スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
感想は諦めない奴の頭上にしか降りてこない!!!
“読者”ナメんじゃないよォ!!!
・エンポリオ・イワンコフ(ONE PIECE)
それでは本編をどうぞ。
・
クッパが落ち着いたのを確認し、マリオはクッパから体を離す。
それに対してクッパは少しだけ力を込めて抵抗したが、すぐにその抵抗もなくなった。
「もう、大丈夫かい?」
「あ、ああ。驚かせたな・・・・・・」
顔を赤くし、チラチラとマリオの顔を見ながらクッパは答える。
その様子にマリオは、泣いたことが恥ずかしくて顔が赤いのだと思った。
実際には、自身の気持ちをちゃんと理解して、目の前にいるマリオのことが好き過ぎて恥ずかしがっているのだが。
「それじゃあ、とりあえずはご飯にしようか。食料品もたくさん貰ってきたからね」
「う、うむ。今度はワガハイも手伝おう」
マリオの言葉にクッパは頷き、台所へと体を向ける。
そして、2人は協力して昼食を作っていく。
「あれ?切った野菜は?」
「む、切り忘れがあるぞ」
「って!お肉は先に炒めないと!」
「確か・・・・・・、飴色になるまで炒めるのであったか?」
「簡単なサラダも必要かな」
「す、すまぬ!炊飯スイッチが入っていなかった!」
少しだけバタバタとはしたが、2人の顔には笑顔があり、とても楽しそうに料理をしていた。
そして2人で初めて作った料理が完成する。
「カレーライスとサラダの完成だな」
「なかなかにうまく出来たのではないか?」
完成したカレーライスとサラダに2人は満足そうに頷く。
クッパからしてみれば、部下たちに作らせていたものの方が良いものを食べてはいただろう。
しかし、マリオと2人で作ったこの料理は今までのどんな料理よりも美味しそうに見えた。
「それじゃ、さっそく盛ろうか。ああ、クッパはこの新しい皿な」
「これも貰ってきたのか」
マリオは、料理のついでに洗っておいたクッパ用の皿とスプーンを差し出した。
いきなり自分用の食器が出てくることに、クッパもあきれた表情を浮かべる。
そして、2人は自分たちの皿にカレーライスを盛り付けていった。
「じゃあ、食べようか」
「そうだな」
「「いただきます」」
手を合わせ、2人は昼食を食べ始める。
なお、朝の時と同じようなことを起こさないために、マリオはクッパからわずかに視線をずらして食べている。
「うん。美味しくできているね」
「そうだな。ゴロゴロとした野菜もなかなかに旨いものだ」
自然と笑顔になりながら2人は食事を続けていった。
「ふぅ・・・・・・。ごちそうさまでした」
「うむ。ワガハイも満足だ」
テーブルの上に空になった皿を置きながら、2人はお腹をさする。
いつも作ってきた料理よりも美味しく、とても満足できた。
今までに部下たちに作らせていた料理よりも美味しく、とても幸せな味だった。
多少の違いはあれど、2人はほとんど同じ感想を抱いていた。
「やっぱり、誰かと食べたからかな。いつもより美味しく感じたよ」
「そ、そうか!ワガハイも、同じことを思っていたぞ!」
マリオの言葉にクッパは嬉しそうに尻尾を揺らす。
ふと、マリオはクッパの口元にカレーがくっついていることに気づく。
「ははっ。クッパ、口元にカレーが付いているぞ」
「む?!こ、ここか?」
マリオの指摘に、クッパは顔を赤くしながらカレーを探す。
しかし、見えていないためうまくカレーを取ることができない。
「ほら、ここだよ」
「なぁっ!」
笑いながらマリオはクッパの口元からカレーを拭き取る。
その瞬間、マリオの顔があまりにも近くに来たため、クッパは思わず固まってしまった。
「これで大丈夫。どうかしたかい?」
「い、いや・・・・・・。ナンデモナイ。皿を洗ってきてしまうな」
顔を赤くしたクッパを不思議そうにマリオは見つめる。
そんなマリオの様子にクッパは恥ずかしくなり、マリオと自分の食器をまとめると、台所へと逃げるように向かっていった。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
『ルイージさんへ。いつも驚かせてごめんなさい。私もお友だちになりたいです。すぐに目の前で話すのはまだ恥ずかしいのでお手紙からお願いします。あなたを見てた者より』
こ、これで大丈夫だよね?
とりあえず配下のテレサに渡して、出してもらおうかな。
あ、中を見たら・・・・・・ お こ る か ら ね ?