スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
やっぱり、これがクッパ姫なんだ・・・・・・
・犬屋敷壱郎(いぬやしき)
・
依頼の手紙とそれ以外の手紙を読み終え、マリオは手紙を一旦テーブルの上に置く。
時刻はまだ午前。
マリオはグッと腕を上に伸ばして背筋を伸ばした。
「とりあえず、手紙の依頼は緊急性はあまり高くないみたいだし。他に急いだ方がいい依頼がないときに行くことにしよう」
マメーリア王国とハザマタウンの依頼はどちらも緊急性は低いらしく、そこまで急ぐ必要のないものだったらしい。
依頼の電話もなく、マリオはピーチ城に持っていっていた荷物を取り出していった。
荷物の内で衣服はピーチ城で洗濯してもらってあるのでそのままタンスにしまっても問題はない。
「ルイージにお土産を持っていってこようかな」
今のところやるべきこともなくなったマリオは、ルイージへのお土産を手に取ると、ルイージの家へと向かって歩きだした。
ルイージの家へと向かう道中。
頭の花を抜かれて怒り状態になっているハナちゃんに追われているクリボーや、チョロボンに甲羅を奪われて泣きながら追いかけているノコノコの姿もあり、マリオはそれら全てを助けていった。
いろいろと人助けをしながらマリオはルイージの家へと着いた。
ルイージの家からは甘い匂いがしてくるので家にいるのは間違いないだろう。
マリオはルイージの家のインターホンを鳴らした。
「はーい。あ、兄さん。帰ってきたんだね」
「ああ。留守の間は助かったよ」
玄関を開け、マリオの姿に気づいたルイージは嬉しそうに言う。
嬉しそうなルイージにマリオは手をあげて応えた。
「帰ったことを伝えるのとお土産を渡しにね」
「そうなんだ。あ、キノコランドのキーホルダーなんだね」
マリオからお土産のキーホルダーを受けとり、ルイージはマジマジと見る。
キノコランドでマリオが買ったキーホルダーは金属製のものであり、壊れにくいものを選んでいた。
「ありがとう。僕も今度行ってみようかな」
「うん。とても面白かったから行ってみるといいよ」
「時間はある?あるならお茶にしない?」
「そう・・・・・・だな。話したいこともあるからお邪魔するよ」
ルイージの言葉にマリオは少しだけ考えるような仕草をし、頷いた。
そして2人はルイージの家の中へと入っていく。
マリオの言う話したいことがなんなのか気になりながらルイージはお茶の準備を始めた。
「お茶はいつものやつ?それとも僕の方で選んでもいいかな」
「ん。ルイージに任せるよ」
「分かったよ。兄さんは座って待っててね」
そう言ってルイージは戸棚から普段飲んでいるものとは違う茶葉を取り出した。
どうやら新しい茶葉を手に入れたことから飲んでもらいたかったようだ。
そんなルイージの姿を眺めながら、マリオはルイージに話そうと考えていることを頭の中でまとめていくのだった。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
こんにちはー・・・・・・
「あ、マシロ。いらっしゃい」
あ、えっと、その・・・・・・
あの子たちからもらった写真を見せてもらいたいんだけど・・・・・・
「写真って・・・・・・、マシロの写真のことか」
うん。
見せてくれる?
「大丈夫だよ。というか、やっぱり勝手に撮った写真だったんだ・・・・・・」
そうなんだよ・・・・・・