スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
ダメだこいつ・・・早くキュン死させないと・・・
・夜神月(デスノート)
・
ピーチ姫に手を引かれ、マリオは売店に到着する。
なぜ、フッたはずの自分の手を掴むのか。
なぜ、そんなにも楽しそうに自分の手を掴んでいるのか。
マリオの頭の中にはハテナマークが乱立していた。
「ぴ、ピーチ姫・・・・・・?」
混乱した頭のまま、マリオはピーチ姫に話しかける。
自分の手を掴んで気まずくはないのか。
それとももう割りきっているのか。
混乱しているマリオの表情が面白いのだろうか、ピーチ姫はマリオの顔を見てクスリと笑う。
「マリオ、私ね、決めたの」
「な、何をだい・・・・・・?」
ピーチ姫は何を決めたと言うのだろうか。
どこかスッキリとした表情のピーチ姫に、マリオはおずおずと尋ねる。
「あなたに好きな人がいるのは分かったわ」
「・・・・・・ああ」
俺はピーチ姫の告白を断る際にその辺りのことを伝えている。
ピーチ姫の言葉にマリオは短く答える。
ちなみにクッパとナハトはまだ売店に着いていない。
「でも、私は諦めないことにしたの」
「え・・・・・・?」
「あなたに好きな人がいても、それ以上に私を好きになるように頑張るのよ」
ピーチ姫はマリオの口元に指を当て、イタズラっぽく笑みを浮かべる。
その表情はマリオがいままでに見たことがないほどに晴れやかで、マリオはピーチ姫のその表情に見惚れていた。
「や、やっと着いたのだ・・・・・・」
「ピーチ姫、意外と足が速い・・・・・・」
マリオがピーチ姫に見惚れていると、クッパとナハトがようやく売店に着いた。
2人の息はやや荒く、ここに来るまでにかなり走ったことがうかがえる。
むしろマリオの手を引いた状態ではるかに早く売店に着いているピーチ姫に驚きである。
「ようやく着いたわね。それじゃあお土産を選びましょうか」
「・・・・・・勝手に走り出しておいて、よく言うのだ」
クッパとナハトの姿を確認し、ピーチ姫は売店の中に入っていく。
そんなピーチ姫の後ろ姿をクッパは恨みがましそうに見ながら呟いた。
クッパの呟きにマリオは苦笑するのだった。
「さて、と。どんなお土産がいいかしら?」
「キーホルダーとかだと数を揃えるのが大変だよな」
「ワガハイの城や、ピーチ姫の城にいる全員に個別で買っていたらきりがないであろうな」
「お菓子でいいんじゃない?」
クッパ城とピーチ城。
そのどちらにもかなりの人数がおり、その全員に個別にお土産を買うのはかなり大変だろう。
まぁ、カメックおばばやキノじいなど、とくに世話になっている何人かに個別で買うくらいは可能だろう。
頭を悩ませている3人のもとにナハトがお菓子の箱を持って提案した。
お菓子であれば1つの箱に複数個入っているので買いやすいだろう。
その辺りのことを考えるとお菓子というのも悪くない選択肢だろう。
ナハトの持ってきたお菓子の箱を見てマリオたちはうなずく。
「これをいくつか買うことにしましょう」
「そうだな。これであれば不公平などもないだろう」
「俺もルイージにお礼でなにか買わないとな」
城にいる人たちへのお土産を決め、ピーチ姫とクッパはお菓子の箱をいくつか選びに行った。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
キノじいさんに花壇を見せてもらったけど、パックンフラワーの子供がいるのは驚いちゃったな。
まぁ、甘噛みされてたし大丈夫・・・・・・なんだよね?
「では、デイジー姫様の所に行くとしましょうか」
あ、お願いします。
「とはいっても部屋の場所は覚えているでしょうから、余計なお世話かもしれませぬがな」
そんなことないですよ。
お城は広いからとても助かります。