スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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かぐや様が面白くて一気に出ている全巻を買ってしまいました。


少しでもキュン死をされたのかな?
───という『不安』!
もしされていないならそれはそれで腹立だしい!
───という『不満』!


・四宮かぐや(かぐや様は告らせたい)




第207話

 

 

 自身の前後をピーチ姫とナハトによって封鎖されたマリオは目もとを隠しながら混乱する頭で思考する

 

 なぜピーチ姫とナハトがいるのか。

 部屋を出るときはまだ起きていなかったのではないのか。

 どうして2人が男湯の方に入ってきているのか。

 2人の体を見ないようにして出るにはどうすればいいのか。

 

 混乱する頭を無理矢理回転させ、マリオは現状の打開策を探す。

 

 

「ふ、2人とも、ここは男湯なんだが?!」

「知ってるよ」

「大丈夫よ。ちゃんと入り口には立て札を出しておいたわ」

 

 

 2人が間違えて入ってきたという淡い期待を込めてマリオは言うが、2人に動揺した様子は全くない。

 また、ナハトが背中にくっついているのだが、なぜかタオルの感触を感じない。

 それどころかマリオは柔らかい感触となにかピョコンと小さな塊のようなものを背中に感じている。

 

 

「・・・・・・ナハト、タオルを巻いているよな?」

 

 

 まさかと思いつつマリオは目もとを隠しながら尋ねる。

 

 まさか体を隠しもせずに入ってくるはずがないだろう。

 きっと背中に当たっているのはできものとかその辺りのはずだ。

 

 

「マリオはどっちだと思う?」

「私もあえて教えないわね」

 

 

 マリオの問いには答えずにナハトはさらにマリオの背中に密着してくる。

 マリオの背中に密着するナハトの姿にピーチ姫は、笑いをこらえたようにイタズラっぽく言う。

 

 

 

 

 嘘である。

 

 

 ピーチ姫は(この女)、目から血が吹き出しそうなほど悔しがっている。

 ここがマリオの目の前でなければ地団駄を踏んで転がり回るところであったが、唇を強く噛んでそれを抑え込んでいた。

 

 

「なんだったら見て確認すればいいんじゃないかしら?」

「私は恥ずかしくないよ」

「いやいやいやいや?!」

 

 

 

 嘘である。

 

 

 ナハトは(この女)、顔から火が吹き出しそうなほど・・・・・・と言えば完全に誇張表現になるが、全く恥ずかしくないと言うわけではない。

 お湯に浸かっているから頬がほんのりと赤いんですよ、と言った表情をしているが、その頬の染まっている理由はお湯に浸かっているからではない。

 

 

 と、ここでマリオはあることに気づく。

 

 ピーチ姫は“入り口にはちゃんと立て札を出しておいた”と言った。

 では、2人のあとに入ってきた1人遅れてきたのは誰だったのか。

 ピーチ姫とナハトが入ってきていることを知りながら男湯に入ってこれる人物。

 そして、入ってきてもピーチ姫とナハトがなにも言わない人物。

 

 いつの間にか、聞こえていたはずの体を洗う音が止んでいることにマリオは今更ながら気づくのだった。

 

 

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。


・ルイージ邸観察日誌


 クロネコパジャマは寝るときに着るから出しておこう。

 あ、チャイナ服もあったんだっけ。

 でもこれ、けっこうギリギリまでスリットが入ってるんだよね。

 普通に着たら下着が見えちゃう・・・・・・

 これを着るときはパンツがはけないよね。

 ・・・・・・一応、一応着るだけ着てみよ。



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