スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
(ヒロインとは言っているが恋人とは言っていない)
クッパ姫は可愛いなぁ。
・小鳥遊宗太(WORKING!!)
・
バシャバシャと蛇口から出てくる冷たい水でマリオは顔を洗う。
冷たい水が頭を冷やし寝起きの頭をスッキリと覚醒させてくれる。
まぁ、寝起きで目の前にピーチ姫の顔があった時点で目は覚めてはいたのだが、それはまた違った目の覚め方であり、あまり心臓にはよろしくない目覚め方だったと言える。
「ふぅ・・・・・・、さっぱりした」
顔を洗ったことによって濡れた顔をタオルで乱雑にごしごしと拭きながらマリオは息を吐く。
思い出すのはなぜか自分の泊まっている部屋に入ってきて寝ていた3人のこと。
といっても複雑な理由はないだろうことはマリオにも分かっている。
であるのならば考えるべきは3人に対するマリオ自身の思い。
マリオ自身も3人に対してかなり好意的な感情を抱いている。
そして自分が3人のうちの1人に対して特別な感情を抱いていることも昨日のキノコランドの観覧車で自覚した。
「どうしたら・・・・・・いいんだろうな・・・・・・」
自覚した思いにマリオは軽く頭を抱える。
分かりきっていることであり、何度も言っていることだが、マリオはヘタレであり優柔不断である。
そんなマリオが自身の思いを自覚したのだ。
それだけでもかなりの進歩だと言える。
「・・・・・・ひとまずは着替えて一回家で考えよう」
が、進歩があったといっても人としての性質はそう簡単には変わらないもの。
自身の思いを自覚したマリオではあったが、選んだのは結局のところ問題の先送りだった。
と、ここでマリオは自分の着替えを持ってきていないことに気づいた。
いくら3人が寝てるといっても目の前で着替えるわけにもいかないので、服を取りに洗面所から出た。
洗面所から出て3人の様子を見るが起きてくるような様子はない。
3人を起こしてしまわないように気をつけながらマリオは自分の荷物の近くにまで移動する。
「えっと、着替えは・・・・・・ん?」
自分の荷物から着替えを取り出していると、荷物の近くに青色のキノコが落ちていることに気づいた。
マリオは様々なキノコについての知識も豊富であり、この青い色のキノコについても当然ながら知っている。
「なんでこんなところにネマッシュルームが・・・・・・?」
マリオの知識が正しければこのキノコ、ネマッシュルームはキノコタウンの近辺には生えていない。
なのでこのキノコは取り寄せることでしか見れないはずなのだ。
最初に見たときは良くできた作り物かとも思ったが、観察してみれば本物であることが分かった。
「・・・・・・もしかして3人に起きる様子がないのはこれが原因か?」
胞子が飛ばないように気をつけながらマリオはネマッシュルームをビニール袋に入れる。
このネマッシュルームはかなり成長しているもので、普通のものよりも効果が強くなっていることにもマリオは気づいていた。
ベッドの近くに色々な道具が置いてあることから用意したのはおそらくピーチ姫だということを何となく察する。
「またなにかドッキリをするつもりだったのか・・・・・・」
ピーチ城に泊まるたびに何かしらのいたずらを仕掛けてくるので、もはや慣れたものだった。
そして、マリオは着替えを持って洗面所へと移動した。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
うう~・・・・・・
さっき着替えてるときに撮られてたのかな・・・・・・
他にも写真って持ってるの?
「う、うん・・・・・・。何枚か置いていったけど」
・・・・・・あの、どの服が似合ってたとおも────
や、やっぱり良いや!
ちょ、ちょっと帰るね!
「え、あ、うん・・・・・・。・・・・・・どの服も似合っていたけど、やっぱりいつもの服が1番かな」