・・な、なに・・・・・・?」
ぼんやりと外に顔を向けるナハトの様子が気になり、マリオはナハトに声をかける。
マリオの言葉にナハトは慌てた様子で返事をした。
しかしその言葉にいつもの元気はなく、マリオはそれがどうしようもなく気になった。
「・・・・・・ピーチ姫が気になるのか?」
「・・・それも・・・ある」
悲しそうだったピーチ姫の姿。
それは確かに気になっていたこと。
だけど、なぜ自分がこれほどまでピーチ姫のことが気になっているのかが分からなかった。
「マリオ・・・・・・、私とピーチ姫ってどんな関係・・・?」
「え・・・・・・?」
ナハトの問いにマリオはキョトンとした表情になる。
あまりにも答えが出てこず、思わずマリオに尋ねてしまった。
いきなり突拍子もない質問をしたからマリオを困らせてしまったかもしれない。
質問の答えを聞くためにマリオの顔を見る。
「・・・・・・?なんで、笑ってるの?」
「いや、ナハトもそういったことで悩むようになったんだなあ・・・・・・って思ったらつい、ね」
マリオはナハトの顔を見ながら微笑ましいものを見るかのように笑っていた。
行動のほとんどがマリオを基準にしていたナハトがマリオ以外の人物を気にしている。
そしてその人物と自分の関係について悩んでいる。
変わってきているナハトにマリオは嬉しさを感じていた。
「むう・・・・・・」
「ははは、ごめんごめん。そうだね、ナハトとピーチ姫の関係か」
頬を膨らませ、やや不機嫌そうにするナハトに謝罪をし、マリオはナハトの質問を考える。
といっても、もうほとんど答えは出ているのだが。
「ナハト、ピーチ姫と話すのは好きかい?」
「ん・・・・・・。楽しいと思う」
ピーチ姫は私と同じでマリオのことが好きだ。
でもピーチ姫と話すことは嫌いじゃない。
「じゃあ、ピーチ姫と一緒に何かをするのは?」
「別に、イヤじゃないよ」
ピーチ姫と何かをするのも、新しい何かを知ることができるから嫌いじゃない。
「もしもピーチ姫が悲しんでいたら?」
「・・・・・・イヤな、気持ちになる・・・と、思う・・・」
観覧車に乗る前、悲しそうな表情のピーチ姫を見たときになぜか気になってしかたがなかった。
「なら、ナハトとピーチ姫の関係は簡単だ」
「そう、なの?」
簡単だというのなら教えてほしい。
私とピーチ姫はどんな関係なのか。
それが分かれば私の中のモヤモヤもなくなるはずだから。
「ああ。ナハトとピーチ姫は“友達”なんだよ」
「友・・・達・・・・・・」
ストン、とその言葉がナハトの心に落ちる。
ああ、そうか、自分とピーチ姫は友達で良いのか。
友達だから悲しそうな姿が気になったのか。
自分とピーチ姫の関係を知り、ナハトの頭の中はスッキリとしていった。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
ふんふふふ~ん。
ルイージとチョコを作る約束ができて嬉しいなぁ。
そうだ。
デイジーも誘ってみよう!
みんなで作ればもっと楽しいよね?
そうと決まったらピーチ城に行かなきゃ!