スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
萌えを書くものとは書き続ける愚者である。
書けぬものは書くのを止めた賢者である。
・セリカ=アルフォネア(ロクでなし魔術教師と禁忌教典)
・
眠っているマリオの顔の上。
マリオとその隣で静かに寝息をたてているナハトを起こしてしまわないように細心の注意を払いながら、ピーチ姫は手に持った青い色のキノコをかざす。
そしてピーチ姫は青い色のキノコの傘の部分をポフポフと軽くはたいた。
傘の部分をはたかれたことによって青い色のキノコの胞子が飛び、マリオの顔へフワフワと降り注いでいく。
「これで、オッケー・・・・・・なのよね?」
マリオの顔に胞子が落ちたことを確認し、ピーチ姫はこそこそとした動きをやめる。
静かに動くことをやめたため、そこそこ大きな音が出始めるがマリオに起きるような気配はない。
念のために軽くマリオの近くで手を軽く叩いてみるが、特には反応もなかった。
「すごい、本当に起きないわ・・・・・・」
いつものマリオであれば物音がすれば跳ね起きるとまでは言わないが、目を覚ますはずなのだ。
しかし、眠っているマリオに起きるような様子は見られない。
ピーチ姫は手に持っている青色のキノコをしげしげと眺めながら呟く。
ピーチ姫の持っている青いキノコ。
このキノコの名前は“ネマッシュルーム”と言い、このキノコを食べたり、胞子を吸い込んだりするとその人を眠らせてしまうというキノコなのだ。
ちなみに直接食べた場合、起こさなければ最短でも10時間は眠りっぱなしというほどに強力なものでもある。
なお、今回は胞子を吸わせただけなので眠りが深くなる程度で済んでいる。
それでも簡単に起きるようなものではないのだが。
「さーて・・・・・・、ふふふ、どんなドッキリを仕掛けようかしら」
マリオのことは好きだが、それはそれとして、これはこれ。
マリオの驚く顔が見たいがためにピーチ姫は大量のドッキリのための道具を用意していた。
ワクワクとした表情でピーチ姫は寝起きドッキリのための道具をあさっていく。
大きな音がする通常よりも大きなサイズのクラッカー、起き抜けの顔にぶつけるためのパイ、銀色の部分を触るとやや弱めの電流が流れるおもちゃ、他にも様々な道具が用意されている。
ピーチ姫が道具をあさっていると、静かに部屋の扉が開いた。
「おじゃまする・・・・・・ぬぅっ?!」
「く、クッパ?!」
扉を開けて入ってきた人物、クッパは部屋の中にいるピーチ姫の姿に気づき驚きの声をあげる。
クッパ自身はうまく出し抜いてマリオの部屋に着いたと思っていただけに、その衝撃は大きかった。
しかし驚いたのは部屋の中にいたピーチ姫も同様で、扉を開けたクッパの姿に目を白黒とさせている。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
いったいなんの写真が落ちてるんだろ?
・・・・・・え、ええええええっ?!
わ、私の写真?!
しかも、さっきまで私が着ていた服装?!
な、なんでこの写真がルイージの家に・・・・・・?!