スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
読者はオロオロとうろたえるクッパ姫が見たいか?
・志々雄真実(るろうに剣心)
・
マリオへのアピール方法の話し合いも終わり、のんびりとした空気が流れ始める。
最終的に出た案は、デートに行くという一般的な絆を深めていく方法で劇的にアピールができるものではないが、それでも案が出たことにクッパとピーチ姫は安堵していた。
「それじゃあ、あとはどうやって出掛けるかよね」
「それは、各自の時間があるときにで良いのではないか?まぁ、可能であるならば全員で行きたいがな」
「私は作ろうと思えばいつでも行ける」
「そういえばそうね」
「ふむ、だがマリオの都合もあるからな。必ず行けるとも限らぬだろう」
誰が、いつ、どのようにして出掛けるか。
クッパの言うように可能であるならばマリオを含めた4人で出掛けたいが、全員の予定が合うことはそこまで多くはないだろう。
まぁ、ナハトに関してはある程度の予定の融通がきくので、自由にできるのだろうが、マリオ自身の予定は不定期に決まるので、あまり予定があうことはないだろう。
「とりあえず色々と話もできたし、そろそろ寝ましょうか?」
「そうだな。くぁ・・・・・・、マリオも寝たし、時間も遅いしな」
「ね~んね~ん~、ころ~り~よ~」
話していたこと以外にも思い付いたことなどをメモしていた紙を片付けながらピーチ姫は言う。
マリオが眠りに部屋に行ったときにも分かっていたが、時間は深夜とも言えるような時間。
時計を確認しながらクッパは小さくあくびをする。
クッパが眠そうにしている姿に反応したのか、ナハトは子守唄を歌い出した。
「じゃあ、ワガハイは部屋に戻るのだ」
嘘である。
クッパは、部屋に戻るつもりなど全くない。
心の中では、マリオの部屋に行って一緒に寝ようと考えている。
先ほどマリオには注意を受けたが、これに関しては自分が一緒に寝たいからだと理由をつけて正当化している。
「私も寝るわ。おやすみなさい」
嘘である。
ピーチ姫はこのまま眠るつもりなど全くない。
頭の中にあるのは、隠し通路を使ってマリオの眠っている部屋へと向かうことばかりである。
マリオに対して寝起きドッキリのようなものを仕掛けるのだという理由をつけて隣に眠る気満々だ。
「私はマリオのとこで寝るー」
ナハトは本当にマリオの部屋に行って一緒の布団で眠るつもりである。
やや眠くなってきているのでクッパとピーチ姫はナハトの言った言葉はハッキリとは聞こえておらず、とくには気にした様子もない。
ナハト自身も2人が気づいていないことは分かっていたが、気づいていないことに問題はないので気にせずにいる。
そんな三者三様の思いが渦巻きながら、夜は過ぎていくのだった。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
「それで、なにか用があったのかな?」
ううん。
ルイージとお茶をしたいなって思ったの。
迷惑だった?
「そんなことないよ。それなら家に入ってくと良いよ」
分かった。
お邪魔しまーす。