スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
でも、この感覚は嫌いじゃないんですよね。
やった!
やっとクッパ姫を見てくれたね!
・天野めぐみ(天野めぐみはスキだらけ)
・
自宅に続く森の中の道をマリオは歩く。
いつも歩いている道なのだが、着替えやルイージへのお土産によって少しだけ足取りに遅れが見られるように思える。
「・・・・・・なまったかな」
疲労を感じるというには小さすぎる感覚なのだが、それでも自身の体の微妙な感覚の違いにマリオは思わず呟く。
マリオの言うとおり、マリオの体は少しだけ衰えていた。
その原因は言わなくても分かるだろうが、クッパがピーチ姫を拐わなくなったことである。
いままでであればピーチ姫を助けに行くときの道中などで強制的に鍛えられていたのだが、いまではクッパがピーチ姫を拐うこともなくなり、ハードな山道や水中、洞窟などを走り抜けることもなくなってしまったのだ。
とは言っても配管工としての仕事で危険な場所や重労働などをしているので、完全に衰えていると言うわけではないのだが。
「一回、鍛え直した方がいいかもなぁ・・・・・・」
ハッキリと衰えたという確信を持っているわけではないが、マリオは最近の自分が運動量が減っているように感じて、改めて体を鍛えることを決めた。
マリオが体を鍛えることを決めながら歩いていると、いつの間にか自宅に到着していた。
「数日だけだったのに懐かしい気がするな・・・・・・」
ピーチ城に泊まったのは数日なのだが、マリオは数週間ぶりに帰ってきたような気がしていた。
具体的に言うなら合計136話ぶりと言ったところか。
家の鍵を開け、マリオは家の中に入る。
「けほっ・・・・・・。予想よりもほこりがたまっているな」
家の中に入り、マリオはほこりの舞う空気に思わず咳き込んでしまう。
想像以上のほこりにマリオは口もとを押さえながら窓へと向かう。
窓枠にもうっすらとほこりがついており、それだけ空気の循環がなかったことを表していた。
「よっ・・・・・・と」
部屋の窓を開け、外の空気が部屋の中に入ってくる。
外から入ってきた森の爽やかな空気が停滞していた室内の空気を押しやり、部屋の中が少しだけ明るくなったように感じる。
さらに空気と一緒に部屋の中を舞っていたほこりも一緒になって外へと運ばれていった。
しばらくすれば積もっているほこり以外はなくなるだろう。
「・・・・・・こりゃ、掃除が最優先だな」
家に帰る道中では窓を開ければ十分だと考えていたが、この状況ではそれだけでは足りないことは明白。
こんなほこりだらけの部屋で書類整理などをするのはどう考えてもからだに悪い。
そう考えてマリオは掃除をするためにマスクを着けた。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
そういえば、本当にあの子たちはルイージに渡した写真だけしか撮ってないんだよね・・・・・・?
・・・・・・うわぁ、不安になってきた。
でも、調べようがないし。
カメラを没収すればよかったかな。
そうすれば少なくともこれ以上は盗撮されることはなくなるわけだし。
・・・・・・晩御飯と引き換えにカメラを没収しよう。