スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

187 / 364
クレーンゲームでライドウォッチを手に入れて少しだけ嬉しいです。


ダメだこいつ・・・早くキュン死させないと・・・


・夜神月(デスノート)




第177話

 

 

 ピーチ姫に手を引かれ、マリオは売店に到着する。

 

 なぜ、フッたはずの自分の手を掴むのか。

 なぜ、そんなにも楽しそうに自分の手を掴んでいるのか。

 

 マリオの頭の中にはハテナマークが乱立していた。

 

 

「ぴ、ピーチ姫・・・・・・?」

 

 

 混乱した頭のまま、マリオはピーチ姫に話しかける。

 

 自分の手を掴んで気まずくはないのか。

 それとももう割りきっているのか。

 

 混乱しているマリオの表情が面白いのだろうか、ピーチ姫はマリオの顔を見てクスリと笑う。

 

 

「マリオ、私ね、決めたの」

「な、何をだい・・・・・・?」

 

 

 ピーチ姫は何を決めたと言うのだろうか。

 

 どこかスッキリとした表情のピーチ姫に、マリオはおずおずと尋ねる。

 

 

「あなたに好きな人がいるのは分かったわ」

「・・・・・・ああ」

 

 

 俺はピーチ姫の告白を断る際にその辺りのことを伝えている。

 

 ピーチ姫の言葉にマリオは短く答える。

 ちなみにクッパとナハトはまだ売店に着いていない。

 

 

「でも、私は諦めないことにしたの」

「え・・・・・・?」

「あなたに好きな人がいても、それ以上に私を好きになるように頑張るのよ」

 

 

 ピーチ姫はマリオの口元に指を当て、イタズラっぽく笑みを浮かべる。

 その表情はマリオがいままでに見たことがないほどに晴れやかで、マリオはピーチ姫のその表情に見惚れていた。

 

 

「や、やっと着いたのだ・・・・・・」

「ピーチ姫、意外と足が速い・・・・・・」

 

 

 マリオがピーチ姫に見惚れていると、クッパとナハトがようやく売店に着いた。

 2人の息はやや荒く、ここに来るまでにかなり走ったことがうかがえる。

 

 むしろマリオの手を引いた状態ではるかに早く売店に着いているピーチ姫に驚きである。

 

 

「ようやく着いたわね。それじゃあお土産を選びましょうか」

「・・・・・・勝手に走り出しておいて、よく言うのだ」

 

 

 クッパとナハトの姿を確認し、ピーチ姫は売店の中に入っていく。

 そんなピーチ姫の後ろ姿をクッパは恨みがましそうに見ながら呟いた。

 クッパの呟きにマリオは苦笑するのだった。

 

 

「さて、と。どんなお土産がいいかしら?」

「キーホルダーとかだと数を揃えるのが大変だよな」

「ワガハイの城や、ピーチ姫の城にいる全員に個別で買っていたらきりがないであろうな」

「お菓子でいいんじゃない?」

 

 

 クッパ城とピーチ城。

 そのどちらにもかなりの人数がおり、その全員に個別にお土産を買うのはかなり大変だろう。

 まぁ、カメックおばばやキノじいなど、とくに世話になっている何人かに個別で買うくらいは可能だろう。

 

 頭を悩ませている3人のもとにナハトがお菓子の箱を持って提案した。

 お菓子であれば1つの箱に複数個入っているので買いやすいだろう。

 その辺りのことを考えるとお菓子というのも悪くない選択肢だろう。

 ナハトの持ってきたお菓子の箱を見てマリオたちはうなずく。

 

 

「これをいくつか買うことにしましょう」

「そうだな。これであれば不公平などもないだろう」

「俺もルイージにお礼でなにか買わないとな」

 

 

 城にいる人たちへのお土産を決め、ピーチ姫とクッパはお菓子の箱をいくつか選びに行った。

 

 

 

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。


・ルイージ邸観察日誌


 キノじいさんに花壇を見せてもらったけど、パックンフラワーの子供がいるのは驚いちゃったな。

 まぁ、甘噛みされてたし大丈夫・・・・・・なんだよね?


「では、デイジー姫様の所に行くとしましょうか」


 あ、お願いします。


「とはいっても部屋の場所は覚えているでしょうから、余計なお世話かもしれませぬがな」


 そんなことないですよ。

 お城は広いからとても助かります。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。