スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
降らなかった・・・・・・
今話から視点がいつもとは違う人に行きます。
次に萌えるのはどんな物語かな、楽しみだね。
・及川なずな(打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?)
・
消沈した様子のマリオになんと声をかければ良いのか。
マリオを見ながらルイージは考える。
「でも・・・・・・、兄さんはちゃんと気づけたんだから・・・・・・」
「それでも、繰り返してたらな・・・・・・」
ルイージの言葉にマリオは首を横に振って否定する。
もはやなにを言ってもマリオは否定をしてしまうのだろう。
マリオはカップに残っていたお茶を飲み干すと、うつむきながらルイージの家を後にした。
「兄さん・・・・・・」
家から出ていくマリオの姿を見送りながらルイージは小さく呟く。
今の兄さんの心には自分がなにを言っても届くことはないのだろう。
このままでは誰も幸せにはなれない。
そう考えたルイージはすっかり冷めてしまったお茶を飲み干して、出掛ける準備を始める。
「僕の言葉じゃ届かないんだ。それなら届く人に兄さんを元気づけてもらおう」
自分の言葉がマリオの心に届かないことを寂しく思いながら、ルイージは家を出る。
でも、誰の言葉なら届くんだろう・・・・・・
ピーチ姫?
いや、女性の視点だと兄さんの気持ちが詳しくは分からないかも・・・・・・
キノじい?
年の功ってものはあるかもしれないけど、お説教みたいになっちゃうかなぁ・・・・・・
デアール?
最近は占いに来る人が多いって言っていたから時間は取れないかも・・・・・・
「うーん・・・・・・ん?」
誰にマリオを元気づけてもらえばいいのか悩みながらルイージは歩く。
不意にルイージはグニッとなにか柔らかいものを踏みつけたことに気づいた。
不思議に思いながら視線を足元に向けると、茶色いものが足元でジタバタしているのが見える。
「なにをするんだー!!」
「う、うわ?!ごめん!」
慌ててルイージが足をどかすと踏まれていた茶色いもの、クリボーは怒り心頭といった様子でルイージに怒鳴った。
クリボーの剣幕に圧され、ルイージは思わず膝をついて謝る。
「本当にごめん。考え事をしていて気づかなかったよ・・・・・・」
「ったく、次から気を付けろよ!」
普段から持ち歩いている自作のお菓子を渡しながらルイージは謝り続ける。
ルイージから渡されたお菓子を食べながらクリボーはプリプリと怒っていた。
「んで?なにを悩んでいたんだよ。お前がドジをするのはいつものことだけど、今日はなんだかいつもよりおかしくないか?」
「う、分かっちゃう?」
「お前のドジはしょっちゅう見てるからな」
渡されたお菓子を食べきり、クリボーはルイージに尋ねる。
実はこのクリボーはルイージのドジに一番遭遇しているクリボーであり、ルイージの様子がいつもとは違うことに気づいたのだ。
クリボーの言葉にルイージは恐る恐る悩んでいることを話し始めた。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
えへへへ。
そっか、いつもの服が良いんだ。
「うん。僕はいつもの服が一番似合っていると思ってるよ」
ちょっと恥ずかしいけど嬉しいな。
なら、あまり汚したりしないように今まで以上に気を付けるようにしよう!
「あ、そうだ。今日はデイジーに呼ばれてお城に行くんだけど、マシロも行く?」
んー。
私は遠慮しておこうかな。
今日はデイジーに譲ってあげる。