スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
筆者が書くのを止めても何も変わらない。
だが、筆者が書き続けて、変わるものもある。
・玄奘三蔵(最遊記)
ストックがあるお陰で致命傷で済んだ・・・・・・
・
クッパの頭から離れた冠は周囲を確認するかのように部屋の中を飛び回る。
天井近くギリギリまで飛び上がったかと思ったら急降下をして床ギリギリまで降りる。
更には壁のギリギリを沿って飛び回り、窓から外の様子を見る。
そして、一通り確認が済んだのか、マリオとクッパの前に向き合うように停止した。
「き、君はいったい?」
「どうやっても外れぬから放置していたが・・・・・・喋るとは」
動きを止めた冠にマリオはおそるおそる尋ねる。
普通の冠だと思っていたものが突然飛び回れば当然の反応だが。
「あなたたちなの!私たちの封印を解いてしまったのは!どうしてくれるのよ。このままじゃ、また世界が悪に染まっていっちゃうじゃない!しかも私だけしかいないし!一緒に封印してあったアレは!?私が抑えていないとアレは際限なく周囲を汚染するのよ!早く答えなさい!」
冠から発せられる怒濤の言葉にマリオとクッパは圧倒される。
「封印?」
「ええそうよ!私が一緒に封印されているお陰で、あの“悪意”を封じていたのよ!なのになんで封印が解けて、私しかいないのよ!これじゃあ、世界に“悪意”が拡がってっちゃうじゃない!」
マリオの呟きに冠は頷くように縦に揺れ、更に言葉を続ける。
冠の発した“悪意”という単語がマリオとクッパは気になった。
「すまない。封印とやらはよく分からないんだけど。君はいったい何なんだい?」
「・・・・・・・・・・・・、どうやら本当に知らないみたいね?」
マリオの様子に、冠はマリオとクッパが本当に封印について知らないと分かったらしい。
そうと分かると冠は、落ち着いたように動きを大人しくしていった。
「そうね。まずは私の説明からかしら。私は“悪意”を封じるためのステキでパーフェクトなクラウン!スーパークラウンよ!」
人であるならドヤ顔をしているであろう調子で冠、スーパークラウンは自身の名前を言った。
「“悪意”を封じる?」
「そもそもとして“悪意”に実体があるのか?」
スーパークラウンの言葉にクッパは疑問を抱き、尋ねる。
確かに普通であれば、悪意とは悪い意識のことで実体などはない。
そこを考えると、スーパークラウンの言葉には悪意に実体があるように聞こえる。
「あるわよ。そうね、まずは私が生まれた時代の話をしましょうか。だいぶ年月も過ぎちゃってるみたいだし」
「うん。お願いできるかな」
「まぁ、知っておいた方が良さそうだからな」
スーパークラウンは話始めた。
自身の生まれた時代の話を。
自身の生まれた理由を。
そして、なぜ自身が“悪意”と一緒に封印されたかを。
読了ありがとうございます。
シリアスと言うか物語らしくなってきました。
本当はイチャつく2人を書いてるだけでも良かった気がする・・・・・・
・ルイージ邸観察日誌
ルイージと手紙のやり取りをするのがとても楽しい。
それにルイージは私の書いた手紙をちゃんと取っておいてくれる。
もう少ししたらちゃんとお話できるようになりたいな。
そのためにも恥ずかしくなっちゃうのを克服しないと。
頑張るから応援してね、ルイージ。