スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
まぁ、得意な描写がなんなのか聞かれたら答えられないんですけど。
跡形もなくキュン死してください。
・其方美鈴(エルドライブ)
・
いまだに誤魔化そうと視線をキョロキョロとさせているマリオをクッパはまっすぐに見る。
マリオは知られたくはなかったのだろうが、マリオの悩みはクッパ自身にも関係していること。
なのでクッパは視線を逸らさずにマリオに話しかけた。
「マリオ、キサマがどんなことで悩んでいるのかをワガハイはルイージに聞いて知っている」
「そう、か・・・・・・」
クッパの言葉にマリオはついに観念したのかがっくりと項垂れる。
ルイージから聞いたと言っている時点で悩みの内容も知られているのではないかと思っていたが、それがドンピシャだったのでもはや言い逃れができないと理解したのだろう。
「なら、俺がダメなやつだって分かっただろ・・・・・・?」
自嘲するように笑いながらマリオは言う。
自分のダメさ加減が分かったのだからついに愛想が尽かされたか。
もはや自暴自棄とでもいうかのような思考にマリオはなっていた。
項垂れるマリオにクッパは近づいていく。
「マリオ、言いたいことはそれだけか?」
「え・・・・・・?」
マリオへと近づき、クッパは静かに言う。
クッパの言葉にマリオは思わず呆けた返事をした。
「なら、歯を食いしばるのだ!」
「な・・・・・・、ぐッ────?!」
グイ、とマリオの胸ぐらを掴み、クッパは思いきりマリオの頬を殴り抜いた。
クッパに殴られ、マリオの体は後方へと倒れこむ。
倒れながらマリオは殴られた頬を押さえる。
殴られて当然。
自分はちゃんと向き合うと言っていたのにこんなことになってしまったのだ。
であるならばクッパが怒るのも当然のことだろう。
「マリオ、なぜ殴られたか分かっているか?」
倒れたままのマリオの顔の近くにしゃがみこみ、クッパは尋ねる。
なぜ自分がマリオのことを殴ったのか。
その意味が分かっているのかを聞くために。
「そりゃあ、俺がちゃんと向き合えていなかったから・・・・・・」
「違うのだ」
「ちが・・・・・・う?」
予想通り間違った答えのマリオの言葉をクッパは切り捨てる。
クッパの言葉が予想外で、マリオは呆けた表情を浮かべた。
「ワガハイが怒っているのはそこではないのだ」
「じゃあ・・・・・・、なにを・・・・・・」
マリオは心底分からないと言った表情を浮かべてクッパを見る。
自分がクッパの告白に対してなかなか答えを出せずにいたことを怒っているのではないのか。
「はぁ・・・・・・、本当にわからないのだな」
「・・・・・・ああ」
マリオの表情から本当に分かっていないことを理解し、クッパは短くため息を吐く。
ここまでくれば誤魔化す意味もないため、マリオは素直に頷いた。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
色々な本があるし・・・・・・
最初はやっぱり恋愛ものにしてみようかな。
みんなも好きな本を読んでみたら?
「僕はミステリー」
「僕はホラー」
「冒険ー」
「イタズラのやり方ー」
・・・・・・そんな本もあったの?