スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
クッパ姫の面白さとは、エロさの事ではない。
クッパ姫に宿す萌え、萌えの強さがクッパ姫の面白さなり。
・シバ・ローゼス(RAVE)
・
柔らかな日の光が部屋に差し込んでくる。
暖かな光と自然な明るさを感じ、マリオの意識は浮上していく。
「ん・・・・・・」
昨日の眠る時間は遅くなったが、ぐっすりと眠れたお陰なのかマリオの体に疲労が残っているようには感じない。
短く声を出しながらマリオはゆっくりと目を開けた。
「朝・・・・・・かぁっ?!」
目を開け、最初に目に入ってきた光景にマリオは思わず声をあげる。
マリオの目の前には無防備に眠るピーチ姫の姿だった。
自分は確かに1人で寝ていたはずなのに、目の前にはピーチ姫の寝顔がある。
どう言うことなのかとマリオの頭の中はハテナマークで埋め尽くされていた。
「・・・・・・あれ、柔ら・・・・・・かい・・・・・・?」
ピーチ姫の寝顔に驚いていたが、マリオはふと自分の頭が枕の柔らかさとは違う柔らかいものに触れていることに気づく。
加えて言うならその柔らかいものはなにやら良い匂いがしているような気がする。
どこかで嗅いだような匂いに、マリオはまさかと思いつつ頭を起こしてその柔らかいものの全貌を見る。
「・・・・・・マジで?」
柔らかいものの全貌を見、マリオは思わず言葉を漏らす。
マリオが寝ていたもの。
それはマリオの見覚えのある人物であり、どうやらマリオの頭はその人物のお腹の上に乗っていたようだ。
「えぇ・・・・・・、いや・・・・・・なんで・・・・・・?」
マリオの頭がお腹に乗っていた人物。
それは、熟睡しているクッパだった。
なぜ自分の頭がお腹に乗っていたのに熟睡できているのか不思議に思うが、それよりも自分の頭の下にクッパが寝ていたことの衝撃の方が大きかった。
自分の目の前で寝ていたピーチ姫と、自分の頭の下で寝ていたクッパ。
ここでマリオは残りの1人であるナハトの姿がないことに気づいた。
もしかしたらこの部屋にいないのかもしれないが、この2人がいるのだからいる可能性が高いと思える。
「・・・・・・後ろにいたのか」
キョロキョロと部屋の中を見回し、マリオは自分の後ろに寝ているナハトの姿を確認した。
マリオはナハトの姿があったことに逆に安心してしまった。
結局のところ、ピーチ姫、クッパ、ナハトの3人が部屋に入ってきていたらしい。
「とりあえず、顔を洗うか・・・・・・」
3人を起こさないようにベッドから起き、マリオは顔を洗うために洗面所へと向かっていった。
なぜ3人がマリオの部屋で寝ているのか。
なぜマリオの声に反応せずに眠っているのか。
なぜマリオの頭がお腹に乗っているのに起きないのか。
その理由は前日の夜にまで巻き戻る。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
ルイージとお茶~
「クッキーだから・・・・・・、このお茶かな。どうぞ」
いただきます。
やっぱりルイージの淹れてくれたお茶は美味しいね。
それに持ってきたクッキーにも合うよ。
「そう言ってくれると嬉しいなぁ。なら、僕もお茶請けになにか探してみようかな。ちょっと待っててね」
はーい!