スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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雪が降っているみたいですねぇ・・・・・・


あーダメダメ!
なに読んでもキュン死しちゃう!!


・皆川由紀(徒然チルドレン)




第176話

 

 

 観覧車が一周し、降りたマリオとナハトはクッパとピーチ姫のもとに向かって歩く。

 歩いているナハトに悩んでいる様子はなく、どこか晴れやかな表情に見える。

 

 

「・・・・・・さすがに2回目だと時間も気になっちゃうなぁ」

「まぁ、一周が長いから」

 

 

 キノコランドの観覧車の一周にかかる時間は25分。

 単純に考えてマリオは合計で50分も観覧車に乗っていたことになる。

 ほぼ1時間。

 景色が良かったとはいえ、さすがに辛く感じるだろう。

 

 

「ただいま」

「おかえりなさい。景色はどうだったかしら?」

「うん。とても綺麗だった」

 

 

 戻ってきたマリオとナハトにピーチ姫はまだ少しだけぎこちないが、笑顔で話しかける。

 ピーチ姫の様子がマリオは少しだけ気になったが、なにも言わなかった。

 

 

「さすがに2周目であれば飽きてしまったのではないか?」

「いや、まぁ、ね・・・・・・」

 

 

 クッパの言葉にマリオは頬を掻きながら答える。

 クッパも観覧車を2周するのは大変だと思っていたようだ。

 

 まぁ、マリオとナハトを観覧車に行くように勧めたのはクッパなのだが。

 

 

「えっと、とりあえずアトラクションも乗り終わったし・・・・・・帰ろうか?」

「そうね。時間も遅いし」

「とはいってもキノコタウンにはすぐ着くのだがな」

 

 

 少しだけピーチ姫に話しかけづらそうにマリオは言う。

 そんなマリオの心境とは異なり、諦めないことを決めたピーチ姫はあくまで普通に答える。

 まぁ、気まずそうにしているマリオはピーチ姫をフッた報いとでも思っておけばいいだろう。

 

 周囲にちらほらと出てきた帰宅する人たちを見ながらクッパはポツリと言った。

 確かにクッパの言うとおりキノコタウンからキノコランドまでは歩いて20分ほど、忘れているかもしれないが、キノコランドにはピーチ城で借りた車で来た。

 歩きで20分ほどなのだから車では5、6分ほどでキノコタウンに着くだろう。

 とはいえキノコタウンに着いたとしてもキノコタウンからピーチ城に帰る道もあるのだが。

 

 

「城に着く時間は遅いでしょうし、泊まっていくでしょ?」

「そうだな。この時間ではワガハイの城も浮上しているであろうしな」

「・・・・・・浮上?」

「ナハトは見てなかったか?」

「マリオを探すことしか考えてなかった」

 

 

 すでに時刻は遅く、お土産などを見ていればクッパ城は浮上してしまっているだろう。

 

 ・・・・・・まぁ、クッパ自身はクラウンで帰れるのだが、あえてその事は口にしなかった。

 

 

「じゃあ早めに売店に向かいましょう!」

「え、ちょっ、まっ?!」

「なっ?!」

「待って!」

 

 

 そう言ってピーチ姫はマリオの手を掴んで走り出す。

 いきなりピーチ姫に手を掴まれたことにマリオは困惑し、ピーチ姫に引かれるがままになっていた。

 ピーチ姫の行動にクッパとナハトは慌ててピーチ姫とマリオの後を追った。

 

 

 

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。


・ルイージ邸観察日誌


「そうですな。ではデイジー姫様のところにご案内する前に私の花壇を紹介しましょうか」


 あ、お願いします。

 どんなお花が咲いているのかな。


「そうですな、例えばファイアフラワーなども咲いておりますぞ」


 そうなんですね。

 あれ?

 このちっちゃいお花はなんですか?

 ファイアフラワーにも、アイスフラワーにも見えないんですけど。


「ああ、そちらはパックンフラワーの子供ですじゃ。偶然咲いてしまって、愛着が湧いて抜けなくなってしまったんじゃ」


 そ、そうなんですね。

 ・・・・・・大きくなったら危なくないのかな?


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